映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』完成披露試写会開催!大泉洋を女性キャストがベタ褒め!

左から:緒川たまき、水川あさみ、大泉洋、小池栄子、橋本愛、木村多江/映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』完成披露試写会にて(2020年1月23日、東京・丸の内ピカデリーにて)

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の完成披露試写会が、本日2020年1月23日に東京・丸の内ピカデリーにて開催され、キャストの大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊、監督の成島出が登壇した。同作は、文豪・太宰治の未完の遺作を喜劇として生まれ変わらせ映画化したもので、2月14日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開となる。

左から:緒川たまき、水川あさみ、大泉洋、小池栄子、橋本愛、木村多江/映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』完成披露試写会にて(2020年1月23日)

左から:緒川たまき、水川あさみ、大泉洋、小池栄子、橋本愛、木村多江/映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』完成披露試写会にて(2020年1月23日、東京・丸の内ピカデリーにて)

太宰治の未完の遺作が、喜劇として生まれ変わった、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』。原作は、鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」。観客を笑いと多幸感で包み、第 23 回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた。なぜか周囲の女たちが好きになってしまう<ダメ男・田島周二>を大泉洋、ガサツで小汚いけれど実は美人な<パワフル女・永井キヌ子>を小池栄子が演じ、劇中では嘘にせ夫婦 に。そんな嘘婦 が別れを告げに行く愛人役は、クールな女医・大櫛加代を水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子を橋本愛、儚げな花屋の青木保子を緒川たまきが、それぞれ生き生きと演じる。さらに、離れて暮らす妻・田島静江を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦を濱田岳が演じ、“嘘にせ夫婦 の計画を提案する作家・漆山連行役として松重豊が出演する。監督は、『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出。日本映画界・演劇界を担う実力派俳優・監督によって、昭和の文豪の未完の遺作が、新たな魅力に満ちた人生喜劇映画として生まれ変わる。

最初に、何人もの愛人がいるモテ男・田島役のオファーが来た時の心境を聞かれた大泉洋は「プロモーションの時期になって、やたらと“モテ男 と言われるが、映画の中であんまりモテてるシーンはないんですよ」と僻み、続けて、「憧れの成島監督からオファーをいただけたこと、また小池さんとご一緒できることが嬉しかった」と当時の心境を吐露。

田島と大泉の共通点について小池栄子は、「大泉さんのチャーミングさが、田島にも滲み出ていた。そのチャーミングさから、大泉さんをきらいな人間を聞いたことがない」とべた褒め。それに対して大泉は、「おおー!いいこと言いますねー。たまにセクシーとも言われるんですよ」と自慢げに補足した。

そんな田島は、モテ男か?ダメ男か?という質問に、橋本は、「わかんないですね(笑)。でも、モテ男はダメ男ですよね」と観客も頷く回答を披露。
緒川は、「大泉さんとは初共演で、声の大きい方という印象でした。でも、田島を演じている時はすごい小さい声。その声が、ちょっとエレガントでセクシーでした」と回答し、「ちょっと照れました」と本気で照れる大泉。

木村は「大泉洋のダメな所、人間臭いところが良い意味でにじみ出ているので、モテ男だと思います」と語った。

個性的な女性たちが登場する本作にちなみ、登場人物で一番気になるタイプの女性キャラクターを聞かれた濱田は、「みなさん声が凄いセクシー。僕は橋本さんとのシーンがあって、橋本さんのささやくような“グッドバイ というセリフを生で聞いた時は、膝が笑いました」と回答し、すかさず大泉が「好きな女優を言うんじゃないよ?キャラクターですよ?」とツッコミを入れ、濱田は「やべ、コクっちゃった!」と一連の流れを見せつけ、会場は笑いに包まれていた。

同じ質問に松重は、「木村さんは、いつもきれいで上品な格好をしていますが、たまに本読みとかリハーサルの時に、上品な衣装と私服の間ぐらいの
格好の時があるんですが、その時にすごい色気を出す」と独特の回答をし、大泉に「変態か!あなたも結局コクってるじゃないですか!」とツッコみを
受けていた。

本作のタイトルにちなみ、もっと楽しくなるために“グッドバイ したいことは?という質問に、小池は「プロモーションで、大泉さんとたくさんのバラエティに出て、凄い楽しかった。あんなに楽しかったはずなのに、大泉さんと“グッドバイ したあとに、すごい安らかな気持ちになった(笑)」と暴露。大泉は、「お互い様ですよ!やたらとフッてくるからクソカロリー高い。あんなにマイケル・ジャクソンのモノマネやったことねえからな!」と対抗したのが仇となり、その場でマイケル・ジャクソンのモノマネを披露する羽目に。

最後に大泉は、「太宰治が書き切れなかった遺作で、すごいワクワクして台本を読んだのを覚えています。観始めたら、ノンストップであっという間に終わる映画だと思います。楽しく観て頂いたら、あなたたちも我々と無関係ではないんです!あなたちはプロデューサーなんです!しっかりネットに『ああ面白かったな』『大泉洋がずっとかっこよかった』とそう書くのがあなたたちの仕事なんだ!」と熱弁し、拍手と笑い声が溢れた。

続けて、小池栄子は「こんな愉快なキャストの皆様と、とっても素敵なコメディを作れたと思っています。どこを切り取っても美しいシーンとなっていますので、終戦後の復興に向けての力強いパワーというのを、ぜひ感じてほしいです」と大泉の代わりに、本作の見どころを語り舞台挨拶は幕を閉じた。

【『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』作品情報】

▼予告編映像

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』

【STORY(あらすじ)】

戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。文芸雑誌の編集長の田島周二は、気がつけば何人もの愛人を抱える始末。このままではいけないと愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断な田島は、彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困り果てた田島は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に、女房を演じてくれと頼み込む。そう、キヌ子は泥だらけの顔を洗うと誰もが振り返る女だったのだ。男は、女と別れるため、女は、金のためー。こうして、二人の“嘘(にせ)婦 の企みが始まった。


【出演】
大泉洋 小池栄子/水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江/皆川猿時 田中要次 池谷のぶえ 犬山イヌコ 水澤紳吾/戸田恵子・濱田岳/松重豊
【監督】
成島出(『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』)
【原作】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)
【音楽】
安川午朗
【脚本】
奥寺佐渡子
【製作】
木下グループ
【配給】
キノフィルムズ
【制作プロダクション】
キノフィルムズ 松竹撮影所
【2019 年/日本/日本語/カラー・モノクロ/シネマスコープ/5.1ch/106 分/映倫区分:一般】
©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ
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