【玄理・インタビュー】ドラマ『悪魔の弁護人・御子柴礼司』について語る!ベッキーとの関係に関しても

玄理(桜葉あすみ役)とベッキー(日下部洋子役)ドラマ・悪魔の弁護人

オトナの土ドラは年始も休まない!驚きの展開に土曜の夜をザワつかせている、要潤主演のオトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』。本作は、元少年Aが弁護士となり「罪の償いとは何か」を問う異色のヒューマン法廷ミステリー。各局が年末年始の特別編成になる中、土ドラだけはマイペース!今週末の1月4日(土)もちゃんと第5話が放送される。

先週放送の第4話では『御子柴の医療少年院時代』が描かれ、14歳で凶悪犯罪を犯した園部信一郎(大西利空)が弁護士・御子柴(要潤)になった経緯や、担当教官の稲見(勝野洋)が下半身不随になった理由が明かされた。
稲見のお陰で人の心を取り戻した御子柴。だが、そんな御子柴を追い詰めるのが司法担当の新聞記者・桜葉あすみ役の玄理(ひょんり)だ。同居する御子柴法律事務所の事務員・洋子(ベッキー)とは罪への向き合い方でたびたび衝突するが、正解がない問題だけにネットでも「どちらの言い分も分かる」とこのドラマにとってなくてはならない存在になっている。そんなあすみを演じる女優・玄理にインタビューを敢行。話を訊いてみた。

玄理

玄理(桜葉あすみ役)

Q. あすみ役について、いかがですか?

オファーをいただいた段階から「世論を代弁する形で記者役を入れたい」と聞いていたので、原作を読んだ時に「世の声はこうだ」という文章が結構あって「この世論という部分が、あすみのキャラクターになるのかな」と思いながら読んでいました。なので脚本を読んだ時に(あすみが)御子柴に対して最初から否定的な感情が強いなと思ったけれど、意外では無かったですね。原作の中にあすみというキャラクターが無かっただけで、世論というのは大事なファクターとして出てきていたので。

あすみは御子柴に対して早い段階から偏見を持って接してしまうんですけど、それは記者になったばかりの時に救いたかった人を救えなかったという悔しさから。そこはこの先、ドラマでも明らかになるんですが、あすみはもう30(歳)くらいで駆け出しの記者ではないので、思いのままに突っ走ってしまうというよりは、ピュアで真っ直ぐな部分がある女性ということを軸に演じようと思いました。私も割と「正義感強め」と人に言われるので(あすみに)共感できる部分はありますね。


Q. オトナの土ドラは2年ぶり2回目。この枠のイメージは?

以前に出演した『ウツボカズラの夢』は結構ドロドロの、本当に大人向けのドラマだったので、そのイメージがすごくありますね(笑)。今回はドロドロな恋愛模様ではないけれども、私は今回の原作や台本を読んだ時に初めて「少年法って前科がつかないんだ」とか「名前を変えて(社会に)出られることもあるんだ」とか知ったので、人があまり知ろうとしなかったり、目を向けようとしないところに切り込んだ作品が多い(枠だ)と感じています。(『ウツボカズラの夢』の)出演以降ずっと見ているので今回(本作)はどういうタッチで仕上がるのかも、すごく楽しみです!

玄理(桜葉あすみ役)とベッキー(日下部洋子役)ドラマ・悪魔の弁護人

玄理(桜葉あすみ役)とベッキー(日下部洋子役)ドラマ・悪魔の弁護人

Q. 洋子(ベッキー)との関係は?

監督から事前に役の年表をいただいて、洋子とは大学の同級生で、学部は違うけれどサークル仲間だった古い友人と聞いていたんです。ただ、この作品では仲がいいシーンは最初と最後だけで、あとは結構喧嘩している(笑)。同居していたら普通あまりの気まずさに、ごめんと思っていなくても一応謝るってなりそうなものを一向にどっちも折れないんで「頑固だなぁ」と思いながら(役を)見ているんですけど。

多分、友達と住んでいても自分の思想とかってあんまり話さないかもしれないなと思って。でもそれってすごく大事な部分じゃないですか。お互いの人付き合いだったり人を見る時の根幹の部分だったりするので。洋子とあすみは気心知れている仲だけど、初めて意見がぶつかって、引くに引けないのかなあって…あとはもう洋子が御子柴に一目惚れしたとしか思えないぐらいの入れ込みようなので(笑)ドラマ上その設定は無さそうだけど「すごい御子柴の肩持つじゃん!」って思いますよね(笑)!


Q. 共演者の皆さんについて、いかがですか?

要さんは今回、役が役なので、あまりキャストさんと話さないようにしていると周りから聞いていたので、私もあまり話しかけないようにしています(笑)。今度(第7話で)御子柴事務所で対面するシーンがあるので、そこを楽しみにしています!

ベッキーさんは初共演なのですが、本読みの段階からすごく仕上げて来ていて、本読みが完璧! 普段現場に入る時にメイクもご自分でされているところとかすごく尊敬します。あと本当にオープンなんですよ。「結構家事やるんだぁ」ってトマト鍋の作り方も教えてくれて。私も料理するんですけど、作る気合が違うというか。(旦那さんに)毎食5品ぐらい作るらしいんですよ、私なら死んじゃう~と思って(笑)。

津田さんは普段にこやかで本当に優しい人なんですが、一度、岬役のスイッチが入ると、すごいヌメヌメっとしたお芝居されるんですよ。法廷シーンの撮影時はベッキーさんと「津田さん、すごいね」って2人で感動していました。

玄理(桜葉あすみ役)とベッキー(日下部洋子役)ドラマ・悪魔の弁護人

玄理(桜葉あすみ役)とベッキー(日下部洋子役)ドラマ・悪魔の弁護人

Q. 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします!

これまでのストーリーを見てくれた方はご存知だと思いますが、法廷の中で御子柴さんと岬さんがやり合うシーンも素晴らしいのですが、現場検証を「あ、こうやって見せるんだ!」っていう仕掛けがあるんですよ。要さん、津田さんの演技も見どころですが、そんな法廷シーンの演出も楽しみにしてもらえたらなと思います。
> あと、法廷では私は(傍聴席で)聞いている人なので基本お芝居がリアクション。表情のバリエーションが問われているというか(笑)今までとは違う分野で頑張っている感じで「このリアクションで合っているか」「同じ顔になっていないか」で苦労していますので、そこもご覧ください(笑)。

「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~」番組情報

<放送日時>
2020年1月4日(土)23:40-24:35
<CAST(出演者)>
要 潤 ベッキー 玄理 本村健太郎 田中こなつ / 奥菜恵 勝野洋 / 津田寛治

【第5話あらすじ(1月4日放送)】

「俺が必ずあんたを救ってみせる」ついにつかんだ逆転勝訴への糸口。御子柴(要潤)と洋子(ベッキー)は、稲見(勝野洋)を救う手がかりを求め奔走する。一方、検事の岬(津田寛治)は稲見を呼び出し、改めて問う。少年時代の御子柴と同じように罪を償わないのかと。事件に隠された真実とは?稲見の沈黙の意味は?裁判は誰もが予期しない衝撃の結末を迎え――“介護士殺し裁判”、怒涛の解決編!

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