【玉城ティナ・インタビュー】❝『このミス』⼤賞ドラマシリーズ❞第5弾『そして、ユリコは一人になった』オンエア直前!心境を語る!

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

女優・玉城ティナが主演を務める、学園ミステリードラマ『そして、ユリコは一人になった』が、いよいよ2020年3月5日(木)よりカンテレにて放送・6日(金)よりU-NEXTにて配信開始となる。オンエアを直前に控えた玉城ティナに、ACTRESS PRESS編集部でインタビューを敢行。ドラマに見どころや女優としての演技について等、訊いた。

本作は、動画配信サービスU-NEXTとカンテレがタッグを組み、宝島社『このミステリーがすごい!』⼤賞の関連作品をドラマ化する❝『このミス』⼤賞ドラマシリーズ❞第5弾。第18回『このミステリーがすごい!』⼤賞のU-NEXT・カンテレ賞受賞作であり、語り継がれたオカルト伝説をめぐる学園サスペンスミステリー「そして、ユリコは⼀⼈になった」を3⽉5⽇からカンテレで放送、6⽇から U-NEXTで配信スタート。⽟城ティナは、不可解な事件に挑むミステリアスな⼥⼦⾼⽣を演じる。

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q. 3月スタート新ドラマ『そして、ユリコは一人になった』主演おめでとうございます!
出演が決まった時の心境はいかがでしたか?

連続ドラマにレギュラー出演させていただくのが本当に久しぶりで、主演としてやらせていただく重みもすごく感じました。
ミステリーでの演技も初めての経験だったので、すごく楽しみに脚本を読ませてもらって、話を進めていくごとに引き込まれていきました。


Q. 演じるにあたり、原作は読みましたか?

撮影の途中で原作の単行本ができあがったので、まずは原作には触れずに脚本を読みながら正解を求めてやらせてもらいました。ドラマのラストなど原作とも違うところもあります。


Q. 玉城さんが演じた役柄(嶋倉美月)はどんな人だと思いましたか?

このドラマへの出演のお話をいただいた時に、最初、「ユリコをやるのかな」と思ったんですけど(笑)、美月は当事者のユリコではないんですけど、ユリコの人生にとって一番大事な存在だなと思います。美月自身もユリコに対して特別な感情を持っているな、と思いますし、台本を読み進めていくと、お互いに必要としあっているという関係があると思いました。
すごく友情もあり、ミステリー要素も強くて、私も高校生の時を思い返しながら、読んでました。高校生の時は、こんな特別な出来事は起こらなかったですけど。

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q. 今回の役柄を演じるために、どのようなことを心がけましたか?

ちょっとミステリアスっぽい役柄には触れたことがあったんですけど、美月ほど何を考えているかわからない女の子を演じるのは初めてでした。なので、美月を演じるにあたって、目線とか細やかな動作に意識を注ぎましたね。他のキャラクターが感情的になったりするシーンがあったので、そことの対比はより強く作るようにしました。


Q. 今回演じられる役柄(嶋倉美月)は、ご自身と共通しているなと感じた性格はありましたでしょうか?

美月って極端なところがあるなと思うのですが、私自身も性格的に極端なところがあるので、彼女ほどではないですが、理解できるところも多かったです。

それから、私はよく「何考えてるかわからない」と言われるので、美月も表も裏もよくわからないところが強く出ていて、共通しているかもしれません。なので、自分の中にあるそういう雰囲気を活かせればと思って、演じてましたね。


Q. ちなみに、玉城さんの「極端なところ」は、どんなところですかね?

とにかく、何をするにも、極端な節がありますね。たとえば、すごい食べる時と食べない時があるとこととかも極端ですし、休みの日の過ごし方とかも、家から一歩も出ない日もあれば、家から出たと思ったら、海外に行っちゃう時もあるところとか(笑)。


Q. 逆に、美月とここはまったく正反対だなと感じた性格はありますでしょうか?

私は演じる役柄に対して「わからない」ということは、あまり言わないようにしてます。自分の中になかったとしても、彼女に寄り添って、理解できるように演じていたので、正反対だと思ったところはなく、わりとすんなり入ってきましたね。

でも、美月は、自分を「ボク」、(岡本夏美が演じる)百合子を「キミ」と呼ぶので、それはちょっと新鮮でしたね。あ、「ボク」っていうんだ、みたいな(笑)。

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q. 役を演じるにあたって、監督から指示されたことはありましたか?

今回、監督が二人いらっしゃるんですけど、杉山さんは、ダイナーの脚本も手掛けてらっしゃったので、今回、二度目のお仕事になります。私の演技も、ダイナーの時に現場で見られたこともあっただろうし、私のイメージがだいぶあったみたいで、美月を私に寄せて書いてくれてたと思うんですね。なので、脚本にすごく助けられてましたし、杉山さんも「イメージしやすいから書きやすかった」と仰ってくれて、監督と私との間にあまり大きな解釈違いというものが存在しなかったので、否定的なことは一つも言われてないかもしれません。お二人の監督とも、本当に受け止めてくださって、その中でどうやったら役がもっと大きくなるのかなということを考えてくださっていたように思います。下山さんは演出とカメラをやられてて、すごく忙しかったと思うんですけど、私はそういう経験も初めてでしたし、監督が完璧に決めていてわかっているからこそ、出てくる感情もありましたし、そこは特殊で新しい経験をさせていただいたなと思います。ビジョンの共有もしてくれていたので、何が撮りたいのか明確でした。


Q. ドラマで特に見てほしいというところは、ありますか?

私が演じる美月はクールなキャラクターなので、美月の表情一つ一つに意味があるところを、是非見ていただきたいです。ドラマも、一話進むごとに、登場人物に惹き込まれていく展開なので、一話も見逃さずに最後まで見ていただけたら、タイトルとかキャッチコピーの意味もわかっていただけるんじゃないかなと思いますね。


Q. 玉城さんご自身のお気に入りのシーンはどのあたりでしょうか?

時折見せる美月と百合子の、ちょっとイチャっとしたシーンがありまして、それが、物語のピンと張り詰めた空気の息抜きにすごくいいんじゃないかなって思います(笑)。

二人の友情とか思惑が絡んでるわけですけど、その二人の関係性は、どの話においても重要なシーンがたくさん詰め込まれています。それから、天野はなさんが圧倒的な存在感で演じる、現ユリコさまの強さというか、美月と現ユリコのバトルにも是非ご注目ください。

玉城ティナ/❝『このミス』⼤賞ドラマシリーズ❞第5弾『そして、ユリコは一人になった』

玉城ティナ/❝『このミス』⼤賞ドラマシリーズ❞第5弾『そして、ユリコは一人になった』

Q. 最近、女優としての活躍も目立っていますが、モデル活動と女優活動で、どのような違いがありますか?

その区別の仕方と言うか感覚も、歳を重ねるごとに変わってきていて、最初は「表現としては同じ」だと思っていましたし、「カテゴリーの中では同じ」という考え方は今でも変わりないんですけど、より瞬発力が求められるのが写真で、映像だと”正解”が一つではないので、役者さんのピックアップの仕方によって見え方が変わってくるんだなと感じ、すごく勉強にもなりました。あと、写真は一人で撮られることが多いですけど、映像だと私以外のキャストさんとのコミュニケーションだったり、リアクションというのが、求められてくるので、対人とのコミュニケーションがすごく必要になってくる仕事だなとあらためて思いましたね。
モデルは、やっぱり綺麗に撮られた方がいいし、それが求められてますけど、女優だとどこから撮られても文句は言えないですよね(笑)。可愛い部分だけでなく、人の醜い部分とか、感情を出していかないといけない仕事だと思うので、より人間くさいところが求められる仕事だなと思いますね。


Q. 女優とモデル、どちらのほうに力入れをしたいですか?

私は、どっちも好きですけど、14歳でモデルとしてデビューして、そこから雑誌の専属を丸7年やらせていただいて、2018年の12月に卒業し
た時に、自分を知るためにも、違うところに踏み出さないといけないなという気がしていて、そういう決断をしたので、今は女優の方が広げたい軸ではあります。


Q. どんな女優さんになりたいですか?

私が持っている雰囲気を活かせる役柄にも取り組んでいきたいですし、一方で、皆が思う「普通」の世界観に放り投げられたらどうなるかなということも気になります。本当にいろいろな役柄に出会っていきたいなと思いますね。私がこうなりたいというのは、ひとまず置いておいて、どういう人や作品に出会っていくかというのが、私自身のキャリアになっていくと思います。

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q. 撮影で印象に残っているエピソードなどありますでしょうか?

ドラマの中で「劇中劇」が行われるのですが、「劇中劇」と現実とがリンクしていくのが、私の中で初めてで、新しいなと思いました。その中で、私が演出して脚本も書く設定なんですけど、実際、監督が演出された劇を見た時に、クオリティーが高かったので、私が演出ということになっているので、すごく嬉しいなと思いました(笑)。

一話の中で、とっても印象的なシーンがたて続けに休むまもなく繰り広げられていきます。8話が本当にあっという間だと思います。登場人物の心情にも寄り添ってもらいながら、本当に何回も見返してもらいたいなあと思いますね。


Q. 共演者さんとの相性は、いかがでしょうか?

すごくやりやすかったです。私自身、あまり座長感がないな、と自分では思ってるので、無事に撮り終えられたのは、本当にキャストの皆さんのお力添えあってのことだなと思います。

一番場が和んだのは、佐藤二朗さんが出演するシーンがあるんですけど、そこだけ違うドラマみたいな出来上がりになっているんじゃないかな(笑)、良い意味で。そこもオンエアを見るのが楽しみです。是非、皆にもみつけてもらいたいなと思います。

作品を通して、シリアスな空気感が漂っていると思いますけど、カメラ回ってないところでは、全然そんなことなくて、それぞれが本当に居心地良く、楽しく、過ごせた現場だなと思いますね。初共演の岡本夏美さんとも待ち時間に、プライベートな話とか、恋話などもしました。


Q. これからドラマをご覧になる皆さんにメッセージをお願いします!

『このミス大賞ドラマシリーズ第5弾』ということで、また違う切り口のミステリーが出てきて、みなさんも楽しんでもらえるんじゃないかなと思っております。なぜユリコさまは一人になったのか、どういうふうな過程を経ていったのかが、話が進んでいくごとに皆さんに納得していただけると思うので、是非、推理しながら見てほしいなと思います。8話まで見て、初めて美月のことを納得してもらえると思うので、是非、最後まで追っていただけたらと思います。

是非、SNSなどで、ご自身が思った推理を発信してください。私も楽しみに、是非チェックしたいなと思います(笑)。

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

玉城ティナ/撮影:ACTRESS PRESS編集部

インタビューを通じ、ドラマ『そして、ユリコは一人になった』の本編への期待もますます高まるとともに、玉城ティナが、このドラマにて、女優として的確に考えて演技をしたことが伝わってきた。本人も感想を楽しみにしているとのことなので、是非、ドラマを見た感想をSNSで投稿してみよう。

【ドラマ『そして、ユリコは一人になった』作品概要】

■原作:宝島社文庫『そして、ユリコは一人になった』貴戸湊太
■出演: 玉城ティナ 岡本夏美 小越勇輝 紺野彩夏 柴田杏花 森迫永依 天野はな
大原梓 中尾有伽 野々村はなの 小平大智 / 平岡祐太
■クリエイティブ・アドバイザー: 佐藤二朗
■脚  本: 杉山嘉一
■監  督: 下山天 杉山嘉一

【STORY(あらすじ)】

生き残れる「ユリコ」はただ一人。
その条件は、ほかの「ユリコ」を淘汰すること。ただそれだけ。嶋倉美月(玉城ティナ)の通う百合ヶ原高校では、オカルトめいた伝説が語り継がれている。
それは、「ユリコ様伝説」と呼ばれ、学内の生徒の中で深く信じ込まれていた。
学園のトップに君臨する「ユリコ様」という存在は崇められ、その不思議な力によって逆らうものを不幸にしてきた。「ユリコ様」になれる唯一の条件、それは「ユリコ」という名前であること。
そして、学内に「ユリコ」が複数いる場合、たった一人の女王「ユリコ様」を除いてすべての「ユリコ」が淘汰される。新学期、新たに始まる「ユリコ様争い」。一人、また一人と失われる命。
脱出不可能な争いに巻き込まれた親友・矢坂百合子(岡本夏美)を救うため、天才女子高生・嶋倉美月は立ち上がり、連続死の真相と伝説の謎に挑んでいく。衝撃の展開に誰もが騙される!


<配信&放送情報>
■尺・話数:1話30分×全8話
■スケジュール:2020年3月5日(木)より放送開始/6日(金)より配信開始
■放送局:カンテレ 毎週木曜日 24:25~24:55(関西ローカル放送)
※初回放送は2020年3月5日(木) 24:26~になります。各放送回はドラマ公式サイトでご確認ください。
■独占配信:U-NEXT 毎週金曜日10:00より配信スタート
公式サイト:https://www.ktv.jp/konomys/yuriko/

ACTRESS PRESS編集部

スタイリスト:丸山佑香 (まきうらオフィス)
ヘア&メイク:今井貴子

衣装協力:
ドレス¥80,000/スーアンダーカバー(アンダーカバー) 問い合わせ先:03-3407-1232
ブーツ/スタイリスト私物

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