女優の二階堂ふみが、本日9月17日(土)発売の『美術手帖 2016年10月号』表紙と巻頭グラビアに登場した。今号の特集は、Salvador Dalí (サルバドール・ダリ)。二階堂ふみは、ダリとダリを支えた恐妻・ガラを一人二役で演じたほか、オブジェが浮遊する作品世界を表現したビジュアルで、ダリ・ワールドを現代に蘇らせている。
ピンと上を向いた髭や、奇抜なパフォーマンス、そして「シュール」の代名詞となった不思議な絵。誰もが一度は目にしたことがあるけれど、その素顔や作品の本当の意味は意外と知られていない。『美術手帖』10月号特集はそんな巨匠・サルバドール・ダリの実態に迫り、これまでのイメージを刷新しようとする試みだ。
さらに、ダリの生まれ育ったスペインの風土や家庭環境、強欲でありながらダリのミューズであり続けた、妻ガラとダリの奇妙な夫婦関係をマンガも交えて紹介されている。
ダリが「天才画家」として有名になった背景には、妻の存在があったこと。また、スキャンダラスな振る舞いで話題を集めてメディアを巧みに利用する、ポップ・アーティストの先駆者であったことなど、ダリの新たな一面を発見することができる。
現在、六本木の国立新美術館では過去最大のダリ展が開催中。本誌を読むことで、展覧会会場でこれまでとはまったくちがった作品の楽しみ方ができるかもしれない。
【『美術手帖』10月号概要】
・発売日:9月17日(土)
・定価:1600円+税
・発行元:美術出版社
【特集内容】
サルバドール・ダリ
SPECIAL PHOTO
二階堂ふみ×ガラ&サルバドール・ダリ
PART1: WORK
ダリ作品の本当の意味を知っていますか?
シュルレアリスムの世界をキーワードで読む
PART2: LIFE
・ダリの数奇な生涯
・マンガで読む、ダリとガラの奇妙な関係
・ガラ&サルバドール─二人で築いた同志愛の軌跡
PART3: INFLUENCE
・横尾忠則に聞く、日本人がダリ好きな理由とは?
・1930年代 ダリ・ブームの真相 対談:山田諭×大谷省吾
論考1「アメリカにおけるモダンアートとマスカルチャー─サルバドール・ダリの場合(1939年)」ロバート・S・ルーバー=文
論考2「ダリと精神分析」 松本卓也=文
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マニフェスタ11
Artist Interview:長島有里枝
岡山芸術交流 2016 スペシャル・ガイドブック
◎情報提供:株式会社美術出版社