片山萌美 主演映画『富美子の足』の予告編とポスタービジュアル公開!谷崎潤一郎の生んだ“歪んだ純愛”が現代に甦る!

片山萌美 主演映画『富美子の足』ポスタービジュアル

近代日本文学の大文豪・谷崎潤一郎の作品『富美子の足』が映画化される。本作で富美子役を演じるのは、グラビアでも注目を集める女優・片山萌美(かたやま もえみ)。その美脚を遺憾なく発揮する。そして、『冷たい熱帯魚』で国内の映画賞を総なめにした、でんでんが“富美子の足”に強い偏愛を示す塚越役を演じ、2017年、『ダブルミンツ』で映画初主演を果たし、連続ドラマ「恋がヘタでも生きてます」での色気あふれる佇まいに、“セクシー俳優”の呼び声が高い、淵上泰史も共演している。

注目を集める『富美子の足』のポスタービジュアルと予告編がついに完成し、公開された。

▼ポスタービジュアルは、こちら♪
片山萌美 主演映画『富美子の足』ポスタービジュアル

▼予告編は、下記にて視聴可能♪

『富美子の足』は、大正8年(1919年)、谷崎潤一郎が33歳頃の作品。主人公の塚越老人は、芸者遊びに精を出し、さらに芸者の富美子を妾にし、身の回りの世話をさせ、彼女の美しい足に戯れることに悦びを感じる日々を送っている。そんな塚越の家に甥の宇之吉がやって来ると、塚越は、美術学校の学生である宇之吉に、富美子をモデルにして絵を描くよう依頼。宇之吉は絵を描き進めるうちに、富美子の足に幼い日々の記憶を重ねていく。塚越が病に倒れ、臨終を迎えた時、富美子にお願いしたこととは・・・というストーリー。

その原作を、ウエダアツシ監督がさらに現代劇に昇華!富豪の老人・塚越(でんでん)はデリヘルで見つけた富美子(片山萌美)を愛人にし、彼女の美しい足を偏愛し、悦びを感じる日々を送っている。塚越は、フィギュア作家の甥の野田(淵上泰史)に、富美子の足の等身大のフィギュアを作るように依頼。しかし、野田の作ったフィギュアに満足しない塚越は、業を煮やし、「富美子の足を理解するために舐めてみろ!」と命令するのですが・・・という現代劇に、見事に生まれ変わっている。

解禁された予告編では、塚越が「美しい!芸術だ!俺の金、全部、姉ちゃんにやる!」と、富美子の足にいかに惚れ込んでいるのかが分かるシーンからスタート。野田の作った富美子の足のフィギュアに満足しない塚越に「舐めろ」と言われても、拒否する野田だったが、富美子の足の美しさが、野田の心を急速に変えていく様が描かれる。また富美子も、塚越が自分の財産をすべて相続すると言ったものの、なかなか他界する気配がないことにイライラが募り、野田への暴力をもっても精神的に不安定になる一方。「私の足は呪われている」と富美子自身が語るように、周りの男たちの人生を次々狂わせていく、魔性の女の恐ろしさが際立つ予告編に仕上がっている。

『富美子の足』の劇場公開日が2018年2月10日(土)に決定!

さらに追加キャストも公開。塚越の親友・角次郎役の田村泰二郎や、富美子の母・喜代子役の武藤令子、塚越の娘・初子役の山田真歩、そして、喜代子を世話するボランティア・田中役の福山翔大も、この足フェチの世界に登場する。

かつて宇野重吉、京マチ子、森雅之、田中絹代、若尾文子、岸田今日子、大楠道代・・・錚々たる大俳優たちが演じてきた谷崎文学の世界。2018年、新感覚で描くフェティッシュな作品に期待が高まる。

◆監督:ウエダアツシ
◆出演:片山萌美 淵上泰史 武藤令子 山田真歩 福山翔大 / 田村泰二郎 / でんでん ほか

片山萌美
【片山萌美】
(かたやまもえみ・27歳)
< 役名:富美子(ふみこ)>
・生年月日:1990年10月1日
・出身地:東京都
・身長:170cm
・血液型:AB型

2012年ミス日本ネイチャー。舞台を中心に活躍する傍らグラビアでも人気を博し話題に。「相棒」(17)、大河ドラマ「おんな城主直虎」(17)、「日曜ワイド森村誠一終着駅シリーズ~殺人の花客~」(17)、「ハロー張りネズミ」(17)など、ドラマにも多数出演している。

【でんでん】
(でんでん・67歳)
< 役名:塚越(つかこし)>
1950年1月23日生まれ、福岡県出身。1981年、映画『の・ようなもの』で俳優に転身し、以降多数の映画やドラマに脇役として出演。2011年には園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』で、表では笑顔を見せながら裏では連続殺人鬼という二面性を持った熱帯魚店経営者を演じ、報知映画賞を皮切りに、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など国内の助演男優賞を次々と受賞した。

【淵上泰史】
(ふちかみやすし・33歳)< 役名:野田(のだ)>
1984年4月30日生まれ、和歌山県出身。2011年公開『軽蔑』において廣木隆一監督の目に留まり、本格役者デビュー。主な出演作は、映画『ぼっちゃん』(13)、『花宵道中』(14)など。2017年には、ドラマ「恋がヘタでも生きてます」で注目を集め、『ダブルミンツ』では映画初主演を果たした。

【ウエダアツシ監督】
(うえだあつし・40歳)
1977年生まれ。長編映画初監督作の、女子高生集団妊娠を題材にした意欲作『リュウグウノツカイ』が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」北海道知事賞を受賞するなど大きな話題を呼んだ。続く二作目で、ボカロ小説原作の青春映画『桜ノ雨』が「第28回東京国際映画祭」(15)パノラマ部門で上映され、スマッシュヒットを記録。最新作『天子のいる図書館』(17)は文部科学省選定作品として上映された。未来の日本 映画界を担うクリエイターを発掘するプログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」では、「モータープール(仮)」が準グランプリに選出。作品化に向けた万全な環境が約束され、新作への期待が高まる。

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