「JAPANSKETTT.PROJECT」は「Skettt」が、「咲かせよう、みんなで」をキャッチコピーに、これまで以上に地方企業のPRを盛り上げていきたいという想いで始動させた。
まち・ひと・しごと創生法(平成26年法律第136号)が2014年に施行され、10年の節目となる今、次の10年を実りあるものへ、地方創生の未来を作る国内初のプロジェクトである。大好きな地元のために立ち上がった全国のタレントが、広告塔とて地元企業を応援する。
会見にはプロジェクトの立ち上げを記念して、第一弾となる「HOKKAIDO SKETTT.PROJECT」のアンバサダーを務める北海道出身でタレントの菊地亜美をはじめとする4名のアンバサダーが登場。
左から、株式会社Wunderber代表取締役CEO 長尾慶人氏
「HOKKAIDO SKETTT.PROJECT」アンバサダー 菊地亜美
「KINKI SKETTT.PROJECT」アンバサダー 濱口優
「KYUSHU SKETTT.PROJECT」アンバサダー 恵俊彰
「TOHOKU SKETTT.PROJECT」アンバサダー 橋本マナミ
トークセッションでは、プロジェクト参加に関する思いや、自身の故郷の思い出などを語った。
本記事では、菊地亜美、橋本マナミのお二人のアンバサダーぶりをご紹介。
【菊地亜美】
菊地亜美
「HOKKAIDO SKETTT.PROJECT」アンバサダー
Q:北海道のアンバサダーに任命された時の気持ちは?
北海道の北見市出身なんですけど、北見の観光大使させていただいたり、今月もちょうどトライアスロンの仕事で北海道に行かせていただいたりしてたので、ちょこちょこ行ってたんですけど、こうやって大きなプロジェクトで北海道の皆さんの力になれるっていうのは、私もすごく地元の北海道で仕事したいという気持ちもありましたし、光栄ですね。
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Q:北海道について
私北海道北見市出身なんですけど、函館まで9時間かかるんですよ。函館の美味しいお店教えてとかよく聞かれるんですけど、わからないんですよ。私中学校の時の修学旅行札幌だったんで、そのレベルなんですよね。だから、友達が北海道行きますってなって、二泊三日のスケジュールを見せられると、これ1日移動で終わるよみたいな、結構あるあるです。でも逆に言うと、1週間とかレンタカー借りてずっと回って色んなとこに行くっていう楽しみもあるので、やっぱり北海道は時間かけて楽しんでほしいですね。
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Q:地元での思い出
札幌に行った、中学校の時の修学旅行です。(写真を指しながら)これは中学生の時のまだ芸能界に入ってない綺麗な心の頃の写真なんですけど(笑) お小遣いが1万5千円だったんですよ。その時に、北見ってすごい田舎だから、好きなブランドの、当時流行ってたものが売ってなくて、でも札幌には売ってたんですよ。好きな雑誌とかに載ってるブランドのお財布が欲しいと思って、それが1万円ぐらいだったんですよ。で、1万2、 3千円ぐらいのお小遣いで1万円使ってお財布を買って、みんなが美味しいもの食べてる中、コンビニのパンとかを食べていた思い出があります。
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↑菊地亜美 修学旅行の写真(本人提供)
Q:北海道の実はあまり知られていないおすすめスポットは?
レンタカーを借りる前提なんですけど、知床にある、「天に続く道」です。ここは、家族で旅行に行ったときとかに、お父さんが運転してくれたました。でもその時は北海道に住んでたし、北海道の良さって正直北海道を出てから気づいたんですよ。北海道に住んでた時って、東京行きたい東京行きたいっていう憧れがあったから、天に続く道もただの長い道でしょって思ってたんです。でも最近、天に続く道って素敵な名前が付けられて、改めてロケで行った時に、なんか大人になったらこの景色ってすごい感じるものがあるなと思って。ぜひ知床で行ってほしいなあと思いますね。
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↑天に続く道
会見では、菊池が出演した「HOKKAIDO SKETTT.PROJECT」のCMが放映された。CMの撮影では、北海道の気持ちになれるように、ラベンダーの香りを嗅いでから撮影に臨んだというエピソードも明かした。
Q:これからCM撮影がある皆さんへアドバイスはありますか?
いろんな撮影って皆さんもされてると思うんですけど、地元の撮影っていうのが本当に気持ちが違って、見てくれる方がみんな北海道の方なんだと思ったら、ラベンダーの臭いを嗅いで気持ち作りもしたけど、本当に気持ちを届けたいっていう気持ちになりました。私結構女優向いてないタイプなんですけど、北海道の方に向けて喋ってくださいって言われると、わりといつもよりちょっと上手くいけたかなっていう感じなので、そういう気持ちが大事だと思います。
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Q:プロジェクトの3つの軸のうちの1つである、「トドケル」についてのエピソード
4歳の娘がいるんですけど、やっぱ毎日娘に気持ちを届けるっていうのが、意識してたわけじゃないんですけど、改めて考えるとそこが一番強いかなと思いました。やっぱり子供なので、例えば車いす乗ってる人を見て、「なんでベビーカー乗ってるの?」って聞いてくるんですね。ちゃんと私がなんでかを伝えられないと、子供は私が言った言葉で認識して、そうなんだと思うわけじゃないですか。そこをちゃんと届けようっていう気持ちがあります。あと、何かに疑問を思った時に、なんでなんでって聞いてくる時期なんですね。なんでなんで言う時に、なんでもだよって言いたいんですけど、なんでもだよって言ったらもうそこで話が終わっちゃうから、ずーっといろんなものを届けて、気持ちを届けて、言葉を届けて、この繰りかえしでも本当に毎日生活してるっていう感じですね。
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Q:撮影では方言とかは使いましたか?
北海道だと、なまらとか、だべとかあるんですけど、ちょっとそんなにセリフに入れられないような方言なんですよね。だから今回の北海道の動画を作るっていうので、頑張って無理やり台本になまらとか方言が入ってたんですね。でも出身の人からしたらなんかちょっと使い方が違うなみたいな(笑)だからちょっとそこは自然に行こうって、そんなにわかりやすい方言っていうのが北海道なかったので、あんまり方言使うとかはなかったんです。でもラベンダーを使ったりとか、衣装もパープルにして、北海道らしくしました。温泉だったり農業だったり、いろんなところで使ってほしいなって気持ちを込めて撮影させていただきました。
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Q:これどこで使うんだろうみたいなセリフはありましたか?
セリフはもう本当に何百パターンって撮って、何にでも当てはめられそうなそうなんですよ。指さしもいろんな角度でしました。なので何かしら当てはまるのがあるんじゃないかなと思いますね。
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Q:使っていただきたい企業はありますか?
コロナで大変だった温泉とか、あと農業とか。牛乳を飲むようなポーズもやったので、ぜひそこに牛乳の写真をはめていただきたいです。あと自分も子育てしているので、子育て世代に刺さるような、子育てしている方に起用していただけたらなとも思いますね。何に使われるかわからないっていうのも楽しいですよね。前にやった時も、あこういう使われ方するんだ、むしろこういうふうに使っていただけるんだっていう案件があったので、もう使い方はお任せしますという感じですね。
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【橋本マナミ】
橋本マナミ
「TOHOKU SKETTT.PROJECT」アンバサダー
Q:アンバサダーとして声がかかったときの気持ちは?
私でいいのかなって思いましたが、東北には美味しいものもお勧めしたい場所もきれいな場所もたくさんあるので、たくさんの方に知っていただきたいなと思っています。
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Q:実際の東北地方はどんなところですか?
六県それぞれに名物や美味しいものもありますし、夏に行くと東北六県のお祭りがあるので、色んなところを回ってもらいたいですね。本当にいいところがたくさんあります。
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Q:地元・アンバサダーエリアの実はあんまり知られていないおすすめスポットは?
私がお勧めするのは「べにっこひろば」という山形市内の子供と遊べるスポットです。
アスレチックがたくさんあって、スタッフさん手作りのクオリティが高い回転ずしのおもちゃなどでごっこ遊びもできるんです。あと、お金の話ばかりになりますが無料なんです。
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Q:地元での思い出や印象に残っているエピソードは?
蔵王のスキーです。私は四歳の頃から両親の間に挟まれてスキーをしていたので、スキーウェアじゃなくて私服で滑るんです。こけないんです。
地元に帰ったら、蔵王でスキーをした後に、ロッジで小さいころから食べているカレーを食べて、その後に雪を見ながらすごく広い露天風呂に入るのがいつものお決まりですね。
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Q:ご自身のイメージ的にどんな企業が合っていると思いますか?
私はお米ですね。山形にはいろんなおいしいお米があって、小学生の頃からすごく食べていたので。
なので私のこのボディができました。
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Q:今回のプロジェクトの3つの軸「ツクル」「トドケル」「ササエル」・「Skettt」について
「Skettt(スケット)」というキーワードについて何か思うことやエピソードはありますか?
私は7月に第2子を出産して、三か月になる娘がいるのですが、母が山形から助っ人として来てくれて、一緒に住んで毎日ご飯を作ってくれるんですね。今日も預けて母が娘をみてくれているんです。
私は17歳の時に上京したので、母の手料理はもう毎日食べるのは難しいかなと思っていたのですが、こういう機会でまた一緒に同居することができて本当に助かっていますね。
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会見の最後には、「地方にはたくさん良い企業があるので、このプロジェクトでいろんな企業を盛り上げていけたらなと思います。」と意気込みを語った。
【プロジェクト紹介】
株式会社Wunderber代表取締役CEO長尾慶人氏
「JAPAN SKETTT. PROJECT」は、「咲かせよう、みんなで」をキャッチコピーに、地方出身のタレントがPRで困っている地元企業を支援する、国内初の地方特化型プロジェクトだ。「地方タレント、地方企業、ベンチャー企業」の3者が一体となり、自治体主体ではなく民間企業が主体となって地域活性化を行っていく。賛同企業には地域企業の共通課題である「ヒトモノカネの経営資源」にフォーカスし、「ツクル」「トドケル」「ササエル」の3つを軸とした各地方限定×期間限定の施策を提供する。これからの10年を作るため、素晴らしい事業、商品をもつ地方企業へ光を届け、咲かせていくために、地方企業を全力で応援していく。
「JAPAN SKETTT. PROJECT」:https://japan-project.skettt.com/
【感想】
アンバサダーのみなさんがそれぞれの地元を本当に愛していることが伝わってきた会見でした。私自身も地方出身のため、お話にものすごく共感しながら取材をさせていただきました。それぞれの地方でこのプロジェクトがどのように利用されるのかをものすごく楽しみにしています。(森山結衣)
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タレントを使って地方企業を盛り上げていくという取り組みに、新しさと可能性を感じました。タレントのみなさんが、Skettt.の地方アンバサダーとなったことに対し、地元に貢献できてうれしいと語っていたことが印象的で,みなさんの地元愛を感じました。タレントのみなさんの力で、地方企業がますます盛り上がっていくのがとても楽しみです!(早川千鶴)
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◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:森山結衣(上智大学)、早川千鶴(早稲田大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)、一部公式写真提供
◆リポーター記事:https://actresspress.com/category/report/
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