2021年3月5日(金)から公演がスタートする、舞台『陽だまりの樹』。
幕末を舞台に展開される、ちゃらんぽらんな性格ながら医師としての情熱や優れた技術を持つ手塚良庵と剣の才能に恵まれ正義感が強い伊武谷万二郎の2人の友情、おせきを巡る恋敵としての姿が描かれます。
今回はヒロインの「おせき」を演じる日比美思さんにインタビューをさせていただきました!
初挑戦となる時代劇への想いや稽古でのエピソードなど舞台のお話を中心におうち時間の過ごし方についてもお話を伺いました。
■『陽だまりの樹』に出演が決まったときの心境
「すごく嬉しかったです。時代劇への出演は役者を始めた時からの夢でした。」また、「願掛けとしてピアスは開けないでおこうと決めていた」という背景もあり、出演依頼が来た時の喜びは大きかったとのこと。日比さんの耳にはシルバーのイヤーカフが光っていました。
■”手塚治虫”原作の歴史ある作品への出演ですが
「時代の重さを感じながら、原作を大切にしつつ責任感を持って演じたい」と凛々しい表情で決意を語り、原作を読んでみて「手塚良庵と伊武谷万二郎がとにかく魅力的で、おせきさんが恋してしまう気持ちがわかります!」と劇中でも楽しみなポイントを教えていただきました。
■両極端な性格の男性二人から思いを寄せられるお寺の娘・おせき。演じながら感じた役の魅力
「平和を愛していて芯も強く凛としている。その反面、恋をするとおっちょこちょいな部分もありそんなギャップがあるところ」で、その魅力を引き出すために「美しく見える所作や恋をしている時の着物姿を自分で想像しながら演じることを心掛けている」とのことでした。着物を着ての演技も初挑戦ということで、「共演者の皆さんとのコミュニケーションやアドバイスを参考にしながら稽古以外の場面でも研究しています。」と生活の中でも常に向上心を持って取り組む姿勢が素晴らしいと感じました。また、稽古で着用する浴衣はご自身で着付けをされているそうで、日本舞踊経験者のお母様直伝のレクチャーを受けて「レベルアップしました」とお母様とのエピソードも語っていただきました。
■稽古中のエピソード
「節分やバレンタインが稽古に重なっていて、スタッフさんからのお豆やチョコレートの差し入れがあったのですが、美味しすぎて食べ過ぎちゃいました。」とチャーミングな一面も。
■東京公演と大阪公演。観客の皆さんに注目してほしいポイント
「『陽だまりの樹』は時代物でありながら、殺陣や歌などいろいろなエンターテイメントを織り交ぜて公演するのでそこも楽しんでいただけると思います!」
大阪での舞台公演は初めてで、「美味しいものをテイクアウトしてお腹が出ないように気をつけたいな」と大阪の“食”も楽しみにしているそうです。
■コロナ禍でのおうち時間の過ごし方
最近は『陽だまりの樹』の稽古や仕事で忙しい日々を送っているということですが、「ランチも営業しているお店でテイクアウトしたり、家族とゆっくり過ごせる時間が息抜きになって楽しいです。」とご家族との温かいお話も伺えました。
インタビューは終始和やかな雰囲気で行われ、舞台や時代劇にかける想いを熱くに語り、時々お茶目な日比さんでした。舞台でのご活躍や成功はもちろんのこと、今後も様々な場面でご活躍される姿を拝見することがとても楽しみです。
舞台『陽だまりの樹』
原作/手塚治虫 上演台本・演出/樫田正剛
2021年3月5日(金)〜3月14日(日):ヒューリックホール東京
2021年3月27日(土)〜3月28日(日):梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
チケット料金:9500円
チケット一般発売日:2021年2月20日(土)10:00
▼公式サイト
https://hidamari-stage.jp/
【日比 美思・プロフィール】
日比 美思(ひび みこと)
生年月日:1998年9月20日
出身:神奈川県
趣味:ギター/カメラ/絵を描くこと
https://twitter.com/mikoto__hibi
【動画】井口双葉からのメッセージ
◎ACTRESS PRESS編集部
・取材・文:井口双葉(聖心女子大学)
・撮影:仲西一成(scketto)
<リポータープロジェクト>
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