『第55回ミス日本コンテスト2023』のファイナリスト発表会が2022年12月5日、東京都内で実施され全国数千名の中から選ばれたファイナリスト13人がお披露目された。
本選授賞式は、2023年1月23日(月) 開催予定。
リポート2本目は、ファイナリスト7番~13番の自己紹介、SDGsの目標をご紹介。
【ファイナリスト】
(登場順)
(※年齢は2022年12月5日現在)
東 莉子
サセックス大学院修士1年・鹿児島県出身・24歳特技:自分の信念を貫くこと
SNS:https://www.instagram.com/riko_higashi/
性別を問わず、すべての人が自分らしく生きられる社会の仕組みや構造について学ぶためイギリスの大学院での留学を経験。帰国した今は、「ジェンダー学」という学問をより身近に感じてもらえるよう、大学での講演会や、地元である鹿児島県でイベントの開催をしている。
色鮮やかな花柄ワンピースに身を包み、登場した。ピンク、黄色の小花が描かれた華やかなアイテムだ。今後の希望として、誰もが尊重される社会をつくるために「ジェンダー学」という学問を広めたい、女性が前を向ける社会をつくるために尽力していきたいと述べた。 SDGsへの取り組みとしては、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の達成に向け活動しているという。鹿児島におけるジェンダー平等を実現するため、10代、20代の女性が自分らしく駆け抜けるために「女子学生リーダー育成プロジェクト」を立ち上げていると話す。
寺嶋 琴
東京大学2年・20歳・神奈川県出身特技:英会話・演技・空手
SNS:https://www.instagram.com/_ko53ot/
「裁判所の傍聴席が、私の原点です。」と発した寺嶋は、弁護士を志す大学2年生。
国際色豊かな横須賀市で生まれ育ち、外国人の方々と日頃から関わりを持つことが多かったという。その影響もあり、外国人の方が関わる裁判に強い関心を持ち、数多く傍聴してきたと話す。言葉の壁を前に不安な様子の外国人の方々を助ける法廷通訳人の方々を支え、外国人の方の権利を守りたいと述べた。
現場の視点を大切にできる弁護士として、世界へ誇れる司法制度が整った日本社会を実現しますと志を語った。 SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」への取り組みとして、自動車などを利用せず、歩くことを心がけていると説明。趣味である可愛いマンホール探しを楽しみながら、SDGs達成に向け貢献している。
竹田 聖彩
名古屋大学2年・19歳・愛知県出身特技:タイ語・英語・バレーボール
SNS:https://www.instagram.com/seia_st/
リボンがポイントとなっている薄いグリーンのワンピースに身を包み、可愛らしい雰囲気で登場したのは医学を学ぶ大学2年生。将来は誰にでもわかりやすい言葉を使い、多くの方の心の安全地帯となる医師になりたいとほほ笑む。患者に寄り添える医師になるために、ミス日本の勉強会を通じて得た学びを活かしていきたいと語った。日本人にある共通のルーツを知り、自分自身を多方面から見つめ直すことで、自身と相手を繋ぐ真心について考えることが出来たと勉強会を振り返った。
新型コロナウイルスが流行し不安な生活が続く中、医学知識をわかりやすく丁寧に説明してくれる医師がどれだけ頼もしい存在か、医学を身近に感じることでどれだけ心強いのか、実感したと語った。 SDGs目標6の「安全な水とトイレを世界中に」に取り組んでいるという。大学の医学研究室にて、水と健康についての研究に励んでいると説明。野田 萌々子
上智大学3年・21歳・香川県出身特技:事曲・ラテアート
SNS:https://www.instagram.com/momoko_odk_noda/
中高時代、留学生と寮生活を送るなか「日本って冷たい」という言葉にショックを受け、異文化を持つ人の視点から日本社会を理解したいと思うようになったという。より多くの方に日本に来てもらうことで、すべての人がお互いを理解し、寄り添い合う社会にしたいと述べた。異なる文化を持つ人と実際に交流するからこそ、知れることが沢山あるとこれまでの経験から学んだことを伝えた。
日本の玄関口である飛行機から、最初と最後に日本を好きになってもらうきっかけを作り世界中の人と日本の繋がりを支える存在になりたいと客室乗務員という将来の希望を語った。 SDGs12の「つくる責任、つかう責任」に関連して、洋服を選ぶ際は長年着用できるものを選ぶようにしていると話す。今回着用しているピンク色のワンピースも、20年前にお母さんが着ていたものをお直ししたものだと説明。柔らかいピンク色が彼女の品の良さ、エレガントさを引き立てている。東海林 杏朱
高校2年生・17歳・東京都出身特技:初対面の人でもすぐに打ち解ける事・物事をポジティブに考えること・料理をすること
SNS:@anju_tokairin 白いレースのワンピースに身を包み、登場したのは最年少の高校生ファイナリスト、東海林 杏朱。落ち着いたホワイトに上品なフレアタイプのワンピースが彼女の上品な雰囲気に良く合っている。モデルや女優の活動を通して、人同士の関わりの大切さを伝え、自身の表現力を通して多くの人を笑顔にできる女性になりたいとほほ笑む。 SDGsへの取り組みとして、目標12「つくる責任、つかう責任」に貢献していると話した。新しい洋服を買うことが好きだと語る東海林。洋服を購入する際には、リサイクル繊維の活用やサステナブルな活動を行っているお店を選ぶことを心がけていると述べた。
小川 聖奈
青山学院大学3年・21歳・神奈川県出身特技:ネイティブも惚れる英語の発音・クラシックバレエ
SNS:https://www.instagram.com/senamini_23/
マスターイエローのレースワンピを着こなし登場した。キラキラとした笑顔が魅力的な彼女にピッタリのカラーで、明るく華やかな装いである。将来は、持ち前の明るさで言葉の壁を超えて「英語×表現力」で日本の美しさを広めたいと笑顔を見せた。
「Jump ㏌‼」と元気よく発した彼女。恩師から受けた「なんでも飛び込んでやってみよ」というこの言葉をきっかけに殻が破れ、個性を出しながら英語で想いを伝えることが楽しくなったと語る。英語劇にて演じた役で、一番印象に残っているという「アナと雪の女王」をパフォーマンスし、自慢のネイティブも惚れる英語の発音を披露した。 SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献する為、月に1度、江の島の海岸にて清掃活動を行っていると説明。日本の美しい景色を守り、一日でも早く綺麗な海岸を取り戻したいと思いを述べた。北原 海葵
社会人・23歳・神奈川県出身特技:速読・言語・歌うこと
SNS:https://www.instagram.com/mikiio_o/
家庭環境や留学先での経験を通して、どんな背景の人もお互いを理解し合える社会づくりに挑戦したいと考えるようになったと語るのは、IT系コンサル企業に勤める23歳、北原 海葵。学生時代は、自分にできることの幅を広げるために国内外で様々な取り組みに挑戦したと振り返る。
ノースリーブの白いワンピースを着用し、身長176㎝という抜群のスタイルを披露した。「国際協力の第一線に立ち、より大きな規模のヒト・モノ・カネの影響力を活用できる女性になります。」とコメントし、社会に大きなインパクトをもたらす存在になりたいと意気込みを見せた。 SDGsへの取り組みとして、目標10「人や国の不平等をなくそう」への活動に力を入れていると話す。
フードフェスティバルや国際交流のイベントを通じ、様々なバックグラウンドを持つ方々と交流しているという。差別や偏見を無くし平等に参加できるイベントを通して、SDGS目標達成に向け力を入れていると述べた。
【SDGs】
コンテスト主催の和田あい大会委員長は、「応募者たちの将来進路はますます多様性を帯びるようになりつつあり、資質に優れた女性たちが自らの可能性に挑むためにミス日本に挑戦してくださることを、主催者として大変うれしく受け止めています。」とコメントした。
ミス日本コンテストは、SDGs(国連が定める持続可能な開発目標)の貢献を宣言して開催されている。そのため今回のお披露目会では、各ファイナリストがSDGs目標の達成に向けた自身の活動を紹介した。ターゲット5「ジェンダー平等」についても、女性のためのコンテストであることを示すために、審査員の男女比は女性が優勢となっている。審査基準にはミス日本が提唱する3つの美(内面の美・外見の美・行動の美)を据え、水着審査を廃止してスポーツウェアによる審査を導入している。
【mystaコンテスト】
配信アプリmystaにて「第55回ミス日本コンテスト2023」のファイナリストが総出演する特別企画を開催。
<イベント実施スケジュール>
予選:2022年12月9日(金)18:00〜2022年12月15日(木)23:59
決勝:2022年12月19日(月)18:00〜2022年12月25日(日)23:59
https://www.mysta.tv/blog/2021/11/30/missnippon2022_1/
【個別インタビュー②】
同じ大学に通う先輩、エントリー10番、野田 萌々子に個別インタビューを行った。瀬戸内海での地域で高校生までを過ごしたこと、中高時代を寮生活で過ごしたことが今の自分をつくっていると話す。尊敬する人物の一人である女性、中高生時代に出会ったシスターの「時間の使い方は、自分の命の使い方」という言葉に感銘を受けたという。共同生活を経て、「自分の時間の使い方は他者の時間の使い方、命の使い方」であると感じていたという野田。おもてなしのベースでもあるこの考え方を今後も大切にしていきたいと話した。
ビューティーエクササイズでしなやかで美しい姿が印象的であった野田に、取り組んでいる美容法を尋ねた。
健康を保つため、肌のため、沢山色々なものを食べることを心がけていると教えてくれた。お肉や野菜、炭水化物、すべてのものをバランス良く摂取すること、特に発酵食品を意識して食事に取り入れることが美しさに繋がっていると述べた。
▼リポートではファイナリスト全員13名の紹介し、リポート1本目はファイナリスト(1番~6番)を紹介。
https://actresspress.com/missnippon2023-20221205/
ミス日本コンテスト・公式サイト:https://www.missnippon.jp/
◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材・文:細井彩香(上智大学)
◆コーディネート:Scketto: https://www.scketto.com/
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