2024年8月2日(金)、3日(土)、4日(日)3日間、お台場・青海周辺エリアにて『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 supported by にしたんクリニック(TIF2024)』が開催。リポート5本目は8月4日(日)の最終日の日向坂46と乃木坂46はそのTIF最終日のHOTステージと呼ばれる大きなステージにてラストを締めくくるトリを務めました。
【日向坂46】
先日新メンバーオーディションの開催や9月18日に12枚目シングル「絶対的第六感」の発売に伴い加藤史帆、丹生明里、濱岸ひより、東村芽依の4人の卒業が発表されるなど変化の真っ只中にいる日向坂46。
TIF最終日にはグループを代表して三期生が初の期別単独ステージを行った。この日は日向坂46カラーである空色を基調とした爽やかなチェック衣装で登場し、期別曲を含む7曲を披露した。
1曲目は「Right?」。
上村ひなのは珍しいお団子姿で登場。後に公式ブログでは気合いを入れるため、お団子にしたと語っており、他のメンバーもポニーテールやボブで夏らしさ全開の姿でパフォーマンスを披露した。楽曲は初恋のウキウキ感や不安、甘酸っぱい感情等、トキメキを感じさせてくれる雰囲気が特徴でサビのコールシーンでは駆けつけたファンも大声で声援を送った。
1曲目に続き「誰にでも嫌いなものあるだろう」と野菜に例えた歌詞が人気の「パクチー ピーマン グリンピース」や、コミカルでポップな「ゴーフルと君」など軽快さと躍動感のある期別楽曲を披露し4人でステージをいっぱいに使ったダンスを見せた。
「パクチー ピーマン グリンピース」でファンと目を合わせる森本茉莉
「ゴーフルと君」で可愛らしいポーズを決める山口陽世
4曲目「Am I ready?」
センター曲でポーズを決める上村ひなの
上村がセンターを務める10thシングル「Am I ready?」。
爽やかな曲調と日向坂46の元気なエネルギッシュさが表現されており、普段とは違うフォーメーションながらも同期の一体感あるパフォーマンスで会場を虜にした。
「錆びつかない剣を持て!」で凛々しい表情でセンターを飾る髙橋未来虹
ここまでの可愛らしいポップな曲とは一変して、最新シングル「君はハニーデュー」でグループ初のアンダー楽曲センターを務めた髙橋未来虹が「錆びつかない剣を持て!」でキレのあるダンスを披露。
ひなた坂46(アンダーライブ)で座長を経験したことで武器の表現力に磨きをかけた髙橋を中心に会場に駆け付けたおひさま(日向坂46のファンの名称)を巻き込みさらに盛り上がりを見せた。
会場を煽る山口陽世(左)
その後も弾けるダンスが特徴的な「青春ポップコーン」やタオルを振り回すパフォーマンスが人気の「この夏をジャムにしよう」を披露し、初の期別単独ステージとは思えない堂々としたステージでライブを締めくくった。
【セットリスト】
M02. パクチー ピーマン グリーンピース
M03. ゴーフルと君
M04. Am I ready?
M05. 錆びつかない剣を持て
M06. 青春ポップコーン
M07. この夏をジャムにしよう
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【乃木坂46】
TIF最終日の大トリは乃木坂46を代表して4期生が登場。
2019年、2020年以来3回目の期別単独TIFステージとなった今回も圧巻のパフォーマンスで会場を魅了した。(掛橋沙耶香はケガの療養中のため欠席)
拳を高らかにあげ全力で盛り上げる筒井あやめ(中央)
1曲目にハイテンポなリズムが特徴的な「ジャンピングジョーカーフラッシュ」のイントロが流れると会場は歓声に包まれた。今年アンダーライブでは座長を務め頼もしさを増すセンターの筒井あやめは夏らしいポニーテールで登場。「お前らラスト盛り上がる準備できてんのか?」「盛り上がっていくぞ!」と煽りを入れると会場は一気に盛り上がりを見せた。
「好きというのはロックだぜ!」を披露する前列左から田村真佑、賀喜遥香、松尾美佑
続いて2、3曲目には「裸足でsummer」「好きというのはロックだぜ!」と夏の定番曲を続けて披露。センターを務めた遠藤さくら、賀喜遥香は「タオルを使って盛り上げていきましょう!」と煽りを入れるとファンもそれに応え、タオルやサイリウムを振り回し大盛り上がりとなった。
【自己紹介タイム】
コールアンドレスポンスを行う矢久保美緒(右)
MCでは「4期生のことをもっともっと知ってもらいたい」とリズムに合わせて自己紹介タイムも。司会は田村が担当し、テンポに合わせたニックネームのコールにより、会場をさらに盛り上げました。
「インフルエンサー」でセンターを務めた田村真佑と弓木奈於
自己紹介タイムのコールアンドレスポンスで盛り上がった会場。曲振りなく移動すると乃木坂46の伝説曲「インフルエンサー」のフォーメーションに会場がざわめき出しイントロが流れた瞬間、一気に歓声に変わった。
Wセンターは年長メンバー田村真佑と弓木奈於が務め、普段のおっとりした性格とは対照的にキレのある美しくもかっこいいダンスでファンを魅了した。
見つめ合う賀喜遥香と遠藤さくら
続いて賀喜と遠藤のダブルセンター曲「Monopoly」を披露。
交差する2人の想いをWセンターの賀喜と遠藤の繊細な表情遣いと歌詞で感じとれる曲となっており、曲の終盤で賀喜と遠藤が手を繋ぎ、顔を見合わせた仲睦まじいパフォーマンスでは、盛り上がりを見せた。またフロントのセンター横は卒業した山下美月ポジションを金川紗耶、久保史緒里ポジションを松尾美佑とダンスが得意な2人で脇を固めるなど期別単独ステージでしか見られないフォーメーション抜擢も見どころとなった。
落ちサビでソロパフォーマンスを行う林瑠奈
6曲目には儚い歌詞と美しいメロディーが特徴的な「きっかけ」。
自分の中での心の葛藤や未来への不安を描いた曲であり、心に染みる素敵な曲で観客を惹き込みました。ライブでも落ちサビのソロパフォーマンスメンバーの抜擢に注目が集まる中、この日はグループでも歌唱力の高さに定評がある柴田柚菜と林瑠奈が務め、透き通るような美しい歌声を会場全体に響かせた。
人気楽曲「I see…」を披露するメンバー
最後には4期生の思い出がたくさん詰まった楽曲「I see…」を披露。
ファンの中でも人気が高い楽曲で、サビの「wow wow wow」というパートではメンバーとファンが声を合わせて歌う様子が見られ、4期生の可愛らしさと元気溢れるパフォーマンスで会場全体を包み込んだ。
【セットリスト】
M02. 裸足でSummer
M03. 好きというのはロックだぜ!
M04. インフルエンサー
M05. Monopoly
M06. きっかけ
M07. I see…
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【グランドフィナーレ】
グランドフィナーレではTIF2024の司会を務めた元櫻坂46でフジテレビ原田葵アナウンサーと2年連続チェアマンを務める長濱ねる、パフォーマンスを終えたばかりの日向坂46の三期生、乃木坂46の4期生が登場し感想や過去の思い出話を振り返った。
普段は別のグループで活動する彼女達だが実は2018年坂道合同オーディションを経験した同期で、一時期は坂道研修生として活動していた乃木坂46の黒見、佐藤、林、松尾、弓木、日向坂46の髙橋、森本、山口の交流に注目が集まった。司会の原田から最近の交流について聞かれると研修生のグループLINEで記念日を祝ったり、主に積極的な日向坂46の3人が中心となり会話が始まるなどリアルな同期の関係性を覗かせた。またこの日が期別の初単独ステージになった日向坂46の森本は「親のような感じで加藤史帆さんから『かましてこい!』と言っていただけました」とグループ卒業を発表した加藤史帆からエールがあったことを明かした。共に後輩の加入や先輩の卒業を経験し各グループの中心として切磋琢磨する今後の活躍にも期待が集まる。
【information】
TIF2024公式サイト:https://official.idolfes.com/s/tif2024/
【感想】
中学生の頃から坂道が大好きで、坂道の色んな楽曲に支えられてきました。私の青春が詰まった曲を、今回取材を通して生で聞くことができ、とても嬉しかったです!彼女たちの可愛いだけじゃない、迫力あるパフォーマンをこれからも一人のファンとして応援していきたいと思います!
<フィナーレの坂道共演について>
日向坂46 三期生と乃木坂46 4期生は、坂道合同オーディションに応募した仲間同士ということもあり、今でも連絡を取り合うほど仲が良いと言う。互いのグループの披露をどう思ったかという質問には、日向坂から「パフォーマンスの際の衣装の使い方が上手い」と言われ、乃木坂はこだわりの込められた華やかな衣装について語る。また乃木坂からは、ポップでリズミカルな曲の多い日向坂を「一緒にステージで踊っているような気分になれる」と語り、互いの印象について楽しそうに語っていた。(是澤萌愛)
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◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材・文: 是澤萌愛(横浜国立大学)・遠藤葵
◆撮影:遠藤葵、TIF公式提供
◆リポート連載記事:https://actresspress.com/category/report/
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