2023年5月4日、国立代々木競技場 第一体育館にて日本最大級のファッション&音楽イベント『Rakuten GirlsAward 2023 SPRING/SUMMER(ガールズアワード)』が開催された。
モデルランウェイには、田村保乃、山﨑天、小林由依、土生瑞穂、藤吉夏鈴の5名、アーティストステージには3期生11人が加入後初の全国ツアー(3rd TOUR 2023)を現在開催している櫻坂46が出演し、最新曲「桜月」含め3曲を披露した。
【MODEL RUNWAY】
【山﨑天】
坂道モデルトップバッターに登場した山﨑天。
TBS系列情報バラエティー番組『ラヴィット!』でトレンドアイテムのコーディネートを披露するなどグループ内外でファッションセンスに磨きがかかる山﨑に歓声の声が上がった。
モノトーンのギンガムチェックが特徴的なセットアップとレースのブラウスで現れ大人っぽさを演出した。テレビ番組では「前髪ぱっつんのポニーテールの子可愛い!」と注目になることが多いがこの日は前髪も三つ編みにまとめ、キリッとした表情が冴えるランウェイとなった。
ANNA SUI
“COSMETICS with THE MAGIC WORDS”というコンセプトのもと常に独自の世界観と独創的なアイテムを発信し続けているANNA SUI。ステージではモデルの雰囲気に合わせ色鮮やかなカラーアイテムを合わせたファッションとメイクで観客を魅了した。
https://annasui.co.jp/
【土生瑞穂】
『CLACCY.』のレギュラーモデルを務め、個人Instagramでも日々のコーデやグループの遠藤光莉のトータルセレクトをするなど抜群のセンスを見せる土生瑞穂は『2023 SKEAKER STAGE White&Black』に登場。
デコルテ見せのセクシーなトップスとスポーティなボトムスを合わせたブラックコーデで現れると女性ファンからは悲鳴が上がった。ステージラストでは手で口元を拭うワイルドな姿を見せるとSNSでは「土生ちゃんイケメン過ぎる!」と天然な性格のギャップにときめいたファンも多かった。
Reebok
イギリス発祥のスポーツブランドでアフリカサバンナのガゼルにちなんでつけられた。女性向けエアロビクスシューズを始め現在はスポーツウェアを中心に国内外に広く展開されている。
https://reebok.jp/
【藤吉夏鈴】
テレビ朝日系バラエティー番組『あざとくて何が悪いの?』内の連続ドラマではあざといを分析するディレクター役で主役を熱演するなど活躍の幅を見せる藤吉はストリートスタイルにロックやモード、ガーリーなどの遊び心あるテイストがプラスされた『jouetie』ステージに登場。
チェックのトップスにブルーのワイドパンツを合わせ、珍しいウェーブヘアを披露した藤吉。ランウェイトップでは手で頬の口角を上げる仕草を見せ、マットな質感の赤リップがアクセントになる大人ぽいランウェイとなった。
jouetie
『jouetie』は2011年に誕生したレディースアパレルブランド。「MIX GIRL」をコンセプトにストリートスタイルをベースに、ヴィンテージ・ロック・モード・ロマンティックなどのテイストをミックスした新しいスタイルを提案している。様々なスパイスが、年齢に囚われないワンランク上で遊び心のあるファッションとライフスタイルを楽しむ女性を演出したステージとなった。
https://jouetie.com/
【小林由依】
昨年には2nd写真集『意外性』を発売。またパフォーマンスの高さに定評がある一方で新加入の的野美青へのフランクな対応にも注目が集まる小林はスイートファッションが人気のFi.n.tステージに登場。
ウェーブヘアにマーガレットのヘアアクセを纏いガーリーな姿の小林。
ランウェイラストでは花束から顔を覗かせるポーズとはにかんだ笑顔を見せた。バラエティーで時折見せる切れ味あるツッコミの狂犬らしさとは違った可愛らしいステージとなった。
Fi.n.t
スイートなファッションが人気の『Fi.n.t』の今期テーマは1970年のフランス映画のヒロインIsabelle(イザベル)となっている。花に囲まれたプロヴァンスの田舎を舞台に、イザベルが着こなすレトロロマンティックなワードローブを展開している。ピンクやオレンジ、ブルーをポイントに、全体的に日に焼けた様な色褪せたカラーリングにも注目が集まった
https://fint.jp/fint/
【田村保乃】
グループや外番組での天然な性格と、センター曲『流れ弾』の目力が強いパフォーマンスで女性ファンを中心にファンを惹き込む田村は可愛らしさとカジュアルさがミックスした女性に大人気のブランドdazzlinステージに登場。
着るだけで「マイナス5kg」見えが叶うと話題のdazzlinコルセットワンピースシリーズから今期大人気の新作のシアー素材スカートを使った清涼感あるコーデを披露した。
えくぼが見える満面の笑みでリラックスした様子を見せ左右の観客のファンサービスに応えるなど持ち前の明るさで魅了した。
dazzlin
「dazzlin(ダズリン)」はマークスタイラーが手掛けるレディースアパレルブランド。「Healthy sweet casual」をブランドコンセプトに程よいヘルシーさとチャーミングな抜け感に独自の“sweet”と“casualさ”をプラスし常に新しいONとOFFスタイルを追求した大人可愛いリアルクローズを提案している。ステージでは『dazzlin』の夏らしくも可愛いコーデを纏ったモデル達が登場した。
【LIVE STAGE】
女性らしさが詰まったMVのスカート衣装ではなく、ブルーのパンツ衣装とシルバーのデザインがアクセントのスニーカーが特徴的な新衣装で登場。
1曲目には守屋麗奈がセンターを務める最新シングル「桜月」を披露し、春の別れを歌った歌詞のようにしんみりした表情と滑らかなダンスで会場を惹き込んだ。
またバックの桜吹雪の儚い映像にブルーの衣装の大人っぽさが際立つステージとなった。
2曲目にはグループ唯一のWセンター楽曲で激しいダンスが人気の「摩擦係数」を披露。先程のしなやかなダンスとは違い、パンツ衣装の魅力が際立つパワフルなパフォーマンスを見せた。普段にまして印象的な赤リップが印象的なメイクもまた力強い歌詞を観客に印象付けた。
ステージラストは新メンバーとして加入した3期生の課題曲でもあり、その難しさに再注目が集まる「BAN」を披露。時折笑みを見せながら髪を振り乱す藤吉夏鈴や、『BACKS LIVE!!』でのパフォーマンスに定評のある大沼晶保や齋藤冬優花のダンスが目を引いた。
パフォーマンス後の挨拶では「櫻坂は新メンバーが加入して新体制を迎えるなど、今年が本当に勝負の年だと思っているので、少しでも多くの人に櫻坂の名前を知ってもらえるよう頑張ります」とキャプテンの松田里奈が今年のグループの覚悟を語った。
YouTubeチャンネルの開設や新メンバーの加入など変化の真っ只中にある櫻坂。昨年の紅白落選を受けて進化し続けるグループの飛躍に目が離せない。
<SET LIST(セットリスト)>
M1・桜月
M2・摩擦係数
M3・BAN
【information】
Rakuten GirlsAward 2023 SPRING/SUMMER:https://girls-award.com/
【感想】
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◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:遠藤葵(法政大学)
◆コーディネート:Scketto:https://www.scketto.com/