2019年11月8日(金)に参加体験型ソーシャルライブ局『SHIBUYA109 LIVE TV ハチスタ』(以下、ハチスタ)がSHIBUYA109渋谷の8階に開局する。ハチスタから今後様々な若者向け番組が配信される予定であり、デジタル配信以外にもリアルイベント、コラボカフェやショップなどが展開される見通しだ。
ハチスタの入り口付近にはタピオカの量が多いことで話題を呼んでいるタピオカ店『三茶ヤ』と藤田ニコルプロデュースブランド『NiCORON』のマスコットキャラクター『nicousa』グッズショップがあり、若者の心をグッと掴むようなラインナップとなっている。
ハチスタのスタジオの収容人数はスタンドで60名、着席で40名と比較的小規模だが、それ故に出演者と観客の距離が近く、「参加体験型」という名の通り、「出演者」と「観客」という従来の分け隔てがないような一体感が感じられる。
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント代表取締役の木村知郎は、今回の開局の理由として「他には真似できない独自性」を発揮することと「館全体をエンターテインメントプラットフォームと位置づけ、ただ単にモノを売る場所から様々なエンターテインメントコンテンツを集めて、それをさらに繋ぎ合わせて、新しいカルチャーやモノをつくり出していく」ことを挙げた。さらに、「デジタルで繋がり合いながらも、アナログでも顔を合わせる、新しいコミュニケーションツールとしてこの場が発展していければ」と期待を語った。
今後の展望として株式会社超十代代表取締役・平藤真治は「『楽しそう』と皆に思ってもらえる場所にする」だけではなく、サステナビリティやSDGsなどの社会課題にも意識を向けてもらうような役割も果たしながら、「世界に発信できるハチスタ」を目標に掲げた。
トークセッションには渋谷を代表する著名人として、くみっきーこと舟山久美子とみちょぱこと池田美優が登場した。トークセッションは記者席からも時折笑いが起こるような、終始和やかな雰囲気だった。
みちょぱはフィット感のあるワンピースで全身を黒で統一し、くみっきーはワインレッドのレースワンピースに太めの黒いベルトで、エレガントさが際立っていた。
くみっきーは「渋谷」という街について「すべてに思い出がある場所で、第2の故郷だと思います」と語った上で、「(渋谷は)人を惹きつける場所でもあり、色々な繋がりを作ってくれる場所」だと表現した。くみっきーの言葉通り、ハチスタはデジタルとリアルの世界の両方で人と人を繋げてくれる存在になっていくこと間違いない。
みちょぱは「昔の渋谷の勢いを取り戻したい」という願望を伝えた上で、「渋谷もリニューアルしつつも、昔の文化は絶対に残っているので、私も一緒に盛り上げたい」と熱い意気込みを語った。洗練された新しい商業施設が建っていく中で、昔の渋谷らしい「渋谷」も是非カルチャーの一部として受け継がれて欲しいところである。
今後はハチスタが新たな若者のポップカルチャーとして世界中に認知され、世代を超えて愛される存在となっていってもらいたい。
◎ACTRESS PRESS編集部
取材協力:本田りか(令和リポーターズ)