今年で7回⽬の開催となる「SUITS OF THE YEAR 2024(スーツ・オブ・ザ・イヤー)」授賞式。
『五感を刺激する』という今回のテーマにふさわしい、今年を代表する5名の受賞者が決定した。
それぞれのキャラクターを投影した、スーツと時計のコーディネートにも注⽬!
左より
THE NIKKEI MAGAZINE編集長・松本和佳/髙野由美⼦/須藤海/⼭崎貴/⾼橋⼤輔/二宮和也
自身のライフスタイルに合わせ、生地選びからおこなったという“らしさ”の詰まったスーツスタイル。
【受賞一覧】
◆ビジネス部⾨:株式会社オリエンタルランド 代表取締役会⻑ (兼) CEO 髙野 由美⼦
Nature Architects株式会社 代表取締役 CEO 須藤 海
◆イノベーション部⾨:映画監督 ⼭崎 貴
◆スポーツ部⾨:プロフィギュアスケーター ⾼橋 ⼤輔
◆アート&カルチャー部⾨:俳優 ⼆宮 和也
【⼆宮和也】
「芸術・⽂化・エンターテインメントを通じて世の中に感動を与えた」として、さまざまなフィールドで大活躍中の二宮がアート&カルチャー部⾨にて受賞。
オリーブグレーの幅広ストライプという大胆な柄のスーツも、圧倒的オーラで着こなす二宮。
着用:Paul Stuartオーダースーツ、LONGINESザ ロンジン マスターコレクション
「スーツや時計を数多く持っている方ではないので、お店の方と生地感から相談して。僕はこの柔らかくて動きやすい生地感が気に入っていて、着心地がすごく良かったのが一番(の決め手)ですね〜。スーツを着る時はピシッとするタイミングが多いけど、この生地なら心はピシッとしながらも、見た目や着心地は柔らかくなって緊張せずにいつも通りでいられる」起毛したフランネル生地の素材がお気に入りポイントだそう。
トレンドカラーのグリーンを、時計のベルトやネクタイ・チーフなど随所に散りばめ、オリーブグレーのスーツと統一感のあるスタイルに。
「今年は初めてのことが多くて、試行錯誤の一年だったにもかかわらず、賞をいただけて嬉しいです。また来年もこの賞をいただけるくらい、貪欲な気持ちで仕事をしていきたいです」と来年も積極的な活動をしていくと宣言。
テレビ・映画・ラジオ・YouTubeなど、さまざまなメディアで発信を続ける二宮は「メディアごとにやっていることは違うけれど、『自分が楽しい』と思っていることを楽しんで、その姿を見て楽しんでいただけるのが、1番僕は伝えやすい形」と話す。
フォトセッション中も普段通りフランクな掛け合いで笑いを誘う二宮。
【ト―クショー・記者質問パート】
ゲーム好きでも有名な二宮だが、仕事と表裏一体な一面もあるようで… 「ゲームは仕事と併用している。僕は好きなことをやっている時の方がいろんなことが入ってきやすいので、その環境を作るためにも(ゲームを)やっているんです。それこそセリフを覚える時も。やっぱ好きなことをしているときの方が覚えやすいし、忘れづらい」
この言葉には山崎も「ゲームしながらセリフ覚えるんですか!?」と驚くが、「いやいや、監督の(作品)は別ですけどっ!使ってみてください!二宮!」とすかさず自身を売り込む二宮に、会場内で拍手が起こった。
同じ作品でも見る人によって響き方が違うような、自由度を残したいという二宮は、「身勝手な感じかもしれないけど、見てくださる方に最終的には委ねることを大事にしているんですよね。それこそ山崎監督のゴジラも。(五感を)フルに使って観ると、やっぱりゴジラって怖いものなんですよ。だけど、聴覚を奪うと、ゴジラが悲しく見えたりするんですよ。ゴジラは何のために吠えているんだろう、と。何か五感1つを奪うことで、また違った表現が自分に届くというのは、面白い現象だなと思っている」と五感にちなんだ視点でゴジラトーク。
「さすがですね〜。最後は引き算ができる人なんですよ!感動しました」山崎も二宮を称賛。
「決まりました!ありがとうございます!」二宮は授賞式の場でも営業に成功した!(?)
登壇中も相思相愛な様子を見せる山崎と二宮だが、授賞式の舞台裏で、山崎から二宮に個人インタビューを実施したそう。山崎と二宮のタッグが見られる日に、期待が高まる!
二宮が五感を使って最も心を動かされるのは、スポーツだという。「同じ時間・経験をしていなくても、その場所に連れて行ってくれるのは、スポーツが一番強いんじゃないかなと思う。そこからもらった感動を自分のフィルターに通して、違った形で共有できる。甲子園でも、どの高校にも入学したことも入ったこともないんだけど、一緒に泣けちゃったり、喜べたりとかはスポーツの力なんじゃないのかな、と感じています」
他の受賞者に今聞いてみたいことは?という質問に二宮は、「じゃあ…皆さんの得意分野で、二宮を使うならどうする?ていうのを、授賞式で欲しがっちゃうのもアレなんですけど、せっかくなので皆さんに聞いてみたいです」と冒頭の授賞コメント通り貪欲な一面を見せる。
髙野は「二宮さんは、ほんとに何でも使ってみたいです」、須藤は「車の設計業務にも関わっているので、二宮さんの車に乗っているかっこいい姿を見せていただきたいなと思います」、高橋は「俳優さんもスケート靴を履いて滑って、お芝居するショーをやっているので、一緒にやりたいです」とコメント。山崎は「何でもできると思うんですよ。前々から注目していたので、何かあったら断らないでください笑」と念押しした。
二宮は「ぜひ!お願いします!」と全てに前のめりな様子。それぞれのコラボレーションも是非みてみたい。
【⾼橋 ⼤輔】
プロフィギュアスケーター
「普段からセクシーさを求めてしまう」という高橋は、まさに舞台映えする光沢感のネイビーのスーツルックで登場。ハリのある同色のネクタイがより艶やかさを与えている。
「普段はピタッとした衣装で、着心地にこだわっています。ただ洋服を着る時は柔らかすぎる生地だと筋肉が見えすぎてしまうのが好きじゃない時もある」とアスリートならではの悩みも吐露。このスーツの生地は、柔らかいのにハリ感があるので綺麗に着こなせるとのこと。観客に対し「似合ってますかね?笑」と問いかけご満悦。
着用:Brooks Brothersオーダースーツ、LONGINESコンクエスト クロノグラフ
舞台やライブなど、観客としてもエンタメを楽しんでいる高橋。「リアルな世界はしんどいことが多いじゃないですか、笑 だからファンタジーが好きで。違う世界に連れて行っていただくような感覚で舞台を観にいくので、僕自身が(エンタメを)やる時も同じように、ひとときの疲れを忘れるくらい没頭できるような世界をお届けしたいな、と考えている」と熱い想いを語った。
【⼭崎 貴】
映画監督
シャドウストライプの柄がモードなダークネイビーのスーツを、ワントーンでまとめている。気に入った生地の柄について、「映画でもスペキュラーの差を使ってCGに高級感を出している。いろんな光沢が集まると視覚効果的に深みが出て、まさに僕にふさわしいスーツ」とこだわりを披露。
着用:SCABALオーダースーツ、LONGINESコンクエスト 38 mm サンレイブラック
【須藤 海】
Nature Architects株式会社 代表取締役 CEO
クラシックな仕立てのライトグレーのスリーピース。マテリアルマニアだと話す須藤は、「まるで着ていないかのような軽やかさ。糸の細さで生地の質感が変わることが興味深い」とコメント。ジャケットの内側には、須藤のマテリアルへの想いが強く現れた『カタチのチカラ』という刺繍も。
着用:azabu tailorオーダースーツ、LONGINESコンクエスト ヘリテージ セントラル パワーリザーブ
【髙野 由美⼦】
株式会社オリエンタルランド 代表取締役会⻑ (兼) CEO
シルクのような光沢感が美しい、エレガントな白いスーツで登場。
「以前は男性の中で目立ちたくないからダークスーツを着ることも多かったが、現在は自分らしさを大事にした服装を心がけている」とのこと。ブラウスの柄と時計の文字盤のカラーをグリーンでリンクさせた華やかなコーディネート。
着用:Aquascutumオーダースーツ、LONGINESコンクエスト サンレイグリーン
MC:森本智子
黒のベアトップワンピースにツヤ感のあるオーガンジーブラウスを重ねたデザインのドレス。
ゲスト:おじフェス
モデルの久保田裕之、直樹、加藤章太郎、TAROの4名で結成された、スーツ姿でのダンスが話題のユニット。
オープニングにTikTokで話題のダンスを数曲披露した。
受賞者が着用したスーツブランドのトルソーや、腕時計のモデルがディスプレイされていた。
セレモニー会場内にはボディから内装まで赤い、Aston Martinの自動車も展示。
公式サイト:https://magazine.nikkei.com/contents/soy/
【感想】
–
◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材:村田景菜(東京理科大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)
◆リポーター記事:https://actresspress.com/category/report/
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。