松本ももな、籾山ひめり、橋本桃呼『高嶺のなでしこ』が10通りの気高い美しさで魅せた!『IDOL RUNWAY COLLECTION 2025』【Repoter:柳澤杏奈】

松本ももな、籾山ひめり、橋本桃呼『高嶺のなでしこ』が10通りの気高い美しさで魅せた!『IDOL RUNWAY COLLECTION 2025』ACTRESS PRESS

3月2日、代々木第一体育館にて『CREATEs presents IDOL RUNWAY COLLECTION 2025 supported by TGC』が行われた。

高嶺のなでしこ『IDOL RUNWAY COLLECTION 2025』ACTRESS PRESS

今回は、『高嶺のなでしこ』10名のランウェイ、そしてパフォーマンスステージも紹介。
会場全体をギャップで虜にした彼女たちの姿は必見だ。

<IDOL RUNWAY SPECIAL COLLECTION 1>

ステージ本編は射会などの成功や無事を祈願しその日の初めに矢を打つ“矢渡し”からスタート。静かなセンターステージに立つ弓道着の女性が後方の画面に映し出された夜明けの太陽に向けて弓矢を打つ動きを見せると、『CREATEs presents IDOL RUNWAY COLLECTION 2025 spported by TGC』のロゴが表れる。

高嶺のなでしこ『IDOL RUNWAY COLLECTION 2025』ACTRESS PRESS

初めのステージのテーマは『和&モード』。オープニングに込められた新たな時代を切り開くという強いメッセージをそのままに、日本の伝統文化をオマージュした衣装を日本のアイドルたちが纏う、世界に向けた印象的なランウェイショーとなった。

【葉月紗蘭】

葉月紗蘭
大きなジップのついたニットベストとオーガンジースカートでクールに登場したのは、葉月紗蘭。
ライトグレーのシースルーインナーと重ねることで抜け感を演出している。後頭部は三つ編みでリボンが作られており、さらにリボンが巻き付けられている。黒を基調としていながらも、様々な生地を使用することでコントラストのあるコーディネートとなった。17歳最後の姿とは思えない大人な出で立ちで、会場を虜にした。

【籾山ひめり】

籾山ひめり
籾山ひめりはレザー調のワンピースに、和装を彷彿とさせる羽織物を重ね、ベルトの代わりに腰紐を使ったコーディネートで登場。

籾山ひめり
スポーティーなグレーのタイツと合わせ、和と近未来のY3Kテイストを見事に融合させた。ハーフツインを細い三つ編みにして垂らしたヘアスタイルは籾山らしさも残しつつ、はね上げたアイラインやブラウンリップを使用することで強くクールな大人の女性をイメージとしたスタイリングとなっている。

【春野莉々】

春野莉々

春野莉々は肩のデザインが特徴的なジャケットに半衿をつけたアレンジコーディネート。
帯締めとズボンに重ねたチュールで、流行を意識した最先端の和モードな装いだ。後ろを向くと三つ編みに黒いリボンが着けられており、キュートさも忘れない。右手をひらりと挙げオリーブグレーの瞳でカメラを見つめる妖艶な姿で魅せた春野。コスプレが趣味である彼女は、このコーディネートのコンセプトも我がものにした。

<『CREATEs presents IDOL HAIR STAGE ~髪に、“KAWAII”の魔法を~』>

劇場のブザー音が流れステージが明るくなると、ステージ上に設置されたメイク台の前に松本ももなの姿が座っている。スタイリストの方に髪をヘアアイロンで巻いてもらうと、白いクロスを外しそのままランウェイへ。

【松本ももな】

松本ももな
後ろのみロングになっているフィッシュテールパニエスカートが印象的な衣装で魅せた松本。ハーフツイン、チョーカー、トップスにもメンバーカラーである薄ピンクのリボンを身につけ、甘さたっぷりのコーディネートだ。さらにリボンやラインストーンを付けたクレイツのヘアアイロンを持ち、キュートにランウェイを歩いた。

松本ももな
トークセッションでは、このランウェイでのヘアセットでも使用したヘアアイロン『マカロンカール』について、松本は「カラフルな色のバリエーションとデザインがすっごくかわいい」とアピール。

【東山恵里沙】

東山恵里沙
東山恵里沙も同じく、メンバーカラーであるオレンジのシースルートップスとふんわりとしたスカートで登場。カールされたポニーテールとレースの巻きスカートで、東山の快活さと可愛らしさを両立したコーディネートとなった。トークセッションでは、自身がランウェイで持って登場したクレイツの2WAYアイロンについても紹介。「ポニーテールをカール部分でやっていただき、前髪はストレートで。髪の毛がとってもちゅるちゅるになりました!」と、嬉しそうに語った。

【星谷美来】

星谷美来

今回が初めてのランウェイとなった星谷美来。
メンバーカラーである赤を使った、キンガムチェックのノースリーブワンピースで登場した。ゆるくワンカールされたハーフツインに付けられたレーフのリボンと小さなリボンが揺れ、とってもキュートだ。左右にはキラキラと輝くレースがついており、“魔法少女”をテーマとしたこのステージにぴったり。目元に光るハート型のストーンで、さらに会場を虜にした。今後のモデル業での活躍にも期待したい。

<Zipper STAGE>

「私のおしゃれは自分で決める!ファッションクリエイターズ・マガジン」をテーマにZ世代へ向けて新原宿カルチャーを発信する雑誌『Zipper』のステージに登場したのは、この雑誌が大好きだという籾山ひめり。

【籾山ひめり】

籾山ひめり
カーキのインナーとチェック柄のティアードスカートに重ねるのは、鮮やかな赤のシースルーニット。南京錠のついたチョーカーやヒョウ柄のローファーをはじめとした小物も使った90年代ファッションだ。ヘアスタイルはお決まりのハーフツイン。籾山のイメージの強い少し太めのサイドバングもハーフツインで結びくるんとカールさせており、可愛らしさも忘れない。赤いハートのフェイスシールもふんだんに使った、キュートなパンクロックスタイルとなった。

<Ririmew STAGE>

指原莉乃プロデュースのコスメブランド「Ririmew」と15周年を迎えた益若つばさプロデュースの「DOLLY WINK」のステージ。

【東山恵里沙】

東山恵里沙
東山恵里沙は、白を基調とした姿で登場。
しぼりのある袖が特徴的なブラウスとふんわりとしたティアードスカートで、甘めガーリーな装いとなっている。小物にはパールのイヤリングとネックレスをつけることで上品に。どんな色にも染まることのできる、コスメブランドのランウェイにぴったりのコーディネートだ。

<『【推しの子】×IDOL RUNWAY COLLECTION SPECIAL STAGE』>

日向端ひなと橋本桃呼が登場。

日向端ひなと橋本桃呼

【日向端ひな】

日向端ひな
日向端は【推しの子】に登場するキャラクター MEMちょのイメージカラーである黄色のブラウスで登場。プリントされた上品な柄がポイントだ。コルセット調のハイウエストスカートで、一層スタイルの良さがが際立つ。くるりと巻かれたサイドバングでアイドルらしさ満点の仕上がりとなった。

【橋本桃呼】

橋本桃呼
橋本は、濃いピンクをメインに使ったチェックのシャツブラウスのコーディネート。黒のビスチェに重ねたチュールショルダーがワンポイントとなっている。ランウェイでは舌を出す表情で会場にいる全員をドキッとさせた。

橋本桃呼
さらにランウェイ終了後、アニメ【推しの子】第2期の挿入歌である『POP IN 2』を披露。後ろには実際のアニメ映像も流れるなか、CUTE STREETの古澤里紗・増田彩乃、SWEET STEADYの白石まゆみと共にアイドルの本気を見せつけた。
トークセッションで日向端は、「(ダンスも)とても難しかったんですけど、大好きなB小町さんのダンスを大好きな皆さんと踊る事ができて楽しかったです!」と感想を述べた。3グループ合同でのパフォーマンスについて、橋本は「結構前に練習したので、緊張しすぎて本番前にみんなで早送りで確認しました(笑い)」と、舞台裏でも楽しく過ごしていた様子を語った。

<『LARME STAGE』>

「甘くて、かわいい♡女の子のファッション絵本。」をコンセプトにしたファッション雑誌による『LARME STAGE』。フランス語で“涙”を意味するLARME。今回は“涙”をメインテーマに、雨模様から晴れ間が見えていく様子をランウェイで表現した。

【松本ももな】

松本ももな
雨をイメージしたライトブルーの衣装で登場したのは、松本ももな。
ゴージャスなヘッドドレスが目を惹くコーディネートである。右腕にはレースを巻き左手には白と青のレースで装飾された十字架を持つことで、甘くてかわいいロリータミイラの誕生だ。右目にはキラキラと光る涙メイクがされており、バックモニターに映し出された雨模様とよく合っていた。

松本ももな
トークセッションでは、「かわいいヘアスタイリングでかわいいモデルさんたちに囲まれて、とても優しいスタッフさんたちが盛り上げてくださる、すごく楽しい現場です!」と和気あいあいとした撮影現場の様子も語った。

【城月奈央】

城月奈央
一方、城月奈央は晴れをイメージしたピンクの衣装で登場。
中央にある大きなバラが華やかなヘッドドレスが特徴的だ。スカートの腰元から垂れるレースが不思議な世界観を演出し、まるで絵本の世界から出てきたかのようなコーディネートとなっている。ランウェイ終了後に個人Instagramに今回の衣装を身につけた写真を投稿した城月は『夢の一つが叶ってほんとに今でも余韻中です!』と語り、キュートな衣装に大興奮だった。

<IDOL RUNWAY SPECIAL COLLECTION 2>

最後のランウェイのテーマは、“和ポップ”。ビビットピンクの蝶が舞うオープニングから始まり、原宿をイメージしたミキシングがBGMとしてかかる、ユニークな演出となった。

【橋本桃呼】

橋本桃呼
橋本桃呼はシルバーのラメスカートに紫のジャケットを重ね、さらに着物を重ねることでジャパニーズカルチャーを体現。足元はピンクのスニーカーで甘くも軽やかさを忘れない。さらに提灯の持ち手は星型のステッキを使うことで、遊び心たっぷりのコーディネートとなった。モデル毎に異なる装飾となっているキツネのお面は、着物の色味と合わせた赤、青、黄色の花が使われておりとても華やかだ。

【涼海すう】

涼海すう
涼海すうは、イエローとライトグリーンがメインに使われたコーディネート。白のティアードスカートに植物の芽のような大柄の浴衣を折り重ね日本らしさを、イエローのファーコートで原宿の“KAWAII”を想起させた。胸元のリボンや靴下といった中心部分には紫をアクセントとして使うことで、コーディネート全体を引き締めた。キツネの お面も、目元をライトグリーンでメイクアップ。紫のカトレヤでゴージャスな仕上がりとなった。

【LIVE PERFORMANCE】

高嶺のなでしこは、白とピンクをメインとしてふんだんに使ったチェックのセーラー服の最新衣装で登場。メンバーごとに異なる髪飾りが特徴的で、回るとふわっと開くスカートが可愛さを倍増させている。

高嶺のなでしこ
1曲目に披露したのは「かわいくてごめん」。メインステージから花道に移動し、会場にいる約1万3000人のファンに手を振ってアピール。カメラに頬をふくらませるぷく顔で指をさす、東山のあざとい仕草も。

高嶺のなでしこ
2曲目は、先日のワンマンライブで初披露し、2月15日にTikTokにて先行配信を開始したばかりの新曲「Cute for life」。恋する女の子の可愛くなりたい気持ちや好きな人と結ばれたいピュアな思いが詰まってた曲で、特にサビのティントリップを彷彿とさせる「ちゅるちゅるきゅるきゅるぷーるぷる」という歌詞が印象的だ。松本の「私とキスしてくれますか?」というセリフに会場からは声援が上がった。

高嶺のなでしこ
3曲目に披露したのは「ファンサ」。アイドル目線の楽曲が多い高嶺のなでしこのなかでも、特に人気の1曲だ。曲の盛り上がりと共にクラップが始まり会場全体のボルテージを上げると、さらにサビでは籾山の「代々木行くよー!」の掛け声でコールが始まり会場を揺らす。その声援に応えるように春野の「約束ー!」という強い声が響き渡り、アイドルとファンによって愛がどんどん増えていく空間が作られていった。
最後に披露したのは、ファンがお気に入りの1曲を選び投票する企画「推しセトリ・セレクション」にて披露が決定した「美しく生きろ」。デビュー当初からパフォーマンスしているオリジナル楽曲として高い人気を誇り、堂々の1位となった。

ここまでキュートな楽曲を披露した高嶺のなでしこだが、最後は打って変わって腕を大きく回すなど力強いメッセージ性を全員が一体となって届ける。アイドルとして生きる覚悟と希望を強い眼差しで表現したパフォーマンスとなった。
高嶺のなでしこ
ラストに近づき、籾山と日向端から始まるサビではアイドルのキュートさを、続く橋本と葉月は儚さを感じさせ、最後には橋本の力強いフェイクでボルテージは最高潮に。アイドルの持つ様々な魅力をぐっと詰めこんだパフォーマンスをひとつの物語かのように完成させた。

【感想】

TGCのランウェイでもアイドルの皆さんが登場する場面がありましたが、今回はそんなアイドルの皆さんによりスポットライトが当たるイベントとなりました。高嶺のなでしこさんは10名全員がランウェイにも登場し、ランウェイ初挑戦の方がいたとは思えないほど堂々とした姿が印象に残っています。また、普段はキュートなアイドル衣装の印象が強い皆さんがどんなお洋服のテーマであってもビタっと似合ってしまうことに驚き、無限の可能性に胸がドキドキしてしまいました!
パフォーマンスでは、「高嶺のなでしこといえば!」と言っても過言ではない、名刺代わりの4曲が選ばれました。後半になるにつれ、声援や拍手でどんどん盛り上がっていく様子が印象的で、高嶺のなでしこのファンの皆さんは勿論、初めて知った方の印象にも強く残ったに違いありません。9月には幕張イベントホールでの単独公演も決定し、さらに勢いに乗る高嶺のなでしこ。今後の皆さんのモデル業にも大注目です!(柳澤杏奈)


柳澤杏奈(日本大学)ACTRESS PRESS REPORTER

◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:柳澤杏奈(日本大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)
◆リポーター記事:https://actresspress.com/category/report/

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