女優・モデルのTAO、YonYonと”クリエイターと社会のディスタンス”をテーマに語る!

TAO

2020年10月10日(土)、SONYが主催する三者対話ライブtrialogの記念すべき第10回である「trialog vol.10 -クリエイターと社会のディスタンス-」が開催された。今回のtrialogでは、これからの時代に向けてプロトタイプに挑むクリエイターと、新しい価値を生み出そうとしているソニーのプロジェクトや事業に関わるキーパーソンが、“クリエイターと社会のディスタンス”というテーマで、4つのセッションを通して議論を繰り広げた。

セッション1では「エッセンシャルとは何か」、セッション2では「クリエイターをどうエンパワーメントするか」、セッション3では「クリエイターのアクション」、セッション4では「クリエイターとデジタルプレイス」をテーマに、コロナ禍を通して大きく変化した社会におけるクリエイターのあり方をゲストと共に考えた。

セッション3となる「クリエイターのアクション」では、女優・モデルのTAO(タオ)と、DJ・ソングライターとして国内外で活躍しながら、アーティストのブッキングやイベント制作など幅広い分野で活躍するYonYon(ヨンヨン)がゲストとして、またtrialog共同企画者の若林恵さんがモデレーターとして登壇した。

TAO

日本を離れ、アメリカを拠点とされているTAOは、新型コロナウイルス感染拡大での影響として「アメリカでは政治が絡んできてしまった。俳優としては、プロダクションもなくなったので大人しくしていた。」と話した。
また、大きく問題になったBlack Lives Matterについて、「日本の方々が過激な映像に惑わされて、本質がかき消されていると感じたので、アメリカにいるからこそ日本の人にどうやったら伝えられるのかを考えた。日本にいたら大多数にまみれて声をあげていなかったと思う。」と語った。

YonYon

YonYonはそれに対し、「Black Lives Matterのニュースについてアーティストもそれに関する発信が増えた。そのアーティストについて、いちコンテンツとして考え、いち人間として捉えてない人が多いと感じた。アーティストは、ポジティブな発言は良くても、怒りをあらわにすることは許されないと感じる。」と発言した。

テーマであるクリエイターとしてのアクションについて、YonYonは、「自分の音楽で世界を変えることは難しいけれど、
社会を変えるヒントや思想を込めた作品を残すことで、リスナーのみなさんに気づきを与えられるんじゃないかと思っている。」と話した。

TAO

TAOは、「自分で作って発信できる、アーティストの方が羨ましいと思うところがあった。俳優は、雇用されないと参加できないと思っていたが、近年ソーシャルメディアによって自分たちでもできるようになってきた。そうゆう社会にいてよかったと思った。またより自分の意志を主張していくためにも俳優としてだけでなく、プロデュース業もできるようになりたいなと思う。」と今後の女優としての展望も語った。

▼本イベントのアーカイブは以下Twitterアカウントで見ることができる。
https://twitter.com/trialog_project/status/1314870751200112640

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