2026年3月26日、次世代を担うアナウンサーを発掘する『第6回学生アナウンス大賞』が開催された。フジテレビのアナウンススクール「アナトレ」や「めざましテレビ」が全面協力する本コンテスト。数多くの応募者の中から、栄えあるグランプリに輝いたのは、国際基督教大学2年の佐塚こころさんだ。凛とした佇まいと、自身の経験に裏打ちされた深い言葉で会場を魅了した授賞式の様子をリポートする。

華やかなステージに登壇したファイナリストたち
「学⽣アナウンス⼤賞」とは、全国の⼤学⽣にアナウンサーを⽬指すきっかけを与えるべく、フジテレビが運営するアナウンススクール「アナトレ」、「めざましテレビ」、⼥性ファッション誌「CanCam」、ニュースメディア「モデルプレス」の全⾯協⼒のもと、2021年より発⾜したコンテストで、これまでにフジテレビや⽇本テレビをはじめとする数多くの放送局のアナウンサーやアナウンス職内定者を輩出してきました。
リポート1本目はグランプリ受賞、佐塚こころさん(国際基督教大学)をリポートします。
【グランプリ・佐塚こころ】

大学: 国際基督教大学 2年
身長: 158cm
趣味: ゲーム、マイメロディのグッズ集め、動物との触れ合い、旅行
特技: ゲーム実況、書道、英会話、手話(勉強中)
【自己紹介】

やわらかな雰囲気をまとい、ふんわりとしたワンピースを揺らしながら登場した姿が、まず会場の視線を集めた。穏やかで優しい印象がありながら、話し始めると声は明瞭で、一言一言を丁寧に届けていたのが印象的だった。会場全体をしっかり見渡しながら語りかける姿からは、落ち着きと自信がうかがえた。

1分間の自己紹介で語ったのは、自身の特技である手話について。高校時代に聴覚障害のある方と出会い、「もっと伝えたい」と感じたことをきっかけに、独学で手話を学び始めたという。さらに、学ぶだけでなく実践も大切にしたいという思いから、ろう学校にも足を運んだ。ろう学校の文化祭で劇を鑑賞した際には、手話で感想を伝えたところ、生徒たちが笑顔で『ありがとう』と返してくれたという。そのやり取りを通じて、思いが相手に届く喜びを実感したと話した。

また、昨年1年間「ミス日本」として活動する中では、デフリンピックに関わりたいという思いから、ボランティアの提案を行い、それを実現させたという。こうした経験を重ねる中で、「伝えること」は一方通行ではなく、相手に届いて初めて意味を持つ行為なのだと感じたと話した。
自己紹介の中では、実際に手話も披露した。言葉だけでなく、動きでも思いを伝えるその姿に、会場は静かに引き込まれていた。柔らかな佇まいの中に、確かな行動力と、誰かに届けたいというまっすぐな思いが感じられる1分間だった。
▼自己紹介動画
【授賞式】
名前が呼ばれた瞬間、驚いたような表情を見せる間もなく、すぐに堂々と一礼。

その所作からは、受賞の喜びとともに、これまで積み重ねてきた自信もうかがえた。にこやかな表情を浮かべながら前に進み出る姿は落ち着いていて、会場の視線をしっかりと集めていた。喜びをにじませながらも終始凛としたたたずまいで、晴れやかな受賞の瞬間を印象づけた。

プレゼンターは石渡 花菜(いしわた はな)フジテレビアナウンサー/第3回学生アナウンス大賞ファイナリスト

受賞後のコメントでは、「このような素敵な賞をいただき、本当にうれしいです」と笑顔を見せた。小学生の頃から抱き続けてきたアナウンサーへの夢を、再び多くの人の前で言葉にできたことへの喜びもにじませた。この1年間はミス日本として活動し、森林や林業などこれまでなじみのなかった分野の人々とも向き合ってきたという。最初は何を聞けばよいのか分からず不安もあったが、経験を重ねる中で、相手が何を話したいのか、何を聞いてほしいのかを少しずつ汲み取れるようになったと振り返った。「伝える力も、聞く力も、まだまだこれから」としながらも、「もっと勉強し、よいアナウンサーになれるよう頑張りたい」と今後への意欲を語った。

審査については、カメラテストやグループ面接が初めてで戸惑いもあったと明かしつつ、「一緒に受けた皆さんは仲間であり、ライバルでもあった。高め合える存在に出会えてよかった」とコメント。審査員が一人ひとりの話にうなずきながら耳を傾けてくれたことで、安心して審査に臨めたとも話した。

この日のスピーチでは、「生の声を届けたいと思い、あまり作り込みすぎずに臨んだ」といい、自分の伝えたい思いがさまざまな国籍の人にも届くよう意識したという。MCの石渡アナウンサーからは、手話のエピソードと、そこから実際に行動へ移してきた点が印象的だったと称賛の言葉も送られた。

将来については、「まだまだ学ばなければならないことが多い」としながら、スピーチや原稿読みの練習を重ね、幅広い経験を積みたいと語った。その上で、「私にしかできない伝え方ができるアナウンサーを目指したい」と、まっすぐな決意を口にした。
【アーカイブ】『ミス日本2025・ミス日本みどりの大使』受賞
https://actresspress.com/missnippon20250127-2/
リポート2本目では、全受賞者紹介、ファイナリストをリポートする。
【感想】
また、私自身が人前で思いを伝えることの難しさを感じた経験があるため、会場をしっかり見渡しながら、落ち着いて自分の考えを届ける姿には感銘を受けました。佐塚さんの発表からは、相手に届く伝え方とは何かを真剣に考え続けてきた姿勢が伝わってきました。私も、伝えることの重みと喜びを大切にしながら、誰かの心に届く言葉を届けられる人でありたいと強く思わされました。(赤平知優)
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◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材・文:赤平知優(早稲田大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)
◆学生リポーター連載:https://actresspress.com/category/report/








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