女優・山本美月(やまもと みづき)が、3月31日(火)よる9時30分から放送の、カンテレ・フジテレビ系スペシャルドラマ『U-NEXT presents あと3回、君に会える』にて主演を務めることが明らかになった。初共演の眞栄田郷敦(まえだ ごうどん)とラブストーリーに挑戦しており、2020年の春。別れと出会いの季節に、忘れられないラブストーリーになること間違いなしだ。
物語は、山本美月演じる小さな映像制作会社につとめる主人公・玉木楓と、眞栄田郷敦演じる謎めいた男性・征史郎とのラブストーリー。イケメンシェフで有名なキッチンカーの短期バイトで働く征史郎と、シェフの密着取材中に出会った楓が、「大切な人との時間の尊さ」というテーマを軸に繰り広げていく、淡く切ない恋愛物語で、別れと出会いの季節にぴったりの、ちょっぴり切ないストーリー。
また『あと3回、君に会える』は、ヒロインの楓目線で物語は進み、地上波放送後に動画配信サービスU-NEXTから独占配信されるもう一つのドラマ『U-NEXT presents 君と会えた10+3回』は、楓が恋する征史郎目線で描かれており、地上波×配信の組み合わせで、ひとつの物語を視点を切り替えて描くことによって、ストーリーをより立体的にとらえることができる新たな取り組みになっている。
主演をつとめる山本美月は「このような心が温かくなる作品でお声がけ頂けて嬉しいです。それぞれの目線違いで、観ていただく方の物語の受け止め方もまた変わってくるので、2回楽しめると思います。(眞栄田さんにはまだ)お会いしたことがないのでどんな方なのか、どんなお芝居をされるのかとても楽しみです!」と笑顔で話した。
一方、眞栄田郷敦は「初めてタイトルを見た時は、非現実的なラブストーリーという印象がありました。でも脚本を読んでいくうちに、非現実的だと感じていたものが、実は人としてどこかで忘れかけていた大切にすべき事、現実的な事だったということに気づきました。色々なことを考えさせられるうちに涙が溢れていました。征史郎という不思議かつ魅力的な男を、早く演じてみたいです。(山本さんは)明るくて芯の強そうな方。でもその中に独特な感性を持たれている印象です。どんな楓に会えるのか楽しみです」と作品の印象と取り組みについて語った。
またドラマのタイトルにちなみ、目の前の人に「あと3回会える」と数字が見えてしまったらどうするか?と尋ねたところ、山本美月は「ネガティブに受け取りたくないのですが、わたしは数字に捉われてしまい、あまり深い付き合いはできなくなってしまうのかな…?」と答え、眞栄田郷敦は「その人との残りの3回という時間を一緒に素敵なものにしたいです」と、それぞれの捉え方の違いが垣間見えた。
またドラマを通して伝えたいことを尋ねると眞栄田郷敦は「人が生きていく上で、出会いがあり必ず別れがある。でもあと何回会えるかなんてわからない。いつも当たり前のように過ごしていると、気づかないことがたくさんあり、時間だけがただ通り過ぎていく。わからないからこそ一分一秒を大事にしたいです。視聴者の方々にも、改めて時間や人の大切さについて考え、ドラマを見終わったあと、いつもそばにいる人に、新しい気持ちで会って頂けたら嬉しいです」と答え、山本美月も「そばにいる人の大切さ、別れの悲しみや出会いの喜びを、当たり前に過ごしていく日々のなかで、改めて尊いものなのだとこのドラマを通して感じていただけたらと思います」と語った。日々忙しく生活し、何気なく人に会っては「この人と、あと何回会えるのか」と考える機会は、私たちにとっては皆無に等しく、たとえ身近な家族や恋人であっても、日々考えることは稀なのかもしれない。しかし、人生でその人と会える回数は決まっていて、もし私たちもその数字が見えてしまったら…?主人公・楓と征史郎はどうするのか?2020年春、別れと出会いの季節にぴったりの、忘れられないラブストーリーをお届け。
ドラマを演出するのは、ソフトバンク、トヨタ自動車、日本コカ・コーラといった大手企業のTVCMを始め、2017年には「東京喰種 トーキョーグール」で長編映画監督デビューを果たした萩原健太郎。そして、この2本のドラマの脚本を書くのは大島里美。萩原とは、2020年公開になったばかりの映画「サヨナラまでの30分」でタッグを組んだばかりだ。
そんな2人のラブストーリーを盛り上げるのは主題歌「最後の恋煩い」を歌うOfficial髭男dism。2012年に島根県で結成された4人組ピアノポップバンドで、愛称は「ヒゲダン」。バンド名には髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けて行きたいという意思が込められている。ブラックミュージックをルーツにJ-POP新時代の旗手を目指す、新しい才能でもある。そんな彼らが作った「最後の恋煩い」を主題歌として番組が起用、2人のラブストーリーを盛り上げていく。
曲を提供したOfficial髭男dismは「“恋煩い”というものは、本来たくさんあって幸せかというと、そういうわけでもないものに思います。悩みは少ないにこしたことないですし、ハードな恋煩いは時として日常生活をも狂わせてしまうものです。ですが、それだけ悩める人生の鮮やかさ、充実さは皮肉なことにある種の魅力を持っているようにも思えます。そんな“もう最後の恋煩いにしよう”“クヨクヨ悩むのはやめよう”という決意虚しく、また誰かを想い、憂いてしまう、幸か不幸かも解らない連鎖の歌です。この楽曲がドラマに寄り添い、彩りを加える事ができれば、幸いです」とコメントを寄せた。さらにこの主題歌のほかにあと2曲、Official髭男dismの曲が使用されることが決定。ドラマの中でどの曲がかかるのか、期待が高まる。
実際には起こりえないけれど、この物語を見終わったあと、あなたは身近な人にどう接するだろうか。不器用だけど前向きに頑張る楓と不思議な雰囲気をもつ心優しい征史郎の、淡く切ない、だけど温かく何度も恋をしたくなるようなラブストーリー、要チェック!
【地上波スペシャルドラマ】『U-NEXT presents あと3回、君に会える』放送概要
3月31日(火)よる9:30~ 11:24 カンテレ・フジテレビ系全国ネット
(サッカー中継により開始時刻が遅れる可能性あり)
【配信オリジナルドラマ】 『U-NEXT presents 君と会えた10+3回』
3月31日(火)放送終了直後から U-NEXTにて独占配信スタート 約90分(予定)
【脚本】
大島里美 (『凪のお暇』、『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』
映画「サヨナラまでの30分」「君と100回目の恋」ほか)
【演出】
萩原健太郎 (映画「サヨナラまでの30分」「東京喰種 トーキョーグール」ほか)
【主題歌】
Official髭男dism「最後の恋煩い」(ポニーキャニオン)
Major 1st Album「Traveler」収録(ポニーキャニオンより発売中)
【プロデューサー】
重松圭一(カンテレ) ほか
【制作協力】
イースト・ファクトリー
【制作著作】
カンテレ
<主な登場人物>
●玉木楓(29)…山本美月
かつては映画制作を夢見ていたが、今は小さな映像制作会社で企業広告やレシピ動画などを制作、人集めから取材・撮影まで自らこなす。結婚願望はあるが、男子からの「またね」が信じられない恋愛不信女子。
●征史郎(20)…眞栄田郷敦
短期バイトを繰り返す、謎の青年。誰にも思い入れる事なく、効率の良い仕事をしていたが、不器用で相手への愛情がとことん深い楓にひかれていく。
主題歌『最後の恋煩い』歌詞 Official髭男dism
最後の恋煩いを始めよう
何度もこれが最後って言い合おう
目を閉じたって 見落とせないだろう
日々の呼吸が乱れだす瞬間
まいっかなんて放っておいたら 真っ逆さまジ・エンド それだけは回避しなくちゃなあ
特大の罵声も 受け取るからいっそ いい人なんてやめちゃえよ
生前贈与の冊子の表紙を飾るような年頃になっても 全てを語らい合う2人でいたい
最後の恋煩いを始めよう
うんざりだよ これだからもう っていいながらも笑みがこぼれる
何度もこれが最後って言い合おう
最後の意味がすり減ってゆく事 幸せの意味みたいに 思えた 僕ら 大丈夫かな? Ah Uh
慣れたふりで やり過ごせるほど
タフな心なんてない 一切合切
堪え続けた後で 勝手にオーバーヒート それは理不尽すぎるなあ
断腸の思いを投げ合うのはきっと 僕らだけが持ち合わせた専売特許
とは言っても常識の範囲を超えてしまいそうだと 頭を両手で抱えて UUUUUU
最後の恋煩いを始めよう
似たような事 前あったよもう! って言いながらもどこか不可解で
今夜も儚い迷い星に問う
最後の意味が増してきて 眠れない 夢の波間に残されて立ち尽くしている
突然に一瞬だけ光って 消える綺麗な 思い出より
やんちゃな終身派 しょうもない事でも ご愛嬌 Ah
だからこそ
最後の恋煩いを始めよう
うんざりだよこれだからもう って言いながらも笑みが溢れる
何度もこれが最後って言い合おう 最後の意味がすり減ってゆく事
幸せの意味みたいに 思えた 僕ら 大丈夫だな Ah