松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会を女子大生がリポート【Reporter:荒谷祐花・唐神菜々子】【動画有】

松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会

映画単独初主演となる松井玲奈ほか、筧美和子、しゅはまはるみらが出演する映画 『幕が下りたら会いましょう』の製作発表会が神田明神 明神会館にて行われ、主演の松井玲奈をはじめ、筧美和子、日高七海、しゅはまはるみ、江野沢愛美、そして前田聖来監督が登壇しました。
映画は2021年11月より新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショーとなることが決定し、更に特報映像とティザーポスターも公開されました。

【映画概要】

松井玲奈 映画単独初主演『幕が下りたら会いましょう』

松井玲奈 映画単独初主演『幕が下りたら会いましょう』 ©avex entertainment Inc

松井玲奈演じる麻奈美と筧美和子演じる尚の姉妹が、現代社会の抱える問題に直面しながら、不器用にもまっすぐ生きる女性を描く心揺さぶるエンタテインメント作品です。
実家の美容室を手伝いつつ、なかずとばずな劇団「劇団50%」を主催していた麻奈美(松井玲奈)はある日、東京で働いていた妹尚(寛美和子)が死亡したという知らせが入る。劇団員の結婚祝いで集まって馬鹿騒ぎをしていた同じ夜、尚は資材置場で亡くなっていた。その日、麻奈美は尚からの着信があったにもかかわらず電話に出なかったのである一一一。

今、コロナ禍で女性の離職率や自殺率が増えている複雑な時代だからこそ、女性が奮闘する様を描き、観た人の背中をそっと押すような作品です。本作が長編映画初挑戦となる前田聖来監督は「孤独感を感じる事も多い今、周りの大切な人々へ想いを伝えるきっかけとなる作品にできたらと思っています」とコメント。主人公の斎藤麻奈美を演じるのは月9ドラマやNHK連続テレビ小説などにレギュラー出演、小説家としても活躍する女優松井玲奈。脚本の段階から何度も監督と話し合いを重ねたという松井は「撮影期間中、ずっと深い穴に落ちたような気持ちでした。撮影が終わった今も麻奈美や尚のことを思い出します」と本作の撮影を通して考えることが多かったとコメント。また、麻奈美の妹・尚にTVドラマほかで著しい成長を見せる箕美和子。麻奈美の母・京子に 『カメラを止めるな!』でブレイクしたしゅはまはるみなど、個性豊かな女優たちが、他人には分かり得ない悩みやトラウマを抱えながらも力強く生きている女性たちを見事に演じ、物語を彩ります。

公開された特報映像は、主人公の麻奈美を演じる松井玲奈の衝撃的な映像から始まり、出演者の様々な感情を切りとった予告編となっています。さらに、麻奈美と妹の尚という対象的な2人を“静と動”で表現した美しく夢いティザーポスターも公開。2人の表情にも注目です。

松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会

主題歌を担当するのは、デビュー時から数々のタイアップやラジオ局パワープレイを獲得し、注目を集めているJamFlavor。脚本制作段階から入り、映画に合わせて制作された「CRY〜戻りたい夜を〜」は音楽配信代行サービス「BIG UP!」より世界中へ向けて秋頃配信予定です。

【トークセッション】

松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会:筧美和子・日高七海・松井玲奈・江野沢愛美・しゅはまはるみ
左より
監督:前田聖来
斎藤尚役:筧美和子
水淵早苗約:日高七海
斎藤麻奈美役:松井玲奈
三橋ほのか役:江野沢愛美
斎藤京子役:しゅはまはるみ

松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会

松井玲奈さんは、脚本を読んで麻奈美という役をどう演じようと思ったかという質問に対し、麻奈美は内向的で感情を表に出さないキャラクターであるが、一方で劇団を立ち上げており、自分の感情を上手く出せない人が何故お芝居と向き合っているのかということに対して想像を膨らませ、監督とも沢山お話をしてキャラクターのバックグラウンドも知りながら役作りを行ったと答えました。また、「監督がカットをかける時に凄く力強くカット!と言ってくれると良いものが撮れてるんだなとすごく安心していました」と監督とのエピソードについても笑顔で語りました。

初共演となった筧美和子さんの印象について質問された際は「今日も今さっき目があってドキドキしちゃって!」と可愛いらしい筧さんの印象を明かしました。そして、劇中ではわずかな時間でも姉妹に見えるよう、作中ではずっと尚のことを想ってお芝居をし、常に撮影期間中は頭の中で筧さんを想っていたそうです。

筧美和子
筧美和子

筧さんは松井さんの印象について、「松井さんが主演で私のお姉さんということを聞いた時に凄く嬉しくて」と共演を楽しみにしていたことを明かし、松井さんの印象はとても多彩で聡明な方だと語りました。松井さんが自然なお姉ちゃんでいる感覚でいてくれたため、自然に姉妹関係を作ることができたそうです。

そんな筧さんは、尚が亡くなったことで物語が展開していくきっかけとなる人物だったので濃厚な記憶があるとし、尚を演じるに当たって事前にリモートで本読みをするという準備もあったことで、尚という役を想像しやすかったと話しました。

松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会:筧美和子・日高七海・松井玲奈・江野沢愛美・しゅはまはるみ

麻奈美と尚の母親役を演じたしゅはまはるみさんは、「愛情表現が不器用でありながらも奥底には深い愛情が流れている複雑な母親という役だった」と語りました。また、「自分が大人だなんて思わない」と話し、10代20代の気持ちのまま歳だけとってしまった「大人になんていつなったんだろう」と誰もが思っているのではないかと感じたしゅはまさん自身の境遇から、京子という母親役も無理に母性本能を考えずただがむしゃらにやっていったらいいんじゃないか、と監督と母親像を相談しながら演じたと話しました。

麻奈美のバディである早苗を演じた日高七海さんは、現場でソファに座って休んでいた時、松井さんがとんと隣に座って無言で本を読み始めたというエピソードを告白しました。ただ隣にいるのが当たり前である麻奈美と早苗の空気感はこれだなと思った、と日常に二人の関係性が見えた瞬間を語りました。

日高七海

尚の後輩のほのかを演じた江野沢愛美さんは、ほのか自身にも色々な思いや葛藤があるという役の裏の設定を感じながら演じたそうです。また劇中で悪口を言うというアドリブがあったことを明かし、「監督鬼だな」と出演者たちが笑いに包まれました。

【フリップトーク】

松井玲奈が映画単独初主演!『幕が下りたら会いましょう』 制作発表会

フリップトークでは、映画のタイトルにちなんで「今一番会いたい人」についてトーク。松井さんが一番会いたい人は、ディズニーの楽曲を数多く手がける作曲家のアラン・メンケンさんだそうです。
実際にお会いできたら、「あなたの曲が本当素晴らしくて、何度涙したか」と伝えたいとおっしゃっていました!

筧美和子

筧さんは、姪っ子の「たまちゃん」に会いたいそう。「たまちゃん」というのはあだ名で、ちびまる子ちゃんのまるちゃんとたまちゃんのような関係になりたいという願いから名付けられたそうです。

そして、桜の開花宣言があったことから、「今年開花させたいこと」についてもトーク。
江野沢さんは、「今年は可愛いよりも綺麗と言われるようにめちゃくちゃな色気を出していきたい」と話し、透け感のある大人な衣装のこだわりにも触れました。

しゅはま

一方で、しゅはまさんはもうすぐ自身のYouTubeチャンネルを開設すると発表。
TOEIC800点を目指しているしゅはまさんが周りの方にサポートしてもらいながら英語力をアップさせる企画を考えているそうです。

最後に松井さんと筧さんにどんな人に見てもらいたいか、どこに注目してもらいたいかという質問に対して筧さんは、「時代が変わって心が追いついていかない中で、今もがいていたり、もやもやを抱えている人に見てもらいたい」とし、主人公麻奈美の素直でリアルな姿に注目してほしいと語りました。

また松井さんは、「家族の絆をテーマにしたこの作品は、登場人物の人間関係や一人一人の抱えているものが見ている人にも当てはまるものがあるのではないか」と話しました。そして筧さんのダンスシーンが見所であるとし、「私もその美しいダンスを早く劇場で見るのが楽しみです」と語りました。

【映画情報】
公式サイト:http://makuai-movie.com/

▼リポート動画はコチラ♪

初めての映画制作発表会の取材でとても緊張しましたが、出演者の方々のお話に引き込まれ映画の公開がより一層楽しみになりました!今回司会を担当された宮崎理奈さんは、なんと初めてのMCだったそう。そんなことを一切感じないスムーズな進行で出演者の方々の魅力を引き出している姿が印象的でした!

リポーター:荒谷祐花(学習院大学)・唐神菜々子(聖心女子大学)

◎ACTRESS PRESS編集部
・取材・文:左:~荒谷祐花(学習院大学)、右~唐神菜々子(聖心女子大学)
・撮影:仲西一成(scketto)
<リポータープロジェクト>
https://twitter.com/scketto1

スポンサーリンク