長塚圭史が2006年に書いた戯曲『アジアの女』が、 吉田鋼太郎演出&出演・石原さとみ主演で2019年9月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて上演することが決定した。
吉田鋼太郎は2005年『悪魔の唄』、 2008年『SISTERS』、 2015年『ツインズ』など、 長塚圭史 作・演出の作品にこれまでたびたび出演してきた。 自身の劇団AUNでは長年シェイクスピア作品の演出を手がけ、 2017年からは故・蜷川幸雄の後を継ぎ彩の国シェイクスピア・シリーズの芸術監督として見事な手腕をみせ演出家としての評価も高まっている吉田が、 満を持して盟友・長塚圭史の戯曲に挑む。
学生時代から多くのシェイクスピア作品だけでなく多くの戯曲を読み込み、 俳優として演じてもきた吉田鋼太郎ならではの新しい視点で2006年に書かれた戯曲を立体化していく。
主演は、 ドラマや映画で主演を務め活躍しながらも、 舞台への並々ならぬ意欲を持つ 石原さとみ。 昨年2月に4年ぶりとなる舞台『密やかな結晶』に主演し、 さらに演劇表現のとりこになった石原が、 これまでにない新たな物語・役柄に挑戦。 演出だけでなく出演もする吉田との初共演にも期待が高まる。
また、 確かな演技力と多彩な表現力で舞台だけでなく映像での評価も高い 山内圭哉 、 個性的な存在感で活躍目覚しい 矢本悠馬 、 小劇場に多数出演している 水口早香 、 そして演出を手がけるとともに自身も出演する 吉田鋼太郎 という全5人の出演者で、 濃密な舞台空間になるだろう。
公演は今秋2019年9月6日~29日まで、 Bunkamura シアターコクーン(東京・渋谷)にて。 東京公演のみ。 5月よりホリプロオンラインチケットにて先行予約開始予定。 詳細後日発表となる。
作者と出演者キャスト5名からコメントが届いた。
【石原さとみ(主演)からのコメント】
吉田鋼太郎さんとご一緒させていただくことが決まり、 作品選びをする中で、 長塚圭史さんの戯曲『アジアの女』に巡り合いました。 この舞台に出たい、 このセリフを言いたい、 このお芝居を勉強したい、 この空気を味わいたい、 という完全に欲の塊の作品です。
吉田さんに早くダメ出しされたい、 山内さんと早く再会してじっくり作品の話をしたい、 矢本悠馬さん水口早香さんとすぐにでもお会いして人柄を知りたい。 この4人のお芝居を生で体感しただけで絶対に成長できると確信しているので、 稽古はまだ先ですが早く挑戦したいというワクワクした前のめりの気持ちでいっぱいです。
―吉田鋼太郎について
先日吉田さんとお会いした際、 なんて言葉が的確でわかりやすく、 あたたかく柔らかい方なんだと感激しました。
あぁこの方に指導していただけるんだぁ、 吉田さんと一緒に舞台が経験できるんだぁ、 と想像し、 ただただ感動しました。
―お客様へのメッセージ
変わった危うい役柄なので毎日悩み苦しむ2ヶ月になる気がします。 だからこそ、 舞台がやっぱり好きだ、 この学び多い時間が楽しくて仕方ない、 と思える自分になることは間違いありません。
お客様に沢山の想像と深読みを楽しんでもらえるような空気や時間になりますように。
がんばります!
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【吉田鋼太郎(演出・出演)からのコメント】
まずは、 圭史に怒られないよう頑張らなくっちゃ。
―石原さとみについて
世間一般的に正統派のイメージがあるとすれば、 本当の彼女は決してそうではないような気がしています。 極端に言えば、 観客に憎まれるような、 「石原さとみにこんな一面があったのか」と思わせるそんな彼女を観てみたいです。
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【長塚圭史(作)からのコメント】
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【山内圭哉からのコメント】
大事に丁寧に演じたいと思います。 劇場へお越し下さい。
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【矢本悠馬からのコメント】
吉田鋼太郎さんとは映像のほうで同じ作品を何度も共演させてもらってますが、 直接絡むことが一度もなかったので、 ワクワクどきどきしています。 そして、 主演の石原さとみさん、 可愛いすぎますよね。 ワクワクどきどきしてます(笑)
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【水口早香からのコメント】
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【舞台『アジアの女』公演概要】
作:長塚圭史
演出:吉田鋼太郎
出演:石原さとみ 山内圭哉 矢本悠馬 水口早香 吉田鋼太郎
日程:2019年9月6日(金)~9月29日(日) ※東京公演のみ
会場:Bunkamura シアターコクーン(東京・渋谷)
主催・企画制作:ホリプロ
<あらすじ>
大災害によって壊滅した町で半壊した家に住み続ける兄と妹。 兄、 晃郎(山内圭哉)は酒浸りとなったが、 かつて精神を病んでいた妹、 麻希子(石原さとみ)はむしろ回復しつつある。 書けない作家一ノ瀬(吉田鋼太郎)が現れ、 元編集者の兄に「物語を書かせろ」と迫る。 麻希子に思いを寄せる巡査の村田(矢本悠馬)は、 家を出ない兄妹の世話を焼き見守っている。 純粋さと狂気のハザマにいる麻希子。 麻希子は「ボランティア」と称した売春組織元締めの鳥居(水口早香)の誘いに乗り、 生活のため働きだす。 ついに家を出る麻希子、 出る事が出来ない晃郎、 麻希子をモデルにした物語を書き出す一ノ瀬…
チケット先行発売:2019年5月予定(詳細後日発表)
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949(平日10:00~18:00/土10:00~13:00/日祝・休)
▼公演詳細はこちら
http://hpot.jp/stage/asia2019
◎情報提供:ホリプロ