日向坂46の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2023』への参加は、デビュー前のけやき坂46の時代から数えると7回目。TIFは、今やメンバーにとってもおひさまにとっても夏の一大イベントの一つとなっている。日向坂46は、昨年に引き続き2年連続TIF最終日のトリを飾った。
会場のかけ声が一体となる「Overture」から始まり、ステージ上のスクリーンには、4期生から順にメンバー紹介が流れる。メンバーの登場で会場全体が熱気に包まれ、盛り上がりをみせた。
1曲目は「恋は逃げ足が早い」。2期生の丹生明里がセンターを務め、明るくポップな曲調でありながら、どこか切なくエモーショナルな歌詞に注目の一曲だ。
続けて、2ndシングル表題曲の「ドレミソラシド」を披露。夏のフェスにぴったりな、爽やかで甘酸っぱい恋愛ソング。サビのドレミダンスがとても可愛らしく、聞いていると思わず一緒に踊りたくなるような楽曲だ。
センターの小坂菜緒は安定感のあるパフォーマンスを披露した。
MCでは、丹生明里が「皆さんの表情からも熱気がとても伝わってきて、嬉しいです!」とコメント。日向坂として初めてHOT STAGEに出場ということで、その喜びも露わにした。
3曲目は、最新曲の「Am I ready?」。
ライブでは初披露ということもあり、メンバーがフォーメーションにつくと客席からは歓声が上がった。3期生の上村ひなのがセンターを務めるこの楽曲は、日向坂らしいハッピーオーラ全開で、サビのうさぎの耳をイメージしたダンスがポイントになっている。
この日は、佐々木美玲が欠席だったことから、曲中に美玲とのパートのある小坂菜緒は、パンを食べる「みーぱんポーズ」を見せ、いないメンバーの想いもステージに乗せた。
上村は公演後のブログにて、「どの曲も楽しかったけど特にAm I ready?はライブで披露するのが初だったので思い出!!2番のサビでひとりでスキップするところ、ちょっぴり恥ずかしいけど自由な感じが楽しいんです。今度から披露する時ぜひ見てみてください!笑」と綴り、ステージを振り返った。
【4期】
上村ひなのの「それでは、4期生の登場ですー!」という掛け声と共に会場は一層盛り上がりをみせ、
4曲目の「ブルーベリー&ラズベリー」が始まる。
サビのリズムから疾走感を感じられる曲であり、真っ白なワンピースで軽やかな踊りを披露する姿は、爽やかで初々しく4期生らしいパフォーマンスとなった。
センターを務める清水理央は、高校時代にチアダンスの経験があることから、可憐な踊りとはじける笑顔で観客を魅了した。
5曲目は、ライブでの盛り上がり間違いなしの定番曲「キツネ」。
会場からはたくさんのコールが飛び、ラストのサビ前には「コンコンコンコンコーン!」というメンバーと会場とのかけ声が一体感を生んだ。そして、佐々木久美も「HOT STAGEの名にふさわしいホットな皆さんで嬉しいです!」とコメント。
ライブのラストには、佐々木久美からの「今までで一番大きい声出せますかー!?」という煽りともに、「誰よりも高く跳べ!」を披露。
TIF2023では声出しやジャンプが解禁されたことから、会場は後方まで大盛り上がり!
4期生を含んだ日向坂のメンバーと観客とで、この夏の最高の思い出を作り上げた。
【感想】
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◎ACTRESS PRESS編集部
・取材:文:蟹江菜々美(南山大学)
・撮影:仲西一成(Scketto)
・リポーター記事:https://actresspress.com/category/report/