バイリンガルアナウンサー、高木マーガレットの魅力に迫る。 ハワイ生まれテキサス育ち、静岡県のアナウンサーからラジオパーソナリティに!  【アナウンサーLAB⑯ <インタビュー編>】

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)ACTRESS PRESS

バイリンガルアナウンサーの高木マーガレットに注目。
元静岡放送アナウンサーで、現在は、ZIP-FM 『SWEET VOX』(毎週月〜木 14:00 -17:00)やミスタードーナツ店内限定番組『MISDO CLUB MUSIC STATION』のパーソナリティを担当し、バイリンガルアナウンサーとして活躍中。

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)

(SWEET VOX公式ホームページより)

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)& 大島千乃 ACTRESS PRESS(アクトレスプレス)

ラジオ番組を週20本以上聞くという“ラジオっ子”大島千乃(右・早稲田大学)がインタビューを担当しました。

【ラジオパーソナリティ編】

Q:現在担当しているZIP-FM 『SWEET VOX』が決まった経緯は?
高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)ACTRESS PRESS(アクトレスプレス)

高木)ZIP-FMがバイリンガルのパーソナリティを募集した時期と、局アナをやめようと考え始めた時期が重なり、応募を決めました。最初はZIP-FMの他の方の番組を引き継いでいたのですが、改変を経て、新たな番組として『SWEET VOX』がスタートしたんです!
ZIP-FMの特徴としてパーソナリティの個性に合わせた番組が多く、プロデューサーと話し合ってリスナーが参加できる番組にしました。テレビっぽく箱から取り出す感じのイメージと甘い感じを掛け合わせて、ラテン語で声や音を表すvoxを使った『SWEET VOX』というタイトルになりましたね。初めて帯で自分の番組を持ったので、「ちゃんとしなきゃ!」と思いました(笑)。


Q: 『SWEET VOX』では、スヌーピーのセリフを用いたコーナーなど、高木さんならではの放送が印象的ですが、どのように作られていますか?

高木)途中からできたコーナーなのですが、私がスヌーピーのコーナーをやりたいと前から言っていたことがきっかけでできました。やりたいことを自由にやらせてくれる、ZIP-FMが大好きです!

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)ACTRESS PRESS(アクトレスプレス)

スタジオは、スヌーピーのぬいぐるみ仕様に。

Q:スヌーピーが好きになったきっかけは?

高木)私はアメリカで育ったので、スヌーピーは身近な存在でした!ずっと好きだったんですけど、大学の卒論でもスヌーピーをテーマにしたことで、またハマりました(笑)。哲学っぽかったり、アメリカの文化をどうやって訳したりと奥が深いんです!


Q:ラジオでは、いつも明るく自然体な姿が印象的ですが、何か心がけていることはありますか?

高木)実は、どのように話すか、葛藤があったんです。大学時代は自由にラジオを担当していたんですけど、局アナ時代には落ち着いた喋りをしなければいけなくて… だからこそ、最初にラジオ番組を担当したときは、どんな原稿もニュースみたいに読んでいました。局アナ時代はタレントっぽいと言われていたのに、ZIP-FMではアナウンサーっぽいと言われてしまって、本当に悩みましたね。
ただ、ZIP-FMの先輩の番組を聞いていると、自分の言葉にして原稿を読んでいることに気づいて、大学時代の原点の話し方に戻ることにしました。今は楽しんで話しています!だからこそ、『SWEET VOX』が始まってから辛いと思ったことは、一度もないです!!

【アナウンサー編】

Q:アナウンサーになろうと思ったきっかけは?

高木)『9.11』のテロのタイミングで私はアメリカにいたんですけど、テレビ局のキャスターが「アメリカのみんなで頑張りましょう!」と言葉をかけているのをみてすごいと感じ、アナウンサーが夢になりました。CNNの見学にも連れていってもらったんですけど、世界中のニュースが流れているのを見て、報道で世界が繋がっていることに感動しました。
でも、その後日本でフジテレビの見学に行って、アナウンサーがとんねるずさんのバラエティも担当しているのを見て、報道もバラエティも担当できる日本のアナウンサーになりたいと思いました!


Q: アメリカハワイ州ホノルル生まれ、テキサス州育ち。日本では福岡県と東京都に住んでいたそうですが、静岡のアナウンサーになった理由は?

高木)アナウンサー試験は、東京と福岡以外の局は受けるつもりがありませんでしたが、選考の途中で静岡の放送局との出会いがありました。静岡県の位置も、有名なものも、全然知らなかったんですけど、せっかくの機会なので受けてみることにしました。面接に行くタクシーの運転手さんがたくさん話しかけてくれたことや、面接官がとてもフレンドリーだったことから、ハワイに似たファミリー感があり、運命のようなものを感じて、静岡のアナウンサーになりたいと感じました。最後には、富士山がダイヤモンドヘッドに見えてきたくらいです(笑)。

【YouTuber編】


【番組紹介】

日本とアメリカの素晴らしいトレンドを日本語と英語で発信するチェンネルとしてスタートした
『TRENDING+WONDERFUL=TRENDIFUL』
『TRENDIFUL』は高木マーガレットが作った造語である。
バイリンガルの高木マーガレットだからこそできる英語教育コンテンツや元局アナの強みを活かして日本語・英語でのニュース読み、絵本の朗読なども行っている。


Q: YouTubeの活動は、どのようにしているでしょうか?

高木)基本、自分ひとりで撮影も編集しています! 2019年9月からスタートして、去年2021年10月からYouTubeチームができて、分担して編集することもありますね。


高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)
↑アナウンサーの生活を感じることができる「バイリンガルアナウンサーの1日」は、インタビュアーのイチオシの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=moFf0bABpKo

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)
↑高木本人のイチオシの動画は、ゲストにNICKとATSUを迎えての『あざと英語とは・・・』のトーク編。
https://www.youtube.com/watch?v=pim8AA2_vZM

【パーソナル編】

Q:毎日のルーティンはありますか?

高木)何もないんです!!(笑) でも、寝る前に必ず翌日の原稿に目を通したり、疲れた時にはスタバを買って癒したりしています!
あとは、やることを付箋に書いてベッドのヘッドボードに貼っていますね。全部達成できたら眠れるようにしています。


Q:これからの展望は?

高木)ZIP-FMとしては、洋楽をもっと取り入れたいです。海外のアーティストインタビューをすることで、通訳というフィルターを挟まずに、自分の言葉で伝えたいですね。そして、英語を通して海外と日本を繋いでいけたらなと思っています!


Q:アナウンサー志望の学生にアドバイスをお願いします!

高木)諦めないことが一番です!
あとは、何かいつも手元にあるお守りがあると良いです!私はアナウンサースクールに通っていた頃からポイフルが好きで、就活中も、いつもお守りがわりに持っていました(笑)。


高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)

【プロフィール】

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)

高木マーガレット
愛称:マギー
ハワイ生まれ・テキサス育ち。
1992年9月14日生まれ。日本語と英語はネイティブレベル。
国際基督教大学教養学部卒業。メディア・カルチャー・コミュニケーション学と言語教育学のダブルメジャー。
卒業後はTBS系列の静岡放送でアナウンサーとして入社。テレビ、ラジオ、イベントの司会などで活躍。
退社後はバイリンガルアナウンサーとして日本と海外で活動の場を広げた。
ZIP-FM『SEEET BOX』(2020年~)
ミスタードーナツ店内限定番組『MISDO CLUB MUSIC STATION』のパーソナリティ担当
タレント業にプラスして
YouTubeチャンネル「MAGGIE’S CHANNEL #TRENDIFUL」
の起ち上げ、SNSマーケティング、英語指導、英語教材監修、アナウンサー試験対策講師も行っている。

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)

<SNS>
公式サイト:https://www.trendiful.net/
Twitter:https://twitter.com/margaret_m0e
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC44HcGUbzBsocfXLbx7Qtjg

【動画コメント】

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)& 大島千乃 ACTRESS PRESS(アクトレスプレス)

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《感想》

高木マーガレット(バイリンガルアナウンサー)& 大島千乃 ACTRESS PRESS(アクトレスプレス)
私自身、今回のインタビューのお話をいただくずっと前から、『MISDO CLUB MUSIC STATION』の放送で高木さんのファンだったので、まさかこんな機会があるとは思っておらず、とても楽しみにしていました。インタビューでは、終始高木さんの自然体で明るい姿が印象的で、『SWEET VOX』の放送と変わらぬワクワクした時間でした。アナウンサーとして、ラジオパーソナリティとして、常に「話すこと」に対して真摯に向き合う大切さを感じました。

◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材・文:大島千乃(早稲田大学)
◆構成:Scketto:https://twitter.com/scketto1

【Scketto】
Scketto(スケット・助っ人)は、アナウンサー・マスコミ業界に就職を目指す大学生が記者・リポーターで参加するプロジェクト。『アナウンサーLAB』はテレビ局・アナウンサー研究の一貫でスタート。
https://actresspress.com/category/report/

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