『ミス日本コンテスト2023』江村美咲、竹田聖彩、上村さや香、稲川夏希、寺嶋琴、東海林杏朱が各賞を受賞!Part②【Reporter:田中優花・田中瑞歩】

『ミス日本コンテスト2023』江村美咲、竹田聖彩、上村さや香、稲川夏希、寺嶋琴、東海林杏朱が各賞を受賞

第55回ミス日本コンテスト2023』が2023年1月23日に京王プラザホテルで開催され、最終審査では、着物姿での自己PR、ドレスとスポーツウェアのそれぞれでウォーキングと質疑応答が行われた。それらを総合的に審査し、「内面の美」「外見の美」「行動の美」の3つの美を兼ね備えた女性にミス日本の称号が贈られる。

【受賞者】

『ミス日本コンテスト2023』江村美咲、竹田聖彩、上村さや香、稲川夏希、寺嶋琴、東海林杏朱が各賞を受賞

左より
準ミス日本:東海林 杏朱(高校生)
ミス日本着物:寺嶋 琴(東京大学2年)
ミス日本みどりの大使:上村 さや香(慶応義塾大学大学院2年)
ミス日本グランプリ:吉岡 恵麻(関西学院大学2年)
和田静郎特別顕彰賞ミス日本:江村 美咲(フェンシング・サーブル選手)
ミス日本「水の天使」:竹田 聖彩(名古屋大学2年)
ミス日本「海の日」:稲川 夏希(慶応義塾大学3年)
※学年表記は2023年1月23日現在

吉岡 恵麻(ミス日本グランプリ)、竹田 聖彩、稲川 夏希

左より吉岡 恵麻(ミス日本グランプリ)、竹田 聖彩、稲川 夏希

授賞式後のフォトセッションでは、受賞者たちが、笑顔でカメラに向かって手を振った。どの受賞者の顔も、勉強会や審査をやり抜いた達成感に溢れていた。

東海林 杏朱、寺嶋 琴、上村 さや香

左より、東海林 杏朱、寺嶋 琴、上村 さや香

ドレスにはそれぞれの個性が表れていた。スパンコールがふんだんに使われたものや、オリエンタルな柄のもの、花の刺繍が入ったものまで様々だった。また形も、A ライン、マーメイドなど様々であった。
各受賞者はそれぞれの襷をかけ、トロフィーを持って1年の活動への覚悟を感じさせる堂々とした様子で立っていた。頭にはティアラが輝いていた。
前後では、本大会委員長和田あいが笑顔で受賞者に語りかける様子が印象的だった。

【ミス日本グランプリ/吉岡 恵麻】

吉岡 恵麻

吉岡 恵麻
兵庫県出身・関西学院大学2年・20歳・T173㎝
Part①でご紹介:https://actresspress.com/missnippon20230123/

【和田静郎特別顕彰賞ミス日本/江村 美咲】

江村 美咲

江村 美咲
フェンシング・サーブル選手、24歳
日本代表として2022年には世界選手権やワールドカップにて優勝。

江村 美咲

美と健康の素晴らしい資質をもった方のさらなる活躍を応援する「和田静郎特別顕彰賞ミス日本」として、畠山愛理(元新体操選手・2015年)、南谷真鈴(冒険家・2019年)、清水希容(空手家・2021年)に続き、4人目の受賞となった。

江村 美咲

【ミス日本「水の天使」/竹田 聖彩】

竹田 聖彩

竹田 聖彩
愛知県出身・名古屋大学2年・20歳・T164 ㎝

日本が世界に誇る水の循環、上水道や下水道の仕組みを広く世の中に発信していく役割を担う。
発表の瞬間、信じられない様子で思わず自分のナンバーを確認し、満面の笑みを見せた。幼少期のアレルギーで担当医に支えてもらった感謝を返したいと医者を志す。目の前の患者さんだけでなく、情報発信を通じてより多くの方の安全地帯となる医師を目指す。

竹田 聖彩ミス日本「水の天使」
竹田 聖彩ミス日本「水の天使」

前日審査会ではO Gが選ぶザ・ブリリアント賞を受賞。
総合司会の柴田美奈アナウンサーも、同郷からの後輩の誕生を喜んだ。

柴田美奈アナウンサー(東海テレビ)

柴田美奈アナウンサー(東海テレビ)

2022ミス日本「水の天使」横山莉奈
2022ミス日本「水の天使」横山莉奈(左)がプレゼンターを務めた。

【ミス日本みどりの天使/上村 さや香】

上村 さや香

上村 さや香
東京都出身・慶応義塾大学大学院2年・24歳・T162 cm

みどり豊かな日本の木の文化や、森を守る取り組みを通じて、木々への親しみを広める役割を担う。今大会より名称がみどりの女神からみどりの大使へと生まれ変わる。
エントリーナンバーが呼ばれた瞬間驚いたような表情を見せ、すぐにホッとしたかのような笑顔を見せた。
上村 さや香

原動力は闘病中の母が配信ライブを聞いてくれた時の「生きててよかった」の言葉。

上村 さや香

将来はラジオD Jやシンガーソングライターとして居心地の良い空間が作れる人になりたい。
好きなアーティストは松任谷由実さん。

成田愛純

2022ミス日本みどりの女神 成田愛純(左)がプレゼンターを務めた

【ミス日本「海の日」/稲川 夏希】

稲川 夏希

稲川 夏希
東京都出身・慶応義塾大学3年・21歳・T166 cm

島国日本に欠かせない海の恩恵に感謝し、携わる方々の努力と取り組みを発信する役割を担う。常に堂々とした姿勢を崩さず、柔らかな笑顔を絶やさなかった。「僕はお家に帰りたくないの。」という仲良しの小学生の男の子の言葉に衝撃を受け、少しでも子供達が笑顔で生活を送れるよう手助けをしている。

稲川 夏希
稲川 夏希
将来は一つでも多くの笑顔を咲かせられる弁護士、そして女性初の内閣総理大臣という力強い目標を持つ。

属安紀奈
2022ミス日本「海の日」属安紀奈(左)がプレゼンターを務めた。

【ミス日本着物/寺嶋 琴】

寺嶋 琴

寺嶋 琴
東京都出身・東京大学2年・20歳・T162 cm
和装が美しい日本女性に送られる賞。
常に弾けんばかりの笑顔を崩さず、 客席全体に微笑みかける様子が印象的だった。

寺嶋 琴
寺嶋 琴

原点は裁判の傍聴席。小学生の時に初めて傍聴した。自身がアメリカ留学で不安を感じた経験があり、将来は弁護士として、法廷通訳人制度の法整備を進めたいという目標をもつ。

佐藤梨紗子

2022ミス日本ミス着物 佐藤梨紗子(左)がプレゼンターを務めた。

【準ミス日本/東海林 杏朱】

東海林 杏朱

東海林 杏朱
東京都出身・高校生・17歳・T168 ㎝
エントリーナンバーが呼ばれた瞬間思わず下を向き、溢れる涙が頬を伝っていた。涙が止まらず何度も涙を拭いながらも、終始笑顔を絶やさなかった。

東海林 杏朱
東海林 杏朱

女優・モデルを目指しており、憧れは橋本環奈。ファイナリストの中で最年少。

佐藤梨紗子

プレゼンターは佐藤梨紗子(左)が務めた。

【ドレス審査】

ファイナリストそれぞれの個性に合わせ、OKSANA MUKHA(オクサーナムハ)がドレスを提供。

ミス日本 ドレス OKSANA MUKHA(オクサーナムハ)

厳選されたヨーロッパの生地にオリジナルスワロフスキーやレース、パールなどを贅沢に使用し、一点ずつハンドメイドで製作されたドレスをファイナリスト13名が着用した。

木本 佳那子

木本 佳那子

木本 佳那子

木本 佳那子
愛知県出身・社会人・28歳・T178 cm
オリエンタルな花柄が特徴のカラフルなドレスに身を包んで登場。
トップバッターとして堂々たるウォーキングを披露した。

越村 麻里

越村 麻里

越村 麻里

越村 麻里
兵庫県出身・同志社大学3年・21歳・T166㎝
全身がキラキラと美しく輝くドレスに身を包んだ。ポージングも落ち着いていて優雅さを放っていた。

光齋 あかり

光齋 あかり

光齋 あかり

光齋 あかり
兵庫県出身・大阪芸術大学1年・19歳・T160 cm
胸元の繊細なレースが特徴のドレスを着用。弾けるような笑顔でウォーキングを披露した。

東 莉子

東 莉子

東 莉子

東 莉子
鹿児島県出身・サセックス大学院・24歳・T155cm
上半身のスワロフスキーが流れるような模様のドレス。ふんだんにあしらったチュールのAラインが美しく似合っていた。

野田 萌々子

野田 萌々子

野田 萌々子

野田 萌々子
香川県出身・上智大学3年・21歳・T164 ㎝
上半身のタイトなデザインが特徴的なドレスを着用。すっきりとしたヘアスタイルでヘルシーな印象に。

小川 聖奈

小川 聖奈

小川 聖奈

小川 聖奈
神奈川県出身・青山学院大学3年・21歳・T169㎝
胸元が開いたエレガントなドレスに身を包む。特技のクラシックバレエを取り入れたポーズジングが美しく決まった。

北原 海葵

北原 海葵

北原 海葵

北原 海葵
東京都出身・会社員・23歳・T176 cm
ブルーのタイトなマーメイドドレスを着用。落ち着いた大人らしさが印象的だった。

【着物審査・自己紹介】

13名の振袖衣装はBRIDAL STYLIST SOGA(ブライダルスタイリストソガ)が協力。

ミス日本 着物 BRIDAL STYLIST SOGA(ブライダルスタイリストソガ)

華やかな登場姿に、司会のTBS石井大裕アナウンサーも思わず「みなさん、とても美しく輝いております。」と13人に声をかけた。着物審査では一人ずつ自己紹介、PRを行う。

木本佳那子、吉岡恵麻、越村麻里、稲川夏希、上村さや香/ミス日本 着物 BRIDAL STYLIST SOGA(ブライダルスタイリストソガ)

左より、木本佳那子、吉岡恵麻、越村麻里、稲川夏希、上村さや香

木本 佳那子

濃い緑の色地にピンクの花柄が色鮮やかな振袖を着用。自己PRではバスケットボールに打ち込んだ学生時代、アシスト王や3P王を受賞したエピソードを披露した。「私が挑戦し続け発信することで1人でも多くの人に勇気やパワーを与える存在になりたい」と意気込んだ。

吉岡 恵麻

爽やかな水色地に暖色系の小花柄がポイントの振袖を身に纏った。自己PRでは古典、和歌に対する情熱を語った。将来はより若い世代に古典文化の素晴らしさを広めていきたい、人の心に寄り添うことができるアナウンサーになりたいとPRを締めくくった。

越村 麻里

大きな和柄が特徴の振袖に身を包み、落ち着いて自己PRを行う。中学生の時に出会った義足モデルに力をもらったというエピソードを披露。ミス日本で学んだ「三つの美」とともに新しい時代の価値観を発信したいと力強く語った。

稲川 夏希

白い花柄と赤色のコントラストが美しい振袖を着用。仲良しの6歳の男の子が貧困で苦しんでいることを知ったのがきっかけになり子供支援や政策提言を行ってきた。弁護士として生まれや性別に左右されることなく一人一人が人生を輝かせられる社会を実現したいと意気込んだ。

上村 さや香

寒色系の色味に赤い小花がポイントの振袖を身に纏い、自己PRでは歌を披露。闘病中の母親がきっかけになり、大学院ではメディアを通してがん患者をどうサポートできるかという研究を行っている。将来はラジオパーソナリティー、シンガーソングライターとして居心地の良い空間が作れる人になりたいと語った。

光齊あかり、東莉子、寺嶋琴、竹田聖彩/ミス日本 着物 BRIDAL STYLIST SOGA(ブライダルスタイリストソガ)

左より、光齊あかり、東莉子、寺嶋琴、竹田聖彩

光齊 あかり

淡い色味とオレンジが印象的な振袖を着用。引っ込み思案な性格だったがミス日本への挑戦を通して表現したいという熱い自分がいることに確信を持ったと言う。舞台女優になって、舞台を見た全ての人に前向きになれる波動を届けたいとPRを行った。

東 莉子

春を感じさせる爽やかな色味の振袖に身を包んだ。性別に左右されず、「私は私だ」と胸を張って生きていける環境をつくりたいとイギリスのサセックス大学院で学ぶことを決意。将来はジェンダー学の研究者になり、NPO法人を設立したいとPRした。

寺嶋 琴

桃色の可愛らしい振袖を身に纏い、法廷通訳人制度の法整備を通じて世界へ誇れる司法制度が整った日本社会を実現したいという志を語った。自分の関心を行動に移せるという強み、アメリカと中国での留学経験から得た多様性を尊重する心を活かして志を実現させたいと強く意気込んだ。

竹田 聖彩

黄色の振袖にカラフルな帯が印象的な装いで自己PR。コロナ禍、テレビで医師の先生が丁寧にウイルスを説明する姿を見て安心できたことがきっかけで、誰にでも分かりやすい言葉を使い、より多くの人の心の安全地帯となれる医師を目指したいと語った。

野田桃子、東海林杏朱、小川聖奈、北原海葵/ミス日本 着物 BRIDAL STYLIST SOGA(ブライダルスタイリストソガ)

野田桃子、東海林杏朱、小川聖奈、北原海葵

野田 桃子

濃い青が爽やかな印象の振袖を着用し、年末は外国人技能実習生と餅つき大会をするのが恒例行事だというエピソードを披露。母国に家族を置いてまで働きに来る彼らのことをもっと知りたいと上智大学で学ぶ。将来は世界中と日本を繋ぐ飛行機から「また来たい」と思える日本社会作りに挑戦し続けたいとPRした。

東海林 杏朱

赤色の古風な振袖を身に纏い、17歳とは思えない堂々としたPRを披露。人々が他者を思いやれる優しい社会を作りたいと語る。将来は自分に何ができるのかを考え、行動に移せる人になりたい、モデルや女優の活動をしながら沢山の人を明るくしたいと意気込んだ。

小川 聖奈

深い紫に和柄が美しい振袖を着用。7年間続けた英語劇で何でも飛び込んでやってみる「Jump in」の精神を養ってきたという。コロナ禍で先が見えない中「Jump in」の精神でミス日本に挑戦。日本の美を世界に広めたいという目標を持ち、大好きな英語で海外の人に日本の魅力を伝えたいと笑顔で語った。

北原 海葵

薄いピンクの振袖に金色に輝く帯が華やかな印象を与える装いでPR。差別や偏見のない世界に住むことを目標に、学生時代は国際交流団体の設立やMENSAに入るなどの活動をしたという。これから先は日本の代表として、国際協力の第一線に立てる女性になりたいと語った。

【information】
ミス日本コンテスト 公式サイト:https://www.missnippon.jp/
コンテスト・授賞式の様子はYouTubeにてアーカイブご覧いただけます。
https://youtube.com/live/iIH-QKvwktA

【感想】

田中優花(お茶の水女子大学)ACTRESS PRESS REPORTER
今回ミス日本コンテストを取材させていただき、同世代でこんなにも美しく、考え方がしっかりしている方々がいることに衝撃を受けた。また、それぞれの個性が光る素晴らしいコンテストだった。どうしても周りと比べてしまって焦ることがあるが、きちんと自分を持って、自分と向き合うことの大切さを学ぶことができた。彼女たちの姿を見て、自分自身をもっと磨き、より高めていきたいと思った。また、今自分ができる目の前のことに取り組むと同時に、彼女たちのように、視野を広く持って物事を見ていきたいと感じた。(田中優花)


田中優花(お茶の水女子大学)、田中瑞歩(法政大学)ACTRESS PRESS REPORTER

◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:左~田中優花(お茶の水女子大学)、右~田中瑞歩(法政大学)
◆コーディネート:Scketto:https://www.scketto.com/
記者連載記事:https://actresspress.com/category/report/

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