『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリは吉岡恵麻(関西学院大)古典の魅力を伝えたい。【Reporter:田中瑞歩・田中優花】

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

第55回ミス日本コンテスト2023』が2023年1月23日に京王プラザホテルで開催され、ミス日本グランプリに見事に輝いたのは、兵庫県出身の関西学院大学2年 吉岡恵麻(よしおか えま)が受賞した。

『第55回ミス日本コンテスト2023』

ミス日本コンテストは、「日本らしい美しさ」を目指し、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。今年で55回目を迎えるミス日本は女優・藤原紀香や政治評論家・金子恵美など、様々な分野で活躍する女性たちを輩出してきた。ファイナリスト13名は勉強会を通し、さらに美に磨きをかけて最終審査に臨んだ。

最終審査では、着物姿での自己PR、ドレスとスポーツウェアのそれぞれでウォーキングと質疑応答が行われた。
それらを総合的に審査し、「内面の美」「外見の美」「行動の美」の3つの美を兼ね備えた女性にミス日本の称号が贈られる。

【ミス日本グランプリ 吉岡恵麻】

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

吉岡 恵麻
兵庫県出身・関西学院大学2年・20歳・T173㎝
2022年度今宮戎神社福娘。
特技は百人一首と硬式テニス。アメリカでテニス留学をした経験を持つ。
趣味は神社仏閣巡り、古典を読むこと。
将来の夢は多くの人に古典の魅力を伝えること、美しい日本語を話せるアナウンサーになること。

<着物審査>

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

着物審査では、爽やかな水色地に暖色系の小花柄がポイントの振袖を身に纏い、終始落ち着いて、丁寧に自己PRを披露した吉岡。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

長い人生を生きれば、辛い今も懐かしく思える時が来るという意味がこめられた「ながらへば またこの頃や しのばれむ うしと見し世ぞ 今は恋しき」という和歌を、10歳の頃、テニス留学でアメリカに飛び立った際に心の支えにしていたというエピソードを披露。千年前の人に励まされているということにロマンを感じ、古典に魅了されたと語った。将来はより若い世代に古典文化の素晴らしさを広めていきたい、人の心に寄り添うことができるアナウンサーになりたいと吉岡らしい将来像でPRを締めくくった。

<ドレス審査>

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

ドレス審査では、タイトなシルエットが美しいオフショルダーのドレスを着こなして登場。輝く笑顔で堂々としたウォーキングを行った。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ
吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

質疑応答では、審査員の金春流 櫻間家 第21代当主、櫻間右陣氏が「今あなたが伝えたいことを能の動きで表現し、それを言葉で説明してください。」という質問に対し、優雅に表現した後、「ミス日本ファイナリストになった日は母の手術が急遽決まった日だった。そのため、心配をかけないように悩みを一人で抱え込んでいた。」という過去を語った。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

しかし、ファイナリスト12人やミス日本に関わってくれた先生や運営の方にアドバイスをいただいたり、サポートしてもらったりして立ち直ることができたという。「先程の舞で皆さんに感謝の気持ちを伝えました。」と質問に答えた。

<スポーツウェア審査>

スポーツウェア審査では、会場の雰囲気も明るくなるような自信あふれるウォーキングとポージングを披露。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

質疑応答では、キャスター・エッセイストとしてご活躍されている南美希子氏の「もしあなたが国会で代表質問をするならば、岸田首相に何を聞きたいですか。」という質問に対し、「国のトップとして国民に情報を伝えるときに何を意識しているかお聞きしたい。」と回答。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

将来アナウンサーを目指しているが、まだまだ話すことが得意ではないと言う。岸田首相の心がけていることを聞いて、自分の成長の糧にしたいと彼女の勤勉さがうかがえた。

<授賞式>

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

名前が呼ばれると驚きを隠せない様子でいた。
ステージ中央では、終始明るい笑顔を貫いたが目を潤ませる場面も。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

昨年2022ミス日本 グランプリ河野瑞夏がプレゼンターで登壇。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ
左~河野瑞夏(2022ミス日本)

「まさか選んでいただけるなんて、夢を見ているようだ」と声を震わせながら言う。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

「グランプリをいただいたことで、夢に向かって更なる努力をしていきたいです。ファイナリスト12人や先生方、家族、全員に感謝したいと思います。ありがとうございます。」と頭を下げた。
どんなミス日本になりたいかという質問に対し、「日本を明るくできるように、古典の素晴らしさを伝えられるように日々活動していきたい。」と笑顔で語った。

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

<囲み取材会見>

吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ
授賞式後にはメディア向けに囲み会見も実施。

Q)グランプリを受賞した今の気持ちを教えてください。

A)ただ夢を見ている感じがする。すごく嬉しいです。


Q)グランプリ受賞を最初に報告したいのは誰ですか。

A)両親です。闘病中の母の元気の源になれば良いなと思っています。早く報告したくてワクワクしています。
もうすぐ母が退院できるので、早く一緒に旅行に行きたいなと思っています。


吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

Q)古典とアナウンサーは不思議な繋がりのように感じますが、どういった繋がりがあるのですか。

A)関西のテレビ番組で、街の歴史を深掘りしたり、神社仏閣に取材に行ったりする夕方のコーナーがあります。私はその番組がきっかけで古典を知りました。その番組に出演したい、もっと皆さんに古典文学を知ってほしいと思っています。


吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

Q)目標とする女性はいますか。

A)金子恵美さん(政治評論家・元衆議院議員)が理想の女性像です。ABCテレビでのアルバイト中に金子さんと出会いました。いちアルバイトの私に優しく、目線を合わせて頷いてくれるんです。そんな優しさに憧れを持ちました。金子さんがミス日本を経験されていたことを知り、私も金子さんのようになれたらと思ったのも応募のきっかけの一つです。


Q)憧れのアナウンサーはいますか。

A)日本テレビの藤井貴彦アナウンサーです。言葉の一つ一つが心に刺さるような、暖かく包み込んでくれる感じがします。そういった言葉選びに努力されてきた部分に憧れを感じます。


吉岡恵麻(関西学院大)『第55回ミス日本コンテスト2023』グランプリ

Q)ミス日本コンテストに出場して良かったと思えることは何ですか。

A)ミス日本に出場する前は、他の人と比較して、マイナス思考ばかりの人間でした。しかし、勉強会を通して色々な先生と出会って、素敵なファイナリストたちと出会って成長できたなと思っています。今では、ありのままの自分で頑張ろうと前向きになれたと思います。

【動画】

フォトセッション・囲み取材を動画でもご紹介!

【information】
ミス日本コンテスト 公式サイト:https://www.missnippon.jp/

【感想】

田中優花(お茶の水女子大学)、右~田中瑞歩(法政大学)ACTRESS PRESS REPORTER

左~田中優花(お茶の水女子大学)、右~田中瑞歩(法政大学)

ファイナリスト13人の熱い思いを同じ会場で感じることができて感無量の思いだった。日本のために行動しようと意気込む同世代の女性たちを見て、私も勇気をもらった。また、自分自身の「内面の美」「外見の美」「行動の美」について考えるきっかけになり、ファイナリストの彼女たちを目標に、より良い自分になれるように努力したいと感じた。彼女たちの今後に注目するとともに、私自身もできることを一歩ずつ進めていきたい。素晴らしいコンテストだった。(田中瑞歩)


田中瑞歩(法政大学)ACTRESS PRESS REPORTER

◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:田中瑞歩(法政大学)
◆コーディネート:Scketto:https://www.scketto.com/
記者連載記事:https://actresspress.com/category/report/

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