『Miss World JAPAN 2023』には根岸茉矢(バレエダンサー)が日本代表。準ミス・ワールドは林彩佳、浅倉美恩、凛衣の3名が受賞【Reporter:後藤さくら、笹ヶ瀬麻結】

準ミス・ワールド2023:林彩佳 ミス・ワールド2023(日本代表):根岸茉矢 準ミス・ワールド2023:凛衣 準ミス・ワールド2023:浅倉美恩

2023年10月17日、世界3大ミスコンテストの中で最も歴史が長いとされる美の祭典『MISS WORLD 2023世界大会(ミス・ワールド)』出場者を決める『MISS WORLD JAPAN 2023 日本大会』が行われた。1951年にイギリス・ロンドンで第1回大会が行われ今年で73回目を迎える当大会は「Beauty with a Purpose(目的ある美)」をスローガンに掲げている。

今年の日本大会では選ばれた30人のファイナリストが日本代表をかけた選考会に出場し、ミス・ワールド2023日本代表にはバレエダンサーの根岸茉矢が輝いた。準ミス・ワールドには林彩佳(医師)、浅倉美恩(早稲田大学)、凛衣(ウェルネス・インフルエンサー)の3名が受賞した。今回は受賞者4名を注目して、ご紹介。

【ファイナリスト登壇】

オープニングの映像後に、ファイナリスト30 名がドレスにて1名ずつ登場。

林彩佳

林彩佳

浅倉美恩

浅倉美恩

凛衣

凛衣

根岸茉矢

根岸茉矢


まさしく美の競演。

審査項目にはスローガンである『Beauty with a Purpose部門』を始め、『トップモデル部門』『タレント部門』『スポーツ部門』『マルチメディア部門』『英語ディベート部門』『チームワーク部門』など外見の美だけではなく内面の美の“美しさ”も競う様々な審査を経て、日本代表が決定した。

【各部門審査】

タレント部門にては、選ばれたファイナリストが合同でパフォーマンスを行った。


ダンスや歌、演技やバレエを披露した。

根岸茉矢
グランプリを受賞した根岸茉矢。
根岸茉矢

バレエ作品「ドン・キホーテ」のバリエーションを披露し、観客を魅了した。

【最終審査】

各部門結果を発表し、総合TOP10を発表。

根岸茉矢 (みねぎし まや)
根岸茉矢 (みねぎし まや)
埼玉県出身・162cm・バレエダンサー
ミス・ワールドへは2回目の挑戦。11歳にして日本大会優勝、そして単身イギリスのロイヤルスクールで10年間、ヨーロッパを拠点に活動した過去を持つ。現在は、日本のバレエ団に所属している。

自己PRでは、2度大きな怪我を経験したと告白。腰の骨折により1年半の休養。骨がくっついても踊って痛みがなくなるか分からないと言われ、バレエをやめようと思ったという。そんな中、「じゃあ、また乗り越えればいいじゃん」と先輩が言ってくれたこの言葉をきっかけに、前向きになることが出来、今に至っている、と挫折から前を向いた経験を赤裸々に述べた。最後に、バレエや芸術の、心に訴える力で人を支え夢や希望を与えていきたい。そして世界中のミス・ワールドの仲間と共に一人でも多くの人に想いを届けたい、と意気込みを述べた。

林彩佳 (はやし あやか)
林彩佳 (はやし あやか)
福岡県出身・170cm・医師
医師として活躍しており、来年からは産婦人科を専攻するという。

自己PRでは、医師としてのスキルアップだけではなく、医療と人々との隔たりをなくし、誰にでも届く医療にすることだと自分の使命を語り、ミス・ワールドがその気づきを与えてくれたと話す。
また、ミス・ワールドの美に集まる力と自分の医師としての力を合わせてこそ、医療格差をなくして一人でも多くの尊い命、未来を担う命を守っていくことが出来ると思う、と日本代表を目指す意味を語った。
また、持ち前は体力と根性で、医師として忙しい日々でありながらも、ミス・ワールドについて考えないことはなかったと、ミス・ワールドへの熱い思いを述べた。

朝倉美恩 (あさくら みおん)
朝倉美恩 (あさくら みおん)
東京都出身・166㎝・早稲田大学3年
ダンスの世界大会に出場した過去を持つ。現在大学生で、「スポーツをもっと身近に、もっと楽しく」をテーマにイベントを企画する団体のアンバサダーとして活動している。

自己PRでは、リモートが当たり前となり、親密なコミュニケーションをとることが困難になりつつあると社会の状況を述べた。そして、スポーツを通じて得られる心の安定や幸福感、そして人とつながることの素晴らしさをもっと多くの方に知っていただきたい、とスポーツへの愛を前面に伝えた。
また、スポ―ツによって生まれる思いやりが平和への第一歩だとし、達成感や一体感が人間関係の希薄化という問題にも効果をもたらすと意見を述べた。最後に、身体活動の素晴らしさを伝え世界平和へとつなげたいと日本代表への熱い思いを述べた。

凛衣 (りりい)
凛衣 (りりい)
東京都出身・165㎝・ ウェルネス・インフルエンサー
「日本に心の健康を広める」をモットーに、ウェルネス・インフルエンサーとして現在活躍中。2年間のいじめを経験、そしてうつ病を発症したという過去がある。

自己PRでは、うつ病の際に出会ったある本が「自分はどんな人間なんだろう」と自分を見つめなおすきっかけとなったと話し、その結果今このステージに立つことが出来ている、と過去について語った。そして、私と同じような経験をして苦しんでいる方々、うつ病や心の病を患っている方、誰にも助けを求められずに孤独に苦しんでいる方々の力になりたいとし、日本そして世界へ心の健康を広めていく、と抱負を述べた。

【受賞式】


受賞式は各賞が発表され、最終にTOP4が発表された。

根岸茉矢
ミス・ワールド2023日本代表には根岸茉矢が呼ばれ、笑顔での発表となった。

根岸茉矢
昨年ミス・ワールド2022の山口佳南よりティアラが受け継がれる。

根岸茉矢
根岸茉矢
カバヤ製品、オハヨー製品の副賞。
プレゼンターには、日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社 取締役COO 中島宏史(写真左)


ミス・ヨガ賞には片岡鶴太郎氏がプレゼンターで登壇。
「今、世の中はちょっと殺伐としています。戦争がまたひとつ始まりまして、非常に痛ましい報道を聞くたびに、世界がもっとヨガをやればなぁと感じております。ヨガの奥義は、最初に出てくるのは非暴力です。」とコメントし、ミス・ヨガ賞を受賞したファイナリストにもヨガの魅力を改めて語った。

根岸茉矢

日本代表に選ばれた、バレエダンサーの根岸茉矢。

【受賞コメント】

「この度はミス・ワールド・ジャパン日本代表という素晴らしいタイトルに選んでいただき、本当にありがとうございます。私たちファイナリストが全員揃ってこの日を迎えることができたのも、本当にたくさんの方々のおかげです。ご協賛くださった各社様、事務局の皆様、たくさんのサポートをくださった歴代のミスの方々 、そしてSNS を通じて私たちを支えてくれたって皆様、本当にたくさんの関係者の皆様のおかげで今、この場所に立てております。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。」


根岸茉矢

【受賞者】

準ミス・ワールド2023:林彩佳 ミス・ワールド2023(日本代表):根岸茉矢 準ミス・ワールド2023:凛衣 準ミス・ワールド2023:浅倉美恩

左より
準ミス・ワールド2023:林彩佳
ミス・ワールド2023(日本代表):根岸茉矢
準ミス・ワールド2023:凛衣
準ミス・ワールド2023:浅倉美恩

準ミス・ワールド2023:林彩佳 ミス・ワールド2023(日本代表):根岸茉矢 準ミス・ワールド2023:凛衣 準ミス・ワールド2023:浅倉美恩

根岸茉矢
受賞後の会見では2021年に初めて挑戦し、周りのファイナリストに圧巻された。1年間SDGsの活動に力を入れ自分磨きをして挑んだ今年の大会。努力の末に掴み取った「ミス・ワールド・ジャパン日本代表」というタイトル。まずは支えてくれた家族に感謝したい、根岸さんはそう語った。

根岸茉矢
「応援したい!そう思ってもらえるような日本代表を目指します」
囲み会見で力強く語った根岸さん。今後の活躍に期待したいですね。

【審査員・プレゼンター】

ミス・ワールド2022日本代表・山口佳南

ミス・ワールド2022日本代表・山口佳南

ミス・ワールド2022日本代表・山口佳南
「挑戦し続けた日本代表生活だった。これからも子供たちに夢を持つことの素晴らしさや大切さを伝えていきたい。自分自身も成長し続け、自分の人生が終わる時にはミス・ワールド・ジャパン日本代表として爪痕を残しておきたい」と熱い思いを語った。12月中旬に開催される世界大会に出場する。

【MC】

石田瑠美子(岩手朝日テレビ アナウンサー)

MCには、石田瑠美子(岩手朝日テレビ アナウンサー)が2016年にミス・ワールドファイナリストとして出場しており、今回が初MCを担当。

石田瑠美子(岩手朝日テレビ アナウンサー)

出演後には、感想も頂きました。

石田瑠美子(岩手朝日テレビ アナウンサー)

Q)今回、MCを担当してみていかがでしたか。

石田:「ミス・ワールドは”目的ある美”を掲げた歴史ある大会。そして私の世界を広げ、自信をくれた場所です。アナウンサーになるという夢を叶えて司会という立場でこのステージに戻ってこられたこと、本当に光栄に思います。今年も、キラキラと輝く皆さんとミス・ワールドの理念に共感する皆さんが一つになる素晴らしい大会でした。幅広く活躍され、同じくプロフェッショナルヨガ検定を保持している片岡鶴太郎さんがプレゼンターとして登場。お話できたのも大変うれしかったです。これからも皆さんの活躍を応援しています。」


石田瑠美子(岩手朝日テレビ アナウンサー) & 後藤さくら(上智大学)、笹ヶ瀬麻結(大妻女子大学)ACTRESS PRESS REPORTER(アクトレスプレスリポーター)
リポーターも一緒に撮影をさせて頂きました。



Miss World JAPAN 公式サイト:https://www.missworld.jp/

【感想】

後藤さくら(上智大学).ACTRESS PRESS REPORTER(アクトレスプレスリポーター)
今回のミス・ワールド・ジャパンを取材させていただき、美しさの定義が自分の中で変わりました。これまではどうしても外見で判断してしまいがちでしたが、それが大きな間違いであることを学びました。夢や目標に向かって頑張る人の姿はとても美しいです。誰かのために自分ができること、やりたいことを真剣に語り、それを実現するために果敢に挑戦するファイナリストの方の姿に感動しました。私もこれから先、自分にできることを考え、そして誰かのために挑戦する心を持ちたいと思います。(後藤さくら)


笹ヶ瀬麻結.ACTRESS PRESS REPORTER(アクトレスプレスリポーター)

今回、ミス・ワールド・ジャパンの取材をさせていただいて、目標に向かって挑戦する方々の姿に心を打たれました。スローガンは、「Beauty With a Purpos ~目的のある美~」。初めこのスローガンを見た時は、どういうことなのだろう?と想像がつかずにいましたが、皆さんの立ち姿、スピーチ、特技披露を見させていただきその意味が分かりました。目的を明確にし、それを叶えるために生きている人々はこんなにも美しいのだと、身をもって知ることができました。皆さんの表情、そして背中から、湧き出るようなエネルギー。その姿に心を奪われ、見ているこちらが元気をいただきました。そして、思わず涙が出ました。社会人だけでなく、大学生、そして高校生の方も参加されており、美しさに年齢は関係ないのだと感じました。同じ大学生という立場で参加されている方には、特に注目して見させていただきましたが、私も皆さんのようにこれからも夢に向かって走り続け、その姿で誰かに勇気を与えられたらと思います。この素敵な大会の取材をし、皆さんの挑戦の一部始終を見ることができてよかったです。(笹ヶ瀬麻結)


後藤さくら(上智大学)、笹ヶ瀬麻結(大妻女子大学)ACTRESS PRESS REPORTER(アクトレスプレスリポーター)

◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材:文:後藤さくら(上智大学)、笹ヶ瀬麻結(大妻女子大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)
◆リポート連載記事:https://actresspress.com/category/report/

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