2023年10月23日、東京ミッドタウン日比谷にて開幕した『第36回東京国際映画祭』。
36回目となる今年、新たなミッション(理念)として掲げられたのは、「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」ことでした。
新型コロナウイルスの制限緩和によって、総勢2000名に及ぶ海外ゲストが招かれる本映画祭は、今年、さらなる飛躍を遂げようとしています。
オープニング作品「PERFECT DAYS」ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司、三浦友和らが一同に登場は圧巻。
国内外から205名の豪華ゲストが駆け付け、また、マスコミと観客計510名による熱気が会場を包み込み、まさに、オープニングにふさわしい盛り上がりを見せました。
リポート2本目は、鮮やかなレッドカーペットの上で、ひと際異彩を放っていた女優4名をピックアップし、お伝えします。
【菜々緒】
主演の亀梨和也にエスコートされ、圧倒的なオーラを放ちながら登場したのは、『怪物の木こり』より菜々緒。
シンプルかつ大胆なブラックドレスを見事に着こなす姿に、日本を代表するファッションモデルとしての品格を感じます。余裕のある大人な振る舞いと美しいボディラインで、会場全体を魅了していました。
首元には黒い花が散りばめられた、唯一無二のデザインネックレスが。健康的な肌に美しく光り輝いていました。
カーペット上では、沿道に手を振り、白い歯を見せてにこやかにランウェイ。また、報道陣の取材に対しては、軽やかに回ってカメラに決めポーズをするなど、時折お茶目な姿を見せるのも印象的でした。
主演である亀梨は冒頭のスピーチで、「この期間を通じて、皆さんにとっても素敵な時間が流れるように心から願っています。」と映画祭の開幕を祝福。その一方で、カーペット上では小道具の小さな斧を持ち、斧をたたきながら拍手をするなど、こちらもお茶目な一面を見せていました。
右~怪物、左~三池崇史監督
2019年第17回『このミステリーがすごい!大賞』を受賞した小説、『怪物の木こり』。その実写映画となった本作は、“サイコパスvsシリアルキラー”の超刺激サスペンスと謳われています。公開予定日は2023年12月1日(金)です。
『怪物の木こり』
監督:三池崇史
出演者:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、渋川清彦、染谷将太、中村獅童ほか
ホームページ:https://wwws.warnerbros.co.jp/kaibutsunokikorijp/index.html
【三吉彩花】
『日韓の映画制作の未来 特別上映』として選出された『ナックルガール』からは、主演の三吉彩花が登場。
ブラックのベアトップドレスに、ゴールドの大ぶりアクセサリーを合わせたクールな装い。強く凛とした姿は、三吉の演じた女性ボクサー橘蘭と重なる部分があります。
カーペット上では前髪をかきあげる仕草を見せるなど、その圧倒的なオーラには思わず目が奪われてしまいます。報道陣の取材の際にはキリッとした表情を見せ、終わるとにこやかな表情に戻るなど、プロの表情管理を目の当たりにしました。
右~窪塚 洋介
『ナックルガール』は女性ボクサー橘蘭が、妹を救出するため、大切なグローブを外し、犯罪組織に乗り込んでいく物語。日韓合作のアクションプライムエンターテインメントである本作は、2023年11月2日(木)からAmazon Prime Videoで配信予定です。
『ナックルガール』
監督:チャン
出演者:三吉 彩花, 伊藤 英明, 窪塚 洋介ほか
ホームページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CGKG97XJl
【玉城ティナ】
Amazon Prime Videoテイクワン賞より、審査委員を務める俳優、玉城ティナが登場。
個性的なデザインの、コンパクトなベアトップドレスで登場。ドレスの色とは対照的な真っ白な肌には、思わず釘付けになってしまいます。
ステージ上では口角を少し上げて微笑みながら、手を振ったり、お辞儀をしたりしていました。堂々とした立ち振る舞いで会場を魅了します。
カーペット上では沿道の観客と積極的にコミュニケーションを取っている姿が印象的でした。色紙を差し出すファンに対して、名前入りのサインを書いて渡したり、2ショット撮影にも快く応じたり。声援にも笑顔で応えている姿が多く見られました。
Amazon Prime Videoテイクワン賞は、東京国際映画祭とPrime Videoがタッグを組み、更なる才能発掘を目指して作られた賞です。今年で3回目を迎えるこの賞では、受賞者に、Prime Videoからの賞金100万円と、Amazonスタジオとの長編映画製作の開発の機会が提供されます。玉城はその審査委員チームに属しており、この賞の最優秀作品は本映画祭のクロージングセレモニーにて発表予定となっています。
【前田敦子】
小津安二郎生誕120周年記念企画の一つ、『連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語』の第三話『非常線の女』より、前田敦子も登場。
左から2人目・田中圭、4人目・柄本佑
俳優の田中圭・柄本佑などを含む、他6名と共に登壇した前田は、まさに紅一点。
他の登壇者とブラックカラーの装いで統一感を図りつつ、ロングスカートからちらりと見える美しい足や上品なシルエットで目を引きます。
終始手を振ったり、サインや2ショットに応じたりなど、沿道の観客一人一人の声にテキパキと対応している姿はさすが元トップアイドル。俳優としての地位を確立した前田が出演する『非常線の女』は、2023年11月12日(日)よりWOWOWにて放送・配信スタートの予定。
【information】
東京国際映画祭:https://2023.tiff-jp.net/ja/
【感想】
また、豪華ゲストの皆さんはもちろん、報道陣の方々の顔ぶれにも改めて驚かされました。キー局のアナウンサーの方やBSテレ東「シネマ・アディクト」のナビゲーターとして日向坂46の渡邊美穂さんまでもがいらっしゃっており、東京国際映画祭・レッドカーペットというイベントの注目度の高さを目の当たりにしました。
この貴重な取材経験を今後に繋げていきたいと、身の引き締まる思いでした。
–
◎ACTRESS PRESS編集部
◆取材:文:梅田陽菜(慶応義塾大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)©2023TIFF
◆リポート連載記事:https://actresspress.com/category/report/
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。