2022年5月7日に、ZOZOマリンスタジアムにて、タレントで元乃木坂46のメンバー高山一実(たかやま かずみ)の始球式と囲み取材が行われた。
この日の「千葉ロッテマリーンズ」対「福岡ソフトバンクホークス」の試合は、「J:COMスペシャルデー」と題して開催され、千葉県出身で南房総市観光大使を務めている高山一実がピッチャーとして登場。人生初の始球式に挑戦した。
【高山一実・始球式】
高山は白いリリーフカーで登場。
マリーンズのマスコット「リーンちゃん」に見守られながらマウンドに上がると、見事なピッチングを披露した。
【囲み取材】
始球式終了直後に開かれた囲み取材で、自身初の始球式の感想などを伺った。
まず、人生初の始球式を終えての感想を聞かれると「(ボールが)めっちゃ曲がっちゃいました。めっちゃ悔いが残る」と、練習でも左に曲がりがちだったピッチングの修正が思うようにいかなかったようで「右右って思わなきゃいけなかったんですけど、ふらつかないようにとかいろんなことに気を張っていたら忘れてしまって、左に曲がっちゃいました。残念」と悔しさを滲ませた。
実際にZOZOマリンスタジアムのマウンドに立ってみて「もっとまわりを見て楽しんで、お客さんの顔を一人ずつ見えたら良かったんですけど、緊張していてあまり覚えていなくて。久しぶり人前だったので、もうちょっと味わいたかった」と、これまでの数々の経験とは違う、また新しい空気を感じた様子。
始球式を楽しみにしていたファンの皆さんの拍手と歓声に「本当にいろんな方が手を振ってくださったり、乃木坂の時のグッズを持っていてくださる方がいて嬉しかったです」。また、会場には高校時代の友人も駆けつけてくれていたそうで「友達が一眼レフで撮ったすごくいい写真を送ってくれたりして、千葉も感じました」と地元・千葉県での始球式ならではのエピソードを語った。
地元球団の千葉ロッテマリーンズの始球式について「小さい頃に野球観戦をしたんですけど、大人になってからは一度も観たことがなかったので、このあと観させていただけるのが楽しみです」と笑顔を見せた。また、自身の始球式の点数を聞かれると「20点」と辛口の評価で報道陣の笑いを誘った。リベンジについては「できたら嬉しいですけど、才能がないので、ちょっと。誰かが急に出られなくなったときは呼んでください」と助っ人としての再登板を期待させた。
また、この日の練習は当日に10分から15分ほど行い、球団の方が投球指導をしたとのこと。芸能界の経験者からのアドバイスがあったかについては「なかったです。映像をたくさん観ました。ロッテの始球式を鈴木愛理さんがされていて、2パターンくらいの衣装を1年ごとに変えられていたと思うのですが、“キャップが可愛いな”とか”スカートが可愛いな”とか、ユニフォーム以外のところは結構自由に決められたので参考にさせていただきました」と、アイドルの先輩でファッションモデルとしても活躍する鈴木愛理のセンスを取り入れたそう。この日の背番号「11」は、J:COMのチャンネル「11ch」によるもの。
新しく乃木坂46の5期生として加入したメンバーに「小川彩」「奥田いろは」「菅原咲月」「冨里奈央」「中西アルノ」と千葉県出身者が5名もいることに「めっちゃ嬉しいです!でも、嬉しい反面、せっかくなら千葉県でみんなで仕事を一緒にしたり、あれだけの人数がいたら”千葉ソング”とかを歌いたかったなって。(松村沙友理の)”さゆりんご軍団”みたいに”千葉軍団”をつくりたかったなって思いました」。また、4期生の千葉県出身メンバー柴田柚菜に「もし千葉県の曲を作るってなったら歌詞書くから言ってね」と伝えたそうで、同郷の後輩メンバーとの明るい未来に心を弾ませた。
4月10日に史上16人目、最年少21歳で28年ぶりの完全試合を達成し、日本プロ野球記録の13者連続奪三振、同じくプロ野球最多タイとなる1試合19奪三振を記録した佐々木朗希投手について聞かれると「もちろん存じ上げています。(登板が)昨日だったんですよね。同じ日だったら、生で見てみたいなって思いました。私がマウンドに立った瞬間にSFみたいに佐々木朗希選手と入れ替わって、一瞬あの球を投げられたらいいな」と語り、佐々木投手から指導を受けたいかと問われると「それは申し訳ないです。本当に才能がないので」と、身に余る可能性を全力で否定した。
ユニフォームの感想を求められると「テンションが上がりました。グローブをすごく可愛く作っていただいたんですけど、ユニフォーム自体はシンプルでモノクロの、ワンカラーが映えやすいのも素敵だなって思いましたし、この縦ストライプが(体型を)細く見せてくださって女子的にはありがたいなと思いました。地元の友達の名前の”まりん”ちゃんの”M”のマークを背負えて嬉しいです」と大満足。
グローブのカラーもオリジナルの”乃木坂46”カラーということで「びっくりしました。用意していただけるのは知っていたんですが、過去の始球式を見てもピンクとか、ユニフォームと同じ黒とか、革の色のものだったりで、予想していなかった私の好きな色と乃木坂カラーを入れてくださったので、感動しました。父が少年野球の先生をやってたんですけど、父にこのグローブを自慢しようと思います」と喜びいっぱいだった。
4月30日に乃木坂46の秋元真夏が楽天生命パークで始球式を行ったが、投げる方向を間違えそうになったというハプニングについて「わかる!と思いました。ライブとかしていても本ステージがどこかわからなくなったりすることがあるんですが、先に真夏が間違えてくれて助かりました。私もやっちゃう可能性があったなと思って、皆さんにいろいろ秘訣をお聞きして、バッターを見つけたら大丈夫だよって教えていただいたので、無事に間違えずにできました」とチームワークを感じさせた。
最後に、ファンの皆さんへ「ボールを投げることに自信がなかったので、楽しく投げられたらいいなって思っていたんですけど、いざ投げてみるとやっぱり真っすぐ球が投げられないというのが申し訳なくて反省してます。せっかくの始球式で、試合を盛り上げなきゃいけなかったのに、球がすごく外れてしまって、これからの皆さんの試合を祈ることしかできないですが、いい経験をさせていただけて嬉しかったです。応援してくださってありがとうございました」と笑顔で感謝の気持ちを伝えた。
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写真一部公式写真使用©C.L.M.
【高山一実 プロフィール】
1994年2月8日生まれ。千葉県出身。
2011年8月から乃木坂46の1期生として活動し、2021年11月21日にグループを卒業。
2015年3月に4人目となる南房総市の観光大使に任命された。
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