Appel Girlと呼ばれ、YouTubeに動画を公開して世界中のメディア、インフルエンサーから賞賛された女性シンガーソングライター・Yeo Hee(ヨヒ)のソロプロジェクト”MACHINA(マキーナ)”。今年2月に1st E.P.「Hear Me」をリリースし、日本デビューを果たしたばかりの彼女の初の自主イベント”Call Me Machina“が、6月17日(金)に恵比寿にあるギャラリーKATAで開催された。
この日は、MACHINAとエレクトロ・ユニット”Mother Tereco”、VJユニット”ICHIGAYA ORCHESTRA”の3組による初めての競演。会場は、ライブスペースとして有名なLIQUIDROOMの2Fにあるハイセンスな空間・ギャラリーKATA。熱いライブが繰り広げられた。
最初にステージに登場したのは、Mother Tereco。
元Open Reel Ensembleメンバーの佐藤公俊と難波卓己から成るユニットで、ファッションショーやアートスペースでの音楽などを手掛けてきた二人。ステージを占領するほど並べられた電子楽器の数々が異彩を放っていたが、リズムやシンセのアンサンブルで演奏が始まると、ゆっくりと心地よいグルーブが生み出され、ウォーミングなサウンドで会場が包まれていった。
続いてステージには、ableton pushを中心にまとめられたMACHINAのセットが登場し、期待感が膨らむ。
MACHINAは、韓国出身の女性アーティストで、作詞作曲アレンジまで手がけたセルフ・プロデュースによる「Hear Me」で日本デビュー。ハンドメイドMV「I Am You」を公開中の言わば韓国版の”宅録女子”だ。最近では、花王ソフィーナ「プリマヴィスタ」(菅野美穂、石原さとみ主演)のCMソングを歌ったり、モデルとして活躍するなど多彩な才能を見せている。
彼女がステージに登場すると、シンセやボーカルをリアルタイムで多重録音していくルーピングを駆使して、クールなサウンドをどんどん作り上げていく。そこに透明感のある艶やかなボーカルが乗り、他の誰とも違うオリジナルなMACHINAワールドで会場を魅了する。
ガジェットの扱いも巧みだが、やはり彼女の魅力は透き通ったボーカルだ。曲によって、日本語、英語、韓国語を使い分けて歌う知的で美しい姿に、会場のファンはあっという間に引き込まれていった。
MCで、ニューE.P.を9月7日(水)にリリースされることが発表されると、待ち望んでいたファンの熱い声援と拍手の渦に包まれた。
ラストには、MACHINAとMother Terecoによるセッションが行われ、ICHIGAYA ORCHESTRAのVJもヒートアップ。
会場は熱いグルーブに包まれ、ElectronicaとArtでつながった3組による競演は幕を閉じた。
いま最注目のアーティスト”MACHINA”。今後の詳しい情報はMACHINA Official Websiteをチェックしてほしい。
▼MACHINA Official Website
http://machina.link/
▼MACHINA Official twitter
@MACHINA_staff
▼Mother Tereco
https://www.facebook.com/MotherTereco
MACHINA 2nd E.P.「タイトル未定」
発売日:2016年9月7日
発売元:yhmusic
販売元:PCI MUSIC
品番:YHM-002
価格:未定