女優・萩原みのり、役者生活への熱意語る!TOHOシネマズの俳優特集に選出され、2作品が特別上映

萩原みのり/2022年3月24日、TOHO シネマズ日比谷にて行われた「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」の第4弾「萩原みのり特集」の上映記念舞台挨拶にて。

女優・萩原みのり(はぎわら みのり)が 3月 24日、TOHO シネマズ日比谷にて行われた「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」の第4弾「萩原みのり特集」の上映記念舞台挨拶に出席した。

「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」は、TOHO シネマズが「いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画・洋画問わずピックアップして特別上映する」同社のオリジナル企画。昨年 12 月から企画がスタートし、これまでに映画監督を特集した特別上映が 3 度実施されている。そして 3 月 24 日に開催された第 4 弾では、初の俳優特集を実施、記念すべき俳優特集の初回には女優・萩原みのりが選ばれ、萩原が主演を務めた『お嬢ちゃん』(2019 年公開)と『成れの果て』(2021 年公開)の 2作品が特別上映された。

萩原みのり/2022年3月24日、TOHO シネマズ日比谷にて行われた「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」の第4弾「萩原みのり特集」の上映記念舞台挨拶にて。

左から MC:SYO、萩原みのり/2022年3月24日、TOHO シネマズ日比谷にて行われた「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」の第4弾「萩原みのり特集」の上映記念舞台挨拶にて。

『お嬢ちゃん』上映後に行われた舞台挨拶にて萩原みのりは、「最初このお話を聞いた時から何が起きているのかずっとわかっていない、なんで私が選ばれているのか、本当に私で大丈夫ですかと。でもすごくうれしいし、今回この 2 作品を TOHOシネマズさんで上映していただくということが、私のなかですごく特別なことで、夢なのかな?とずっと思っていて、今こうしてここに出てきて本当だったと実感しているところです」と恐縮しながらも、記念すべき俳優特集の第 1 弾に自身が選ばれたことの喜びを語った。

また MC から『お嬢ちゃん』について、作品に挑むにあたって準備したことはあったのかと聞かれると「あまり役づくりをしたというのはなくて、とにかく出演者の皆さんと全部のシーンをリハーサルさせていただいたので、事前に皆さんの雰囲気を知ってから撮影に挑むことが出来ました。」「ロケハンに一緒についていって、作品の舞台である鎌倉を自分になじませるようにしました。それもあって役をつくってとか、セリフを喋っているという感覚が無くて、アドリブで喋っているような感覚で役を演じられました」答えた。

萩原みのり/2022年3月24日、TOHO シネマズ日比谷にて行われた「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」の第4弾「萩原みのり特集」の上映記念舞台挨拶にて。

萩原みのり/2022年3月24日、TOHO シネマズ日比谷にて行われた「TOHO シネマズ ピックアップ・シネマ」の第4弾「萩原みのり特集」の上映記念舞台挨拶にて。

続いて『成れの果て』について MC から聞かれると「この作品がジャンル映画になったら嫌だという思いがずっとあって、『(自身が演じた)小夜をこういう子だという枠に絶対はめたくない』という思いがあって、とにかく小夜に寄り添いたかった。宣伝するときも『絶対にエンタメにしてはいけない」というのがあって、作中で描かれることが面白いことではないから、プロモーションでも面白いとは言わない。でも作品はすごく好きだし、見て欲しいけど、そのあたりがプロモーションの時にすごく難しかったです。ずっと小夜が抱えている「許さない」という思いや、小夜におきたことをみんなは勝手に過去のことにしていくけど、私にとってはずっと今の事で、これからのことで、その思いをどう溜めて、ずっと許さないでいられるかということを、ずっと準備の段階で台本の余白に『嫌い』とか『嫌』とかを書いていました。私はこの作品で『許さなくていい』ということがお守りのように届いたらいいと思って挑んでいました。」と撮影時のエピソードを明かした。

また今回上映された2作品以外の出演作でも、シリアスな役柄を演じることが多い萩原は、「作中で笑わない役が多い。睨んでいるときの方が多いので、舞台挨拶でも作品の余韻を壊さないように、かしこぶってあまり笑わないようにしています」と普段舞台挨拶に臨むうえでの葛藤を明かした。

さらに 4 月 29 日公開予定の最新作『N 号棟』については、「『死恐怖症』を抱える女の子の役で、作品に入る前に死ぬことについてすごく考えました。『死恐怖症』のこともすごく調べて本当に怖くなってしまって、それが映像にでているんですかね」と振り返った。また自身のこれまでの出演作に共通する点を聞かれると「いつも悲しい目をしている。すごく強い女性なのに。あれ?もっと強かったはずなのに、みないな。セリフを言いながらどんどんそういう思いが生まれてきているんだと思うんですけど。『N号棟』も一見活発な女の子だけど、自分の居場所が見つかっていないような女の子で、キャーキャーしているけど、どこかちょっと寂しそう、そういう部分がどこかこれまでの作品と共通しているかもしれないですね。」と語った。

イベントの最後には、「こういう場を作ってよかったと TOHO シネマズさんに思っていただけるように、これからの役者生活も今まで以上に頑張りたいと思っています。『成れの果て』はまだ公開されていますが、『お嬢ちゃん』も『成れの果て』も、一度映画館での公開が終わった作品をまた劇場で上映してもらえるってすごく幸せなことで、特に『お嬢ちゃん』はあのときもっと観て欲しかったなという思いがあったので、今日こういう場を作っていただけて本当に嬉しかったです。今後の作品も追いかけていただけたらすごくうれしいと思います。」と観客にメッセージを送った。

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