人気アイドルグループ・乃木坂46が2月29日(土)、東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されたファッションイベント「第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER」(TGC)の「ARTIST LIVE」に出演。約7時間にも渡る長丁場で行われたTGCのトリを飾った。絶対的エース、白石麻衣(しらいし・まい)の卒業を控えた彼女達は、白石がセンターを務める3曲を含む、計4曲をステージで披露した。
初めに披露した楽曲は、乃木坂46史上最高難度の振り付けと謳われた「インフルエンサー」。この楽曲は、先に卒業をした元乃木坂46の西野七瀬と白石でWセンターを務めた曲でもある。終始崩れないクールな表情とキレのあるダンスは圧巻であった。
2曲目に披露したのは、白石が乃木坂46で初めてセンターを務めた「ガールズルール」。この曲は、単独LIVEでもかなり盛り上がる曲ということもあり、1曲目とは打って変わって、メンバーも可愛らしい笑顔で曲を楽しみながら披露した。
3曲目は、3期生の大園桃子と与田祐希がWセンターを務めた「逃げ水」。白石の卒業を控えた今であるからこそ、次世代をイメージさせるパフォーマンスであった。センターの大園と与田は、堂々たるパフォーマンスで次世代の乃木坂を彷彿とさせた。
4曲目は、白石がセンターを務める「シンクロニシティ」。日本レコード大賞を2連覇した時に披露した曲であり、昨年の紅白歌合戦で坂道グループが合同で披露した楽曲でもある。この曲は、どの楽曲よりも、メンバー自身の思い入れが強い1曲である。2曲目、3曲目とは一変して、真剣な表情で披露した乃木坂46のオーラとパフォーマンスは圧巻であった。特に、白石の時折見せる切ない表情は、会場の空気をも魅了し、注目させた。
4曲にわたるLIVEを終え、リーダーである秋元真夏が配信を見てくださった方々にお礼の言葉を述べ、乃木坂46のLIVEは終了した。
乃木坂46は、白石の他に、井上小百合や佐々木琴子も卒業を控えている。井上は、卒業を発表していながらもメディアへの露出が少なかったため、ファンとしては貴重なLIVE映像となった。記念すべき30回目の大トリに相応しい見事なパフォーマンスを魅せた乃木坂46。今後の活躍をさらに期待させる見事なLIVEとなった。
「東京ガールズコレクション(TGC)」は、国内最大級のファッションイベント。記念すべき30回目となる今年は、“I♡TGC”をテーマに掲げ、人気モデルたちによるランウェイ、アーティストのライブなどを繰り広げた。
◎ACTRESS PRESS編集部
取材協力・文:北野茉依(令和リポーターズ)