瀬戸内7県を拠点とする日本の女性アイドルグループ・STU48 の福田朱里(香川県出身)と中村舞が2024年3月18日、香川県の四国水族館にて開催の、子どもたちが瀬戸内海の海洋ごみについて考える体験型展示イベント「海をたすけるすいぞくかん」に登場した。本イベントのオープニングイベントにて、水族館に集まった岡山県の小学生にむけて、日本財団が作成した絵本「海をたすけるももたろう」の読み聞かせや、トークセッションを行った。
「海をたすけるももたろう」は、豊かな瀬戸内海を守るためにももたろうが街から出たごみの退治に向かう物語。物語にちなみ、STU48 の福田朱里と中村舞が、ももたろうのはちまきをして登場。岡山県の琴浦南小学校 3 年生 36 人に向けて、「今日は、美しい四国水族館で絵本を通して皆さんが海洋ごみについて考えるきっかけとなれば嬉しいです。私たちも、皆さんと一緒に勉強します!」と挨拶した。
STU48 の二人は、絵本の読み始めは緊張していたが、子供達が楽しみながらも真剣な様子で耳を傾けてくれるため、徐々に緊張がほどけた様子。読み聞かせが終わると子供達は、ストーリーや海のキャラクターに対して思い思いに感想を述べた。
読み聞かせ後、子供達に感想を聞くと、「街に落ちているごみを自分でも拾おうと思いました。」とごみ問題への意識の変化を見せた。また「ももたろうの朗読をすごくキレイにしてくれてわかりやすかった。」という生徒もいて、会場を和ませる一幕もあった。
読み聞かせ終了後は、瀬戸内海を守っていくために、日常生活の中でどのようなアクションを起こしたらいいか、時折子供たち
にも意見を聞くなどのやり取りを交えながら、話し合った。子供達からは「自分のごみでなくても落ちていたら拾う」「なるべくプラスチックのごみは出さない」などたくさんのアイデアが出た。香川県出身の福田は家族で四国水族館を訪れたこともあり、「ふるさとに帰ってきて香川のみんなと海洋ごみについて考えることができてよかったです。街のごみが海洋ごみに繋がっているのは、初めて聞きました。」と話し、「マイはしやマイボトルを使うなどひとりひとりの行動が海をきれいにすることに繋がるので、今日知ったことを周りの人に伝えていきたいです。」と海洋ごみ対策について伝えた。
さらに、オープニングイベント前には、福田朱里と中村舞も「海をたすけるすいぞくかん」を先行体験した。
どのようなごみが捨てられているかという現状や、海洋ごみを減らすために私たち一人一人ができることを知るための、様々なアクティビティを体験。福田は「これだけたくさん楽しい仕掛けがあったら、子どもたちも、興味深く学ぶことができると思いました。」中村も「海洋ごみ問題が丁寧に分かりやすく示されているので、より身近な課題として明日から自分たちがすべきことを考えることができました。」と楽しそうに感想を明かした。
そして、参加した小学生も、「僕たちのごみによって水族館のきれいな魚たちがいなくなってしまうのは悲しいです。自分ができることを考えて、周りのお友達や家族にも伝えていきたいです。」と、頼もしく語った。
◎ACTRESS PRESS編集部
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