夏目坂46(早稲田大学)が気品あふれるパフォーマンスでチーム初の全国優勝。 <UNIDOL2022-2023 WINTER①>(動画有)【Reporter:小栗あおい、藤原亜美、川副心愛】

UNIDOL2022-2023 WINTER

2023年2月15日に「UNIDOL 2022-23 Winter 決勝戦/敗者復活戦」がZepp Haneda(Tokyo)で行われた。
『UNIDOL』とは女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦であり、今大会は19回目となる。


各エリアで開催された予選⼤会を通過した15チームに加え、同⽇開催の敗者復活戦を勝ち抜いた3チームが出場した決勝戦では、夏目坂46早稲田大学)が全国61大学71チームの頂点に立った。

夏目坂46
リポート1本目は、優勝した「夏目坂46」特集リポート。

女子大生リポーター3名が担当します。小栗と藤原は3回目の『UNIDOL』現場取材となる。

左~小栗あおい(筑波大学)、藤原亜美(横浜国立大学)、川副心愛(明治大学)ACTRESS PRESS REPORTER

左~小栗あおい(筑波大学)、藤原亜美(横浜国立大学)、川副心愛(明治大学)

【決勝戦パフォーマンス】

夏目坂46
決勝戦11番目に登場。

夏目坂46
本家NGT48の衣装を彷彿とさせるくすみブルーの衣装で登場し、1曲目に披露されたのは「渡り鳥たちに空は見えない(NGT48)」。

夏目坂46
指先まで揃ったダンスと、ステージを広く使った一糸乱れぬフォーメーション移動が、観客を引き込んだ。
また、メンバーの1人が他のメンバーに持ち上げられて宙に浮くシーンが、まるで鳥が空を優雅に飛んでいるようで幻想的だった。

夏目坂46
夏目坂46
夏目坂46
続く2曲目の「Cage(日向坂46)」では雰囲気が一変。自由を求め飛び出そうというメッセージ性の強い歌詞を、クールな表情と力強いダンスで表現した。

スクリーンの「鳥籠には 自分で閉じ籠っていた もうここから 抜け出そう 僕は今 自由に羽ばたく」という言葉とともに始まったのは、3曲目の「ハロー to the world(わーすた)」。

夏目坂46
1人ずつの歌割りでは、豊かな表現力と個性が光る。キラキラな笑顔でがむしゃらに踊る姿からは、「優勝」への思いの強さを感じた。

レースがあしらわれた真っ白のロングワンピースへと衣装替えをし、17人全員で最後に披露されたのは「ここにはないもの(乃木坂46)」。

夏目坂46
夏目坂46
人数の多さを活かした緻密なフォーメーションダンスと晴れやかな表情に心を掴まれた。迷いがなく全員の息がぴったりと合ったフォーメーション移動は、練習量の賜物だろう。

夏目坂46
夏目坂46
夏目坂46
パフォーマンス後、会場は大きな拍手と歓声に包まれる。
「鳥」をテーマにしたストーリー性のあるステージに会場全体が魅了された8分間だった。

夏目坂46
夏目坂46
夏目坂46

<セットリスト>
M1:「渡り鳥たちに空は見えない(NGT48)」
M2:「Cage(日向坂46)」
M3:「ハロー to the world(わーすた)」
M4:「ここにはないもの(乃木坂46)」

【授賞式】

審査員順位1位、会場観客票2位、オンライン観客票2位、総合得点で優勝を果たした夏目坂46。

夏目坂46
発表の瞬間

夏目坂46
受賞パネル、優勝カップはゲストの宮本佳林から渡された。

夏目坂46
夏目坂46
後方左よりMCを務めた飯窪春菜、宮本佳林、MC静恵一と恒例の記念撮影。

夏目坂46

代表のゆきんこは「応援してくださった皆様、支えてくれたメンバーのみんな、家族の皆さん、本当に本当にありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べ、「予選での点数が低かったり、審査員順位が悪かったりという悔しい点を改良したくて、17人全員が本気でこの大会にかけてきました。」と優勝への熱い思いを語った。
また、チームを創設してくださった1期生の方々がラストの大会ということで、良い送り出しをすることができて本当によかったです。」と涙ぐむ場面も。
最後に「敗者復活戦最強チームではなく、優勝常連チームとして名を連ねられるようなチームに成長していきたいと思いますので、これからも夏目坂46の応援をよろしくおねがいします。」と今後の抱負を語った。

【インタビュー】

前列~ゆきんこ、ゆうむ 後列~しおり、かえで

前列~ゆきんこ、ゆうむ 後列~しおり、かえで

授賞式終了後に行われメディア向けに会見が行われ、メンバー4名にインタビューをさせて頂きました。

Q)優勝した今のお気持ちを率直に教えてください。
ゆうむ「すごい嬉しいです。3年前に夏目坂を立ち上げた時は、決勝に運良く行くことができたんですけど、やっぱり入賞がほど遠すぎて、そこに行くことは無いだろうなって思っていたんですけど、一番最後の大会で、こうやって夏目坂46で優勝できたことが本当に夢のようですし、すごく嬉しいです。」

Q)練習した中で大変だったことを教えてください。
ゆうむ「今回は17人という大人数でパフォーマンスを行わせていただいたんですけど、夏目坂46としても大会では一番多い人数で、一人がずれるとずれて見えるので、一人一人細かいところまで直すのが大変だったんですけど、みんな自分で復習とかしてくれて、出来たものだったと思います。」

Q)応援してくださった方へのメッセージをお願いします。
ゆきんこ「優勝というものは、私たちのパフォーマンスの力だけでは絶対にとれないものだなという風に思っていますし、マシェバロっていう配信アプリのほうでも、1位は惜しくも届かなかったんですけれども、たくさんの方に毎日毎日協力していただいて、たくさんの愛を感じることが出来た決勝期間になりました。これからも、応援のほどよろしくお願いいたします。」

Q)会場に来てくださった方や配信を見てくださった方以外で気持ちを伝えたい方についてお願いします。
ゆうむ「今大きく二人思い浮かんでいて、一人はスタッフ。夏目坂46にはスタッフの子たちもいるんですけど、今回の構成や映像をすごく考えてくれたりしたので、最初にお礼と喜びを分かち合いたいなと。もう一人は家族にありがとうって気持ちも込めて伝えたいです。」


和やかなリラックスした会見となった。

Q)グループの成り立ちについて教えてください。
ゆうむ「2019年の3月末です。最初は身内のダンス部の6人で始めた感じだったので、人集めが大変でした。でもそこから、イベントや大会に出場し続けることで、5期生や6期生がたくさん来てくださるようになったというのは、成果として人集めも、どちらかというと、続けてもらうことだったり、ユニドルをわかってもらうことのほうが大変だったなという風に思っています。」

Q)チームワークの秘訣を教えてください。
ゆうむ「先輩しか意見を言わないというのはやめたいなと思っていて、全員が意見を一回言う場を何回も、毎日のように設けてやっていきました。意見をちゃんと一人一人持つというのは、大事なのかなっていう風に思います。」

左~しおり、ゆきんこ、ゆうむ、かえで

左~しおり、ゆきんこ、ゆうむ、かえで

Q)衣装がどのように制作されたかについて教えてください。
ゆうむ「これは(取材時に着用していた全身白の衣装)4曲目の『ここにはないもの』という乃木坂46の本家の衣装を参考にしたというのがあるのですけれども、袖が特徴的なので、素材なども布屋さんに見に行きました。でも、17人となると、袖の部分のリボンも一人4メートル使っているので、すごい長さなんですよ。なので、そういう言うところが大変だったりしましたね。」

Q)今回のパフォーマンスを見ていない人に向けて、見どころや力を入れたことを教えてください。
ゆうむ「1曲目から4曲目を通して一つのテーマをモチーフとしたセトリとなっています。1曲目は優勝に向かってみんなで飛んでいくイメージで作り上げていて、2曲目は鳥かごに閉じ込められていたところで、優勝を目標にしていても達成できない葛藤みたいなものを表していて、3曲目でキラキラ輝く、だんだん飛んでいく。「飛びたいな」というのが、歌詞の最後になるんです。というので、優勝という目標に向かって、また頑張っていこうという曲にしました。最後で、ユニドルは4年間しかないというところで、優勝を目指して頑張ってきたけど、いずれは次の道に進まなきゃいけないんだよなっていうような。1羽の鳥をモチーフにしながら、ストーリー性、現実性があるストーリーを作ったというのが見どころですね。」


アクトレスプレスリポーターよりも質問をさせて頂いた。この模様は動画でも収録。

Q)後輩メンバーから創設者のゆうむさんへの思いを教えてください。(藤原亜美より質問)
ゆきんこ「ゆうむさんは本当にすごい人で、パフォーマンスももちろんですが、チームをまとめる力というのが、今までかかわってきた人の中でこんなにまとめる力があるんだと思うくらいすごくて。よく後輩たちでもゆうむさんすごいねみたいな話をするんですけど、そういった統括力に支えられて、しかも、それに感化されて凸行されてもいいチームに慣れるようにと影響をもらっています。」

Q)1曲目の「渡り鳥たちに空は見えない」という楽曲が発表されてからあまり期間が経っていませんが、それについてのエピソード等を教えてください。(川副心愛より質問)
ゆうむ「夏目坂46の1曲目に合う曲っていうのがなかなか見つからなくて、その中で見つけた曲でした。NGT48さんが音源の方だけ先に出されていたので、発売日にみんなで電話して、皆でこれにしようって決めました。」


インタビュー後にリポーター2名とメンバーで集合写真もさせて頂きました。

【動画リポート】

夏目坂46の動画リポート。

動画リポートは、藤原亜美(横浜国立大学)、川副心愛(明治大学)の2名が担当。

ステージでのNGT48「渡り鳥たちに空は見えない」パフォーマンス、授賞式優勝発表シーン、優勝受賞コメント、個別インタビューも行った密着動画になっています。

▼動画はコチラ

【夏目坂46・グループ情報】

夏目坂46

早稲田大学インカレ坂道系コピーサークル「夏目坂46」
UD19夏予選 2位→UD19夏決勝ベストブレイク賞→UD21冬敗復1位→UD22夏敗復1位→UD22F優勝→UD22冬予選2位→UD22冬優勝


公式:https://twitter.com/_natsume46

【information】

UNIDOL
UNIDOL公式Twitter:https://twitter.com/UNIDOL_EXCO
UNIDOL公式ホームページ:http://unidol.jp/

【感想】

小栗あおい
私自身も出場したことがある『UNIDOL』の取材ということで終始楽しかったです!チーム一丸となり多くの時間を割いて練習してきた思いの丈を8分間にぶつける、出場者の皆さんの全力なパフォーマンスに心を打たれ、「やっぱり『UNIDOL』っていいな。」と思いました。アイドル好きの方はもちろん、そうではない方にも楽しんでいただける大会だと思うので、気になった方はぜひ次回の大会に足を運んでみてください!!(小栗あおい)


小栗あおい
会場では今回のキービジュアルの『UNIDOL公式グッズ』も販売されていた。

小栗あおい
『UNIDOL 2022 Summer』優勝・筑波大学Bombs! メンバー
https://actresspress.com/unidol2022summer0821-3/

アクトレスプレス取材にては、2021年夏より参加し、アイドル取材を主に行い「TIF2022」「@JAM2021」の現地取材を始め、宮脇咲良会見や「HKT48」矢吹奈子、田中美玖、「NGT48」奈良未遥、「ラストアイドル」阿部菜々実らの3グループの個別インタビューも担当。UNIDOL取材も3回目。
https://actresspress.com/?s=%E5%B0%8F%E6%A0%97%E3%81%82%E3%81%8A%E3%81%84

<活動感想>

個別インタビュー取材でコアな質問をしたり、ライブ取材で少し変わった視点で鑑賞したりと、アイドルオタクの私だからこそできる取材を心がけています。自分の書いた記事が、「アイドル文化」が広がるきっかけになっていたら嬉しいです。また、取材を通してアイドルの方々と直接お話し、活動やチーム、ファンの方々に対しての思いを知るたびに、アイドルへの「好き」が増しています。


小栗あおい(筑波大学)、藤原亜美(横浜国立大学)、川副心愛(明治大学)ACTRESS PRESS REPORTER

◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:小栗あおい(筑波大学)、藤原亜美(横浜国立大学)、川副心愛(明治大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)、はせいあい(青山学院大学)
◆取材協力:Scketto: https://actresspress.com/reporter20230210/
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