池田エライザ、神尾楓珠との初共演の印象明かす!【ドラマ『左ききのエレン』 制作発表会・レポート】

神尾楓珠、池田エライザ、石崎ひゅーい、中村ゆりか、今泉佑唯、八木アリサ、吉村界人、かっぴー、後藤庸介監督/ドラマ『左ききのエレン』制作発表会

MBS/TBSドラマイズムにて10月20日放送スタートとなる話題のドラマ『左ききのエレン』の制作発表会が本日2019年10月15日、東京・スペースFS汐留にて開催され、W主演の神尾楓珠池田エライザ、共演の石崎ひゅーい中村ゆりか今泉佑唯吉村界人八木アリサ、そして、後藤庸介監督が登壇した。

本ドラマの原作は、2016 年 3 月から、かっぴーによって cakes にて連載がスタートし、cakesクリエイターコンテストで特選を受賞した同名漫画。2017 年 10 月からは、少年ジャンプ+にてリメイク版が発売され、まさに話題沸騰中の作品。物語の主人公は、自らの才能の限界に苦しみながらも、いつか“何者か”になることを夢見る朝倉光一と、圧倒的な芸術的才能に恵まれながらも、天才ゆえの苦悩と孤独を抱える山岸エレン。高校時代に運命的に出会った2人はやがて、大手広告代理店のデザイナー、NYを活動拠点とする画家として、それぞれの道を歩むことになり…。凡才と天才、相対する2人の敗北や挫折を通して、その先に本当の「自分」を発見するまでをリアルに描き出す青春群像劇が描かれる。

神尾楓珠、池田エライザ、石崎ひゅーい、中村ゆりか、今泉佑唯、八木アリサ、吉村界人、かっぴー、後藤庸介監督/ドラマ『左ききのエレン』制作発表会

本日の制作発表会では、第1話(約 24 分)の上映後、豪華発表会の幕開けとなり、神尾楓珠、池田エライザ、石崎ひゅーい、中村ゆりか、今泉佑唯、八木アリサ、吉村界人、そして後藤庸介監督が登場した。

本作が地上波初主演となり、本作で池田エライザとともに W 主演となる神尾楓珠は「プレッシャーはありましたが、何者かになりたいというのは誰にでもある思いかなと思いましたし、自分自身にもあると思いましたので、そんな思いが上手く光一(朝倉光一)に投影できたらいいなと思いながら演じました。」と語った。

同じく W 主演となる池田エライザは、「正直エレンを演じる自信はなかったのですが、天才ならではの孤独感だったり、天才ならではの喜びだったりを表現することでエレンの人間らしさを感じられる瞬間を感じられて良かったです。」と天才画家・山岸エレンを演じた感想を述べた。

2 人は、初共演ということで、お互いの印象について神尾は、「カメラが回っていないところでも常に池田さんはエレンだったので、対峙しやすかったですね。楽しかったです。」と池田の印象を述べると、池田は「話を重ねるごとに光一の成長をみせてくれるのが楽しかったですし、その成長ぶりを見ながら私もお芝居をするので、とても面白かったです。」と神尾との共演について語った。続いて朝倉の上司でエースクリエイターの神谷を演じた石崎ひゅーいは、「自分とは正反対の役でした。連ドラも初めての経験でした。僕はこれまで演じたのが、こけし職人のシンガーソングライターで、その次が UFO 好きの漁師という役で、そこからの今回の役だったので、自分としてはいろんなことを挑戦させてもらった現場でした。」と過去に演じた特異な役どころを披露し、客席を笑わせた。そんな石崎は、時にセリフが訛ってしまうことがあったようで、9テイクも同じシーンをやり直したことなども披露してくれた。またそんな石崎がセリフを上手く言い切った時に「決まった!」という表情を見せていたのが、共演者の笑いを誘っていたことも明らかにされていた。

才能あるコピーライター三橋由利奈を演じた今泉佑唯は、「新人だけど仕事ができるキャラクターだったので、自分とは真逆でしたが、明るいところは自分と同じだなと思いました。」と自身の役どころについて述べた。

営業で、クリエイター陣を憎む流川俊を演じた吉村界人は「難しかったです。普遍的な役は、僕には理解できなかったのですが、演じているうちに好きになっていきました。」と語った。そして、感情を秘めながらも計算高く行動するお嬢様加藤さゆりを演じた中村ゆりかは、「私の役は、光一の元カノでエレンのマネージャーという役でした。エレンとのシーンはニューヨークでのシーンという設定で撮影期間が2日しかなく緊張しました。英語のセリフに何度も監督にダメだしをされて大変でした。」と述べた。そんな中村に対し、後藤庸介監督は「しっかり者にみえて、実は天然のところがあって・・・」と、中村の素顔を暴露していた。実は英語が喋れるわけではない中村の流暢な英語のセリフ回しには、池田も「すごい分量の英語を覚えて、現場でがんばってました。」とほめていた。

ファッションモデル役岸あかりを演じたモデルの八木アリサは、「今同じ雑誌で 8 年ぐらいモデルをやっていますが、天才ではないので、天才って何だろうというところから始まりました。でも、原作を読んで岸あかりにとても共感できるところもあり、見せる天才役という部分に悩みましたが、上手く演じられていたらいいなと思っています。私の登場は 4 話からなので、まだ映像をみていないですから少し不安です。」と心境を語った。

最後に多彩なキャストへの印象を聞かれた監督は、「神尾さん以外は、皆さんが自由で天才肌タイプでした。」と答えると、池田が「自由を許してくれる現場でした。どんな芝居したい?どう動きたい?と聞いてくれる現場だったので、現場に参加できているという感じを強く感じられて楽しかったです。」と撮影当時を振り返っていた。

その後、原作者のかっぴー先生と美大生が登場し、「左ききエレン」2 チームと美大生チームがかっぴー先生からのお題で絵ごこ
ろを競うという企画がお披露目された。お題は「横浜マリンタワーにライオンの絵を描く神谷雄介」。左ききの1チームは神尾楓
珠、石崎ひゅーい、今泉佑唯、吉村界人の4名、2 チーム目は池田エライザ、中村ゆりか、八木アリサの 3 名で対決となった。勝負はエレンチームの勝利で終わった。

最後にかっぴー先生から「4 年ぐらい前に書き始めたのですが、サラリーマン時代にコピー用紙の裏紙に書いた漫画が「左きき
のエレン」の始まりでした。それを集英社の方が見出してくれました。これは昔の自分に手紙を書こうと思って始めたことでした。だから自分宛てに書いた個人的な手紙が全国的にドラマとなって放送されるということにドキドキを感じています。手紙を読むような気持でこのドラマを見てくださったらと思います。」と本作への思いが伝えられた。

神尾楓珠は「才能がテーマに描かれていますが、それだけではなく普遍的なことが描かれていますので、ご覧になった皆さんが少し背中を押されているような気持ちになっていただけたらと思います。自分と向き合って、自分を見つめなおすきっかけになればいいなと思います。」と、視聴者へのメッセージを語ると、池田エライザは「かっぴーさんの漫画に出会ったのは 10 代の頃でした。その当時からかっぴーさんが綴る言葉に感動して、そしてエレンに出会いました。エレンに限らず、登場人物たち一人一人が過去の偉人のように名言を投げてくれます。私にとっても宝と思える作品に出会えました。皆さんも是非、ご覧ください。」と最後を締めくくった。

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