中田花奈、乃木坂46卒業を決断した時のことを回想!登山家・野口健から学ぶ

元乃木坂46 中田花奈(なかだ かな)

元乃木坂46 中田花奈(なかだ かな)が、本日5月19日(金)配信の「TVer (ティーバー)」完全オリジナル番組「TVer で学ぶ!最強の時間割」Lesson22に参加する。今回の先生は、7 大陸最高峰登頂を世界最年少記録(当時)し、世界初のエベレストや富士山の清掃登山に精力的に取り組む、登山家の野口健が登場。「2022 年ノンフィクション本大賞」にノミネートされ話題となった小林元喜著『さよなら、野口健』で、登山家としては 3.5 流とも評される野口健が一流の生きる力について語り、元乃木坂 46 の中田花奈も学ぶ。

中田花奈、野口健、ラランド(サーヤ、ニシダ)

左から中田花奈、野口健、ラランド(サーヤ、ニシダ)

野口健は 16 歳で高校を停学になり登山に出会う。同年に「モンブラン(ヨーロッパ)」登頂。
17 歳で「キリマンジャロ(アフリカ)」に登頂し、7 大陸最高峰の登頂を決意する。その後順調に各大陸の最高峰を制覇。そして 23 歳で最後に残った世界最高峰「エベレスト」にアタックするが失敗。25 歳・3 度目のアタックでエベレスト登頂に成功し、7 大陸最高峰登頂の世界最年少記録(当時)を樹立した。現在は環境活動家として、エベレストや富士山の清掃登山など環境保全活動も行なっている。

授業内では過酷すぎるエベレスト登頂のリアルが語られる。低酸素・極寒・悪天候に耐えるには、体力も大事だが「精神状態を維持することが大変」「諦めた人から亡くなる」と野口は明かす。極限状態が続き、死と直面する瞬間も幾度となく訪れる。「死の恐怖はすごくエネルギーを持っていて、向き合うと勝てない」と野口は言い、実際 2 度目のアタックでは山頂まであと 300m の場所で猛吹雪に見舞われ、「死ぬくらいなら逃げよう」と決断した。

壮絶な体験談に、サーヤ(ラランド)は「何回も死に直面している人って、ひとつ上にいる感じがする」と言葉の重みを口にする。中田花奈(元乃木坂 46)の「2 度の失敗があっても、それを失敗ととらえないのが成功の鍵では」という質問に野口は「挑戦すると必ず失敗する。失敗を楽しんだほうがいい。失敗して初めて見える景色もある」「人生トータルで考えて 51%うまくいけば成功。49%失敗してもいい」と自らの人生訓を披露した。

元乃木坂46 中田花奈(なかだ かな)

エベレスト登頂に 3 度目で成功した野口。なぜ成功することができたのか?にもかかわらず自身を登山家として 3.5 流と認めるのはなぜか。登山界を驚かした野口の初めての挑戦についても語られる。

中田花奈・INTERVIEW

Q. まずは収録の感想をお願いします。

野口先生はすごくポップにお話しされていたのですが、登山は“死”と向き合いながらするものだ、という内容が印象的でした。ご自身も死に直面したことがあり、仲間が亡くなるような経験をしながらも挑戦することが、すごいと思いました。


Q. 登山のイメージは変わりましたか?

とても変わりました。“高山病”という言葉は聞いたことがありましたが、 “生死”に関わるものだとは思っていなくて…。エベレストを登るときに、食料や道具を運ぶためにある一定の道を何回も登ったり降ったりして徐々に体を慣らしてから登り始めないといけないっていうことも初めて知りました。どれほど登山が大変なものなのか、改めて聞いて驚きました。

Q. 収録中も、積極的に野口先生に質問されていました。

野口先生とお話しできる機会なんて滅多にないので、経験や知識を得たいと思っていましたが聞けば聞くほど、自分には絶対(登山は)無理だなと(苦笑)。まったく知らない世界を知れたことが新鮮でした。


Q. 授業では、野口先生の“人生の分岐点”というお話もありましたが、中田さんはご自身の半生を振り返ってみて、いかがですか?

私は、乃木坂 46 からの卒業が自分の分岐点だと思っています。野口先生も“タイミングと分岐点の選択”というお話をされていて、「あのときの自分はどうだったかな」「その選択が正しかったのかな」「決断したときに、先の未来がちゃんと見えていたかな」など、当時の自分と照らし合わせながら授業を聞いていました。
野口先生が「ずっとキツい挑戦をし続けていると、それをやめたら何もなくなっちゃうんじゃないかと思った」といったお話をされていたのですが、実は私も乃木坂 46 の卒業を決断する前に、何もなくなってしまうのではないかと怖くなっていた部分もありました。でも、野口先生は「将来の自分を想像できるかどうか」とおっしゃっていて、私も「麻雀店を作ろう」と自分の未来を決めてから行動したので、あの選択は間違っていなかったのかなと。これからも、何かを選択するときには突発的に行動せずに、将来の自分が見えるかどうかをしっかり考えていけたらいいなと思いました。


Q. ちなみに、ふだんからちょっとした選択をするときにも、直感より頭で考えるタイプ?

結構考えるタイプではあるのですが、優柔不断すぎて、決めるのにすごく時間がかかってしまいます。例えば衣装を選ぶとき、用意されているものが全部かわいくて自分では決められず、マネージャーさんに「どっちがいいかな?」と聞いて決めてもらっていたりします(笑)。私の衣装のことなんて野口先生の挑戦と比べると、小さすぎて全然レベルが違いますが…。


Q. この番組をどんな人に見てほしいですか?

野口先生は高校を停学になったときに登山家になる決断をしたと聞いて、若くても「挑戦しよう」という選択ができるのだと思いました。どんな人でも、「自分には無理だろう」と諦めたり、「自分が何かに挑戦するなんて」と思ってしまうところがあると思いますが、きっとどこかでタイミングや巡り合わせがあって、ふっと自分の中に“湧いたもの”を掴みにいくことが大事なのかなと。やってみようかな、という気持ちを大切にしてほしいと思います。なので何かに挑戦できずにいる方、楽しい日常を送りたいなと思っている方に見ていただきたいです。


なお、中田花奈は、5月12日の記事でも報じたように、麻雀カフェ『chun.』も経営している。
https://actresspress.com/kana_nakada20230512/
5月18日深夜放送の東海テレビ「千原ジュニアのヘベレケ」に出演した際に、その経営を始めた理由について明かした。乃木坂46時代に出演した舞台「じょしらく」にて、「落語の舞台だったんですけど、たまたませりふに麻雀用語があって、検索したところから覚え始めました」そうだ。「乃木坂46を辞めた時点でタレント業が続くわけないと思って、私に仕事こないだろうから。女優になりたい夢やアーティストになりたい夢もなかったので、アイドルが好きでなったのでアイドル以上の目標が見つけられなくて、じゃぁ、麻雀好きだから雀荘やろうと思いました」と明かした。本インタビュー内容にもリンクする、乃木坂46卒業当時の心境がわかるトークであった。

◎ACTRESS PRESS編集部

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