2024年3月2日、東京・国立代々木競技場第一体育館にて『第38回マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER』(以下、マイナビTGC 2024 S/S)が開催された。
俳優やモデル、アーティスト、インフルエンサーなど、各ジャンルの旬が1度に集まる「TGC」。マイナビ TGC 2024 S/Sのテーマは「百花線乱」。春の訪れとともに迎えるTGCは、色とりどりのさまざまな花々が集まり、鮮やかに咲き乱れる特別な場所。百花が一堂に満開となるその瞬間は、儚さをも秘めた夢の瞬間である、という意味が込められている。
今回の開催では、TGCが提案する新しいファッションエンターテインメントの形として、s** tkingz プロデュースによる『s** tkingz produce TGC DANCE SHOW』 をはじめとする、co-creation(共創)による唯一無二のファッション✕ダンスのエンターテイメントショーを多数展開するほか、新たな価値やムーブメントを創造し、TGCの熱狂と興奮を世界中へ発信した。
リポート1本目は、TGC常連の中条あやみ、齋藤飛鳥、藤田ニコル、池田美優、池田エライザ、生見愛瑠、注目モデルのステージをピックアックしてご紹介!!
【中条あやみ(TGC special collection)】
オープニングのファッションショーは、日本を代表するスタイリストの一人、野口強氏によるスタイリングショー、TGC SPECIAL COLLECTION。TGC を代表するモデルのひとりで女優でもある中条あやみがランウェイトップバッターを務めた。
透け感のある真っ白なレース素材のワンピースにネイビーのパーカーを装った。カジュアルな着こなしでの、彼女にしか出せないオーラには観客から大きな歓声が。
鮮やかなオレンジ色のヘッドホン、また厚底のロングブーツが足元をクールに印象付け、トップバッターにふさわしいランウェイとなった。
【藤田ニコル(Calnamur)】
藤田ニコルが登場したのは、自身がディレクションしている「CALNAMUR(カルナムール)」のファッションステージ。それぞれが秘めている野心や希望、憧れを洋服で生活の一部に取り入れてもらえるよう、幅広いライフスタイルの方にお届けするブランドである。
ピンクや白を基調としたトータルコーディネートを着こなした藤田ニコル。ピンクのキュートなビッグリボンを頭に身につけていたのが印象的であった。今すぐ出かけたくなるような華やかなルックに会場も釘付けだった。
首元のアクセサリーと厚底サンダルをシルバーで統一感を出し、まとまったガーリーなファッションに。
ランウェイトップでの愛らしい投げキスには会場の観客が胸を打たれた。
【齋藤飛鳥(KEITAMARUYAMA)】
齋藤飛鳥が登場したのは、今年30 周年を迎える日本を代表するブランド 、KEITAMARUYAMA12 年ぶりのスペシャルショー。今回の参加にあたりデザイナーである丸山敬太氏は、「30 周年。僕がブランドをはじめた頃、全然生まれていないフレッシュなオーディエンスに向けた完全アウェーのステージで、ファッションの持つ夢とエネルギーで、文字通り『百花繚乱』のスペシャルな SHOW を!!咲かせます。」とコメントした通り、過去の作品から『百花繚乱』に相応しい花々が散りばめられた衣装が続々と披露された。
齋藤はシンプルな白シャツに色鮮やかなフレアスカートを合わせ、まるで英国の庭園を連想させるコーディネートでランウェイを歩いた。ランウェイを歩くたびに広がるスカートの裾や、こまめにあしらわれたお花の装飾が輝いていた。
ランウェイトップでは、手にしていたバックを顔で隠した後、ひょっこりと顔を覗くといったキュートな仕草をステージで見せ、客席から大きな歓声が湧いた。
デザイナーKEITAMARUYAMA ならではの世界観を表現し、皆圧倒された。
【齋藤飛鳥(TGC vintage collectionステージ)】
TGC vintage collectionステージに登場した齋藤飛鳥は、TGC前半に披露した鮮やかでポップな印象とは違い、全身ブラックコーデでランウェイに。
70年代のオールドファッションながらも、どこか新しいゴールドで縁取られたバラがあしらわれた気品溢れるワンピースを装った。
すぐにでも旅に出かけたくなるような冒険的なアクセサリーも印象的であった。
【生見愛瑠(60%)】
今、最も勢いのある国内最⼤級のグローバルファッションストア 、60%(シックスティーパーセント)。
TGC 初出展となる、1,500 以上の話題のアジアブランドが集結する60%のステージでは生見愛瑠がガールズクラッシュなテイストを表現。
めるること生見愛瑠はパーカに、同系色のミニボトムを合わせたカジュアルコーデで登場。
キュートな笑顔で客席を魅了していた。
流行りのニット帽との厚底編み上げブーツのモノトーンコントラストがめるるのキュートさを一段と高めた。
【池田美優(moment +)】
今、人気の注⽬ブランドがラインアップする It BRAND STAGE。手軽にトレンドかつベーシックな着回せるアイテムを提供する人気ブランド moment+(モーメントプラス)が、 “かっこいい”と“かわいい”をテーマに2部構成でショーを展開した。
池田美優のクールビューティーなイメージにぴったりな夏を感じさせるカジュアルコーデを披露。黒の短め丈のタンクトップと斜めがけされたラメ素材羽織物がステージ上で輝いていた。
カジュアルさと上品さを兼ね備えたサンダルと手首につけていたアクセサリーが印象的であった。
池田美優の誰にも真似できない目力とポージングで観客を魅了した。
【池田エライザ(aki masuda)】
今の時代、様々な仕事で輝いている女性たちがいる。そんな女性たちに多様な生き方をみせていきたい。そして、そんな女性たちの多様な生き方を応援していきたい、その想いのもと、TGC では「ウーマンエンパワーメントプロジェクト」と題し、コンセプトショーを展開する。今回参画したのは、2021 年春夏よりブランドをスタートした aki masuda。 『愛と幸せ』を軸に、デザイナー増田愛樹氏がもつ夢や憧れ、ファンタジーな世界観を、衣服を通して創造し、手書きのモチーフやアートのような立体感、フェミニンでボリュームのあるドレスが特徴的なブランド。
今季のaki masuda のシーズンコンセプトは結婚式前日女の子たちだけで行われる『bachelorette party』。デニム生地を中心に、トレンドのチュールをふんだんに使ったボリュームスカートを纏ったのは、池田エライザと中条あやみ。
【中条あやみ(aki masuda)】
中条あやみは、デニムとチュールの素材が混合したドレスを着こなし、前開きのチュールスカートから垣間見える美脚で会場を沸かした。
リポート2本目以降では、ブランドごとランウェイ、坂道系グループ単位など、数本に渡り紹介予定。乞うご期待!!
【感想】
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◎ACTRESS PRESS編集部
・文:中嶋未来(上智大学)
・写真:ACTRESS PRESS編集部 Photographer: SHUN
・協力:Scketto
・リポーター記事連載一覧:https://actresspress.com/category/report/
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