2023 年 8 月 7 日に国立代々木競技場 第二体育館にて東京ガールズコレクション（以下、TGC）協力のもとア イドルとファッションを融合した夢の祭典として『IDOL RUNWAY COLLECTION Supported by TGC』（以下、 IDOL RUNWAY COLLECTION）が開催された。
いわゆるアイドルフェスとは異なり、ファッションショーをメインコンテンツとして実施。IDOL RUNWAY COLLECTIONでしか見ることのできない、アイドルとファッションが融合した豪華コンテンツを多数展開しているほか、アリーナには女性が安心して楽しむことのできる限定エリアを設けるなどアイドル好きが喜ぶイベントとなった。
昨年デビュー２組『高嶺のなでしこ』『FRUITS ZIPPER』メンバーのモデルランウェイに注目。
【松本ももな(高嶺のなでしこ) 】
『IDOL RUNWAY COLLECTION Stage』では登場した途端女性から大きな歓声が上がった松本はパフスリーブの効いた黒のシースルートップスにタイトワンピースを合わせた大人可愛いコーデを披露。
歓声の大きさに驚きの表情を見せながらも、ランウェイトップではウィンクを決めるなど緊張を感じさせないランウェイとなった。
先程の大人っぽいステージと反対に『LARME Stage』ではリボンのついた天使のような装いの純白コーデを見せた松本。この日2回目のランウェイとあって落ち着いた様子でランウェイトップではハートを書く仕草を見せ女性ファンを虜にした。
『LARME Stage』ではfemme fataleの戦慄かなのと頓知気さきながランウェイ後にフリーダンスをし始めたことを皮切りに、個人ランウェイ後の横一線に並んだ時間でも各モデルが音楽に乗る軽やかなランウェイステージとなった。
【籾山ひめり(高嶺のなでしこ)】
指原莉乃がディレクターを務めるコスメブランド『Ririmew』のステージでは足がチラ見えする秋らしいオレンジタイトスカートで登場した。このステージはブランドの人気商品センシュアルティントのカラーイメージに合わせてコーデが組まれており籾山はサンゴブロッサムの色味を担当した。
【橋本桃呼(高嶺のなでしこ) 】
『TikTok Stage』ではベレー帽にレザー生地のジャケットとミニスカートと甘辛コーデで登場した橋本。
ランウェイトップやサイドで屈んでポージングに応えるなどファン思いなステージを見せた。
【松本かれん(FRUITS ZIPPER) 】
大きめなスクエア型の衿がついた真っ白なワンピースにレース生地の水色のアウターを羽織り甘めなガーリーコーデを見せた松本はファンに向けて投げキスするなど落ち着いた様子でステージを飾った。
ステージラストにはそれぞれがアップで抜かれ決め顔を見せるなど『IDOL RUNWAY COLLECTION』らしいアイドルの魅力が詰まったランウェイステージとなった。
【櫻井優衣(FRUITS ZIPPER) 】
『IDOL RUNWAY COLLECTION Stage』では天使の羽が付いたようなゆったりとしたシアーワンピースで登場した櫻井。
登場と同時に女性から歓声が上がりサイリウムや団扇に応えるなど落ち着いた様子でランウェイを歩き切った。
【鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER) 】
『Zipper Stage』ファーストバッターに登場した鎮西はアーガイルのニットトップスにミニタイトスカートを合わせ多色使いコーデを見せた。ランウェイトップで指鉄砲を撃つ仕草を見せロックな魅力溢れるステージとなった。
ランウェイ最後には個性溢れるロックコーデに身を包んだモデル達が集合し、アイドルらしい衣装とのギャップ萌えとなったステージに会場からは拍手が起こった。
ライブでは、今年デビュー『CANDY TUNE』『ラフ×ラフ』も登場。
【高嶺のなでしこ】
曲が始まると松本から「カメラ撮影OKです！ぜひ私達を可愛く撮ってください！」の声がかかり普段のアイドルライブでは見れないスマホ片手に応援する形になった。一曲目の『可愛くてごめん』ではTikTok中心にSNSで人気を集めていることもあり曲が流れると歓声が上がった。
この日はShowroom内でグループ結成1周年記念にマネージャーからプレゼントされたオーダーメイドのイヤモニを始めてつけてのライブとなった。1年目とは思えないほどの勢いで坂を駆け上がる高嶺のなでしこの輝きに2年目以降も期待が集まる。
ランウェイにも登場した松本は曲の随所で団扇を持つファンにサービスを送るほか、観客と共にタオルを振り回すなど一体感溢れるステージになった。
＜セットリスト＞
M１：可愛くてごめん
M２：＃超絶かわいい
M３：初恋のひと。
M４：ファンサ
M５：決戦スピリット
【FRUITS ZIPPER】
高嶺のなでしこ同様カメラ撮影OKの中で始まったステージは、すぐに彼女達の人気を証明するようなカラフルなサイリウムでいっぱいになった。そして前日まで開催されたTIFでの連日のステージの疲れを見せず会場を虜にした。
最後には可愛らしいセリフでTikTokを中心に人気を集める『わたしの一番かわいいところ』を披露。
ラストサビ前には中央ステージに進みファンの声援に答えた。終了後は女性からも名前を呼ぶ声が聞こえ可愛いに全振りするFRUITS ZIPPERの女性人気を伺うことができた。
＜セットリスト＞
M1：ハピチョコ
M２：ぴゅあいんざわーるど
M３：超めでたいソング こんなに幸せでいいのかな？
M４：わたしの一番かわいいところ
【CANDY TUNE】
初開催となった『IDOL RUNWAY COLLECTION』のオープニングアクトに登場したCANDY TUNEは緊張の色を見せず人気曲『キス・ミー・パティシエ』『hanamaru』を披露し見事に大役を果たした。
『キス・ミー・パティシエ』では曲中に観客から自然と拍手が沸き起こりデビュー半年足らずとは思えないほどの会場の一体感と盛り上がりを見せた。
＜セットリスト＞
M１：hanamaru
M２：キス・ミー・パティシエ
【ラフ×ラフ】
佐久間宣行がプロデューサーを務めるラフ×ラフはデビュー曲『100億点』を含め全4曲を披露した。
ステージ途中には『こんなランウェイは嫌だ！』のお題に大喜利を始め、ランダムで各々が踊りながら考えを巡らすシーンも見られた。アイドル×ランウェイ×大喜利という他のグループにはできない個性溢れるステージに会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
＜セットリスト＞
M１：100億点
M２：9 revenge
M３：考える時間をください
M４：laughing!
【MC】
ニューヨークと共にオープニングステージの衣装でMCに登場した矢吹奈子はランウェイ後の忙しさもありうっかりマイクのスイッチを入れ忘れ喋り出すシーンも見られた。
そんな天然な矢吹にTBS系情報番組ラヴィットでの共演もしている屋敷は「ちょっと奈子ちゃん！裏でスイッチだけはオンにしてくれって言われてたやん！」と仲睦まじいツッコミを見せた。
また会場にはファンサービスをもらおうと矢吹の推し団扇を掲げる人がいる中で、即興で書いたような「やしき」のスケッチブックを見つけ会場は笑いに包まれた。
【information】
公式サイト：https://idolrunwaycollection.jp/
◎ACTRESS PRESS編集部
・取材：文：遠藤葵（法政大学）
・撮影：scketto
・リポーター記事：https://actresspress.com/category/report/
