【入山法子・インタビュー】パルコ舞台「首切り王子と愚かな女」上演直前!心境を語る!

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

パルコ舞台「首切り王子と愚かな女」が、いよいよ6月15日(火)から上演開始される。本作は、自分勝手で傍若無人な王子と、運命的に王子と出会う“愚かな女”を巡るダーク・ファンタジーで、蓬莱竜太が手掛ける作品。ミュージカル界を代表する俳優の一人井上芳雄が主演を務める。

ACTRESS PRESS編集部では、舞台上演が直前に迫った女優入山法子にインタビューを敢行。作品の見どころ、演技について、稽古について等について訊いた。2016年4月以来、5年ぶりのインタビューとなった。

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q. 本作へのご出演が決まった時のお気持ちは?

私は、もともと蓬莱竜太さんの作品のファンで、プライベートでも仲良くさせて頂いていて、ずっと「いつか蓬莱さんの作品に出たい」と冗談半分本気半分で言っていたんです。しかも、PARCO劇場も「いつか立ちたい」と思っていた劇場だったので、本当に嬉しかったです。


Q. 本作は、どのような作品でしょうか?

架空の国のファンタジーで、井上芳雄さんが演じる”首切り王子”がいるお城の話です。伊藤沙莉ちゃんが演じる民衆の女の子が召使いとして城に仕えて、お城の中での、野心や憎しみなどが入り混じった人間関係が描かれています。


Q. 入山さんは、どんな役柄を演じるのでしょうか?

私は、井上芳雄さんが演じる王子と結婚をする隣の国の王女の役なのですが、彼女も自分の信念を持っていて、自分も王子の王女として、この城でのし上がりたいと思っています。”そうすることでしか、自分は生きられない”と思っている役柄です。


Q. 入山さんご自身と、今回の舞台で演じる役柄の女性との共通点はありますか?

今回演じる役柄は、”怒りのエネルギー”の強い女性なので、そういう意味では、あまり似てないかなと思います(笑)。だからといって、彼女の気持ちがわからないというわけでもなくて、”自分が生きていくためにはこうするしかない”という思いなどには、すごく共感できる部分もあります。そういう部分を通じて、ストーリーの最後までかき乱したいなと思います。


Q. 役柄を演じるにあたり、準備したことなどはありますか?

”怒りのエネルギー”の準備はしていないですが(笑)、伊藤沙莉ちゃんが演じるヴィリを目の前にすると、やはりライバル心が沸々と芽生えてきます。蓬莱さんの演出で、怒りや反骨心を出しやすくする動きをつけてくださったりするので、演じながら、その時々で生まれる感情を今は大事にしたいと思っています。これから皆で意見も出し合っていきたいと思います。

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q.蓬莱竜太さんからのアドバイスで参考になったことなどはありますか?

今回、蓬莱さんが一番最初の打ち合わせの頃から「”音”を大事にしたい」と仰っていました。役者が発する音を技術的な意味でしっかり作っていきたい、と。キャストのバランスとか物語の奥行きのために、”こうでなければいけない”という音がどうしても出てくるということなのです。蓬莱さんのイメージで、”私が発すべき音”がおありのようなのですが、私がまだそこにたどり着けていない感じがあって、「もっとエネルギッシュな音があるはずだ」と仰っていただいた時に、「どんな音だろう?」と、まだ探し中です。


Q. 稽古の様子はいかがですか?

最初は、私自身が緊張していたのですが、最近、やっとキャストの方やスタッフの方とコミュニケーションが取れるようになり、雑談とかもできるようになりました。ようやく、舞台の動きをつけきったところなので、これから感情的な部分をつめていこうとしているところなので、今から役者さんとのコミュニケーションが増えるところかなと思います。


Q. 共演者の皆さんの印象はいかがですか?

”はじめまして”の方ばかりですが、やっぱり、すごく舞台映えする方ばかりですね。稽古中は見入ってしまってます(笑)。


Q. 稽古で印象に残った出来事はありましたか?

蓬莱さんってすごく感情的なお芝居を演出される方かなと思っていたのですが、前半で技術的な話をされていたのが印象的でした。
それから、井上さんは、とても自然にふるまっているのに、”観客への届け方”が美しいなと感じました。声も美しいですし、立ち振舞も王子そのものという感じで、見入ってしまいます。ご一緒していないシーンの時は「ああ、きれいだなぁ」と見ています。(笑)

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q. 今後、どんな女優さんになっていきたいですか?

「入山法子が出ているから見てみたい」と思ってもらえるような女優になりたいですね。「入山法子なら、どう演じてくれるだろう」という期待には常に応えていきたいと思っています。
女優として、”紙の上でしか生きられない人物”を体現する魅力を年々強く感じるようになってきているので、そういうことを大事に取り組んでいきたいと思っています。


Q. コロナで大変な時代ですが、今後、エンターテイメントがどうなっていってほしいですか?

エンターテイメントは、絶対に必要なものだと思うんですよ。衣食住と関わってはいないものではありますけど、エンターテイメントは心の栄養になるものだと思うので、形は徐々に変わっていくかもしれないですけど、絶対に必要なものだと思うので、ずっと携わっていきたいと思います。
エンタメの未来を信じています。

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

入山法子/撮影:ACTRESS PRESS編集部

Q.ファンの皆さまへのメッセージをお願いします。

コロナ禍ということもあって、常に日常に不安やストレスを抱えがちな時代ですが、劇場くらいは楽しい時間を過ごしてもらいたいと思います。見終えて劇場を出る時に「見て良かった」と思っていただけるような作品を皆で作ろうと頑張っておりますので、是非見に来ていただきたいです。
私自身、舞台では今までやったことのない役柄なので、新たな一面も見ていただけると思います。


▼メッセージ映像

【パルコ舞台「首切り王子と愚かな女」概要】

【作・演出】
蓬莱竜太
【キャスト】
井上芳雄 伊藤沙莉/
高橋 努 入山法子 太田緑ロランス 石田佳央 和田琢磨
小磯聡一朗 柴田美波 林 大貴 BOW 益田恭平 吉田萌美
/若村麻由美

【上演日程】
東京:6月15日(火)~7月4日(日)
大阪:7月10日(土)、11日(日)
広島:7月13日(火)
福岡:7月16日(金)、17日(土)

<会場>
PARCO劇場
(住所)
〒150-8377
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 8階

▼OFFICIAL WEBSITE
https://stage.parco.jp/program/kubikiri/
▼Twitter
@parcostage

【入山法子・PROFILE】

・生年月日:1985年8月1日
・サイズ:T=168cm B81 W62 H88、SH=24
・出身地:埼玉県
・血液型:A型
・特技:エレキベース・乗馬
・資格 アロマテラピー検定 1 級・2 級

アロマテラピーアドバイザーという資格試験を 年内に受ける予定。
NHK の朝ドラで着物を着て、自分で着られるようになれたらと和装準一級 取得

▼Twitter
@norikoiriyama

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