2020年1月27日(月)から2月16日(日)に東京・世田谷パブリックシアターにて行われる舞台『メアリ・スチュアート』のゲネプロが1月25日(金)に行われた。
【『メアリ・スチュアート』とは】
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第1幕は、2人の女王それぞれの視点で物語が進んでいく2部構成。
これまでの生活とは一変、剥き出しの壁の部屋に幽閉されているメアリとウエストミンスター宮殿の王座を支配する女王エリザベス。そしてメアリはエリザベス暗殺計画に関わった嫌疑がかけられ、死刑判決が下された。判決を不当なものとして正当性を訴えるメアリと、処刑を執行するか否か葛藤するエリザベス。
物語の鍵となるのは2人を対面させようと奔走する男性の存在。2人の女王から寵愛を受けるレスター(吉田栄作)。女王エリザベスに爵位を与えられ重宝され、愛人関係にあった事でも知られる人物。しかし、かつてはメアリと婚約をした間柄だった。そんな中に現れるのはメアリに恋心を抱くモーティマー(三浦涼介)。メアリが幽閉されている城の領主ポーレット(山本亨)の甥であるモーティマーが忠誠を誓うのは女王エリザベスか。それとも愛するメアリなのか。
世田谷パブリックシアター独自の花道を使った演出は、より近くで出演者の熱量を感じることが出来る贅沢な空間。どこに座っても近く感じることが出来る約600席の劇場は、無駄なセットを省いたシンプルな舞台で演劇の本質を観ることが出来ます。ここでしか出来ない演出にもぜひともご注目ください。
果たして2人の女王は対面を果たすことが出来るのだろうか?
舞台『メアリ・スチュアート』概要
【作】フリードリヒ・シラー
【上演台本】スティーブン・スペンダー
【翻訳】安西徹雄
【演出】森新太郎
【美術】堀尾幸男
【照明】佐藤 啓
【音響】藤田赤目
【衣裳】西原梨恵
【出演】
長谷川京子 シルビア・グラブ 三浦涼介 吉田栄作/
山本 亨 青山達三 青山伊津美 黒田大輔 星 智也
池下重大 冨永 竜 玲央バルトナー 鈴木崇乃 金松彩夏/
鷲尾真知子 山崎 一 藤木 孝
▼公式SNSアカウントツイッター
https://twitter.com/MaryStuart_Sept
▼世田谷パブリックシアター
https://setagaya-pt.jp/
▼記者会見に関しては、前記事参照ください。
https://actresspress.com/stage-marystuart20200125/
【取材後の感想】
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◎ACTRESS PRESS編集部
取材・文・佐々木愛(上記写真 左)