第39回モントリオール世界映画祭ファースト・フィルム・ワールド・コンペティションに正式出品された他、第24回セントルイス国際映画祭正式招待作品、Japan Film Festival Los Angeles2015正式招待作品となり、世界的に注目を集めている映画『かぐらめ』。モントリオール世界映画祭で多くの来場者が涙した感動作品が、いよいよ10月24日(土)より新宿 武蔵野館にて公開される。
映画『かぐらめ』は、山梨県・富士山麓の町(都留市)を舞台に、伝統芸能である「獅子神楽」の継承をめぐる親子の葛藤や人間の愛情を描いた心温まる感動の物語。主演 武田梨奈、父親役を大杉漣が務める。
メガホンをとったのは、山梨出身の奥秋泰男監督。広告・映像制作等を手掛ける株式会社ヌーヴォの代表取締役で、本作が長編監督デビュー作。
また、本作は、今年5月に大腸がんのため亡くなった俳優・今井雅之の映画出演作品としての遺作でもある。今井雅之は、父(大杉漣)の親友役で、神楽を保存しようと尽力する男・渡辺大介を演じている。父との間に深い溝ができてしまったヒロイン・菊地秋音(武田梨奈)が神楽を舞うことに思い悩む際にも励ましており、重要な役柄だ。
【あらすじ】
小学生の時に最愛の母を亡くした主人公・菊池秋音(武田梨奈)。母が亡くなる日、父(大杉漣)は母を看とらず「獅子神楽」を舞っていた。それ以降、秋音と父の関係に深い溝ができてしまった。
秋音は、高校卒業と同時に故郷を離れ、東京での生活も行き詰まっていた。また、父も妻の死による悲しみから抜け出せないでいた。
ある日、秋音は、母の13回忌に5年ぶりに実家に戻る。そこには、亡くなった最愛の母に似た女性がおり、葛藤が生まれる。
そのような中、60年に一度の大例祭が近づいた。ベテランの舞い手である父は、母が亡くなる日を最後に神楽獅子の舞を封印していたが、この記念すべき祭りで最後のを披露をすることに。しかし、父の体に異変が。。
伝統芸能「獅子神楽」をめぐって、親子の葛藤、そして人間の愛情を描いた感動の作品。
■「予告編」が公開されており、下記にて視聴可能。
【映画『かぐらめ』概要】
【出演者】
信太昌之
草薙良一
【スタッフ】
・監督・原案:奥秋泰男
・脚本:難波望
・エグゼクティブプロデューサー:清家端
・プロデューサー:前信介
・アシスタントプロデューサー:山中羽衣
・音楽:五十嵐宏治
・主題歌:「姿」片平里菜(ポニーキャニオン)
・撮影:岩永洋
・照明:加藤大輝
・録音:西山徹
・美術プロデューサー:吉田敬
・美術進行:佐々木伸夫
・助監督:齊藤勇起
・衣装:大森茂雄、加藤友美
・ヘアメイク:南場千鶴、柴田広美
・スチール:飯田えりか、飯本貴子
・製作会社:株式会社ヌーヴォ
・2015年10月24日(土)より新宿 武蔵野館にて上映。
・上映時:112分
・オフィシャルサイト:http://www.kagurame.jp/
【監督:奥秋泰男・プロフィール】
山梨県都留市出身。1988 年 桑沢デザイン研究所。 その後、広告代理店でグラフィックデザイナーを経て 1991年、ヌーヴォを創立。現在、株式会社ヌーヴォの代表取締役。大手企業のプロモーション映像やCF、さらに音楽PVやTVタイトル制作など、多岐に渡る映像作品を提供。
【「獅子神楽」について】
日本の伝統芸能。「神楽」の語源は、神を宿すところを意味する「神座」(かむくら・かみくら)が転じたとされている。
「獅子神楽」は、日本全国の保存会などの活動により伝承されてきたが、地方の高齢化と過疎化等に伴い、誰にも伝承されることなく消え去る恐れのある地域もある。
映画『かぐらめ』を通じて、伝統文化との関わり方や地域社会のあり方、地域に暮らす人々の生活が見つめ返され、活性化することに期待したい。
◎ACTRESS PRESS編集部
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